エネルギー環境論 担当教官:谷本 潤 教授 第2回講義 実験計画法 Practical Issue #1 因子・水準が多数ある場合完全実験する のは大変だ! 水準/因子 温度[℃] 湿度[%] 材料 1 100 1.0 #1 2 150 2.5 #2 3 200 4.0 #3 4 250 5.5 #4 このような例を3因子4水準実験と云う. この実験で,例えばターゲットとして測定する物理量が引張強度 [N/m2 ]だとする.これを特性値と云う. 湿度と材料の因子は一定の条件で,温度因子の水準を変化させ たとき特性値に及ぼす影響を要因効果と云う. 一般にM因子N水準では ・完全実験 NM通りの実験が必要! →M,Nが大きくなると爆発的な数になる ・バリエーションスタディ 1+(N-1)*M通りでよい →標準ケース+着目因子以外は標準としたケース →正しい要因効果が計量できない ・実験計画法 R.A.フィッシャー,田口 →統計的裏付けにより完全実験からすると間引いた実験 を行うことで要因効果を推定する 直交実験,無作為化の原理 データの構造模型 xij=μ+αi+eij μ :平均値 αi :因子Aの水準i(Ai)の効果;Σα=0 eij :誤差;N.I.D.(0,σ2) 要因効果を図示すると... 交互作用 ある因子の要因効果が,別の 因子の水準がどうであるかに よって異なることがある.すな わち,いくつかの因子の水準 組み合わせに対し特別に生じ る組み合わせ効果があること になる.そのとき,これらの因 子間には交互作用が存在す ると云う. 直交表と割付線点図 列数が7 ↓ L8(27) ↑↑ 行数が8 2水準
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