第一章:ニアミス

第一章:ニアミス
ニアミスについて
• ニアミスとは
• ニアミスの歴史
• ニアミス時の心理状態の変化
• ニアミス時の対応
ニアミスとは
ニアミスとは、一般的にチキンと呼ばれる人種が好意を持つ相手と接近することである。
元々、飛行機の異常接近のことをニアミスというのだが、チキン界では好意を持つ相手と接近したという
ことを周りに伝えるためにニアミスという言葉が生まれた。長い文で言うより、隠語にして短い単語で言った方が
効率いいということだ。チキン界のニアミスの意味がわかるチキン、そのチキンの周りにいる一般人にしか、
通じないという点も便利である。日常会話において、他人に聞かれたくないということがあるが、ニアミスなどの
隠語を使えば、聞かれても問題ないのである。なお、隠語については別章で記載する。
さて、好意を持つ相手と接近とあるが、どれぐらいの接近でニアミスになるのだろうか。
詳しくは後々出てくるが、ニアミスというのは相手の姿を確認したところからすでにはじまる。
つまり、ニアミスの本来の意味とは少し違ってくるのである。そして、ニアミスの度合いによって
ニアミスの数が増えたり、減ったりする。このニアミスの数がその人のチキン度を表すであろう。
一般世界におけるニアミスの意味が頭から離れない人は、チキン界のニアミスの話は理解できない。
では、どのようにしてニアミスが生まれたのか見ていこう。
ニアミスの歴史
ニアミスはどのようにして生まれたのか。その歴史を見ていこう。
ニアミスは2006年4月27日に誕生した。その日は学校のある行事で会長と副会長は毎回のことなので
参加していた。会長が思いをよせる人(以下mseとする)も参加するだろうという思いで会長は参加した。
しかし、mseはいなかった。なので帰ろうとしたときに、会長はmseとすれ違った。その時に
ニアミスという言葉は誕生したのだ。その日は3回mseとすれ違ったので、ニアミスの数は3となっていた。
当時はまだニアミスの数え方がはっきりしていなかったので、すれ違うたびにニアミスの数はプラス1となって
いた。
その後、チキン界にニアミスという言葉が使われるようになった。
ニアミス時の心理状態の変化
ニアミス時の心理状態はどのように変化するのだろうか。
ニアミスした時、まずこう思う。「話しかけるチャンスだ」と。しかし、自分のチキンが強すぎて
話しかけることができない。そして、相手がどこかへ行ってしまう。
その後、後悔するのである。「話しかけとけばよかったな・・・」という風に。
それが毎回のように起こる。ニアミスというのはこういうことなのである。
ニアミスというものは、急に起きるものである。学校の中にいる以上、どこで会うかわからないのである。
だから教室から外へでるときは警戒しなければならない。警戒していても、
ニアミス時はびっくりしてしまうものである。そして、声が出なくなってしまう。
これも話しかけられない原因の一つである。ニアミス時は心臓が早くなり、体が熱くなる。
それで向こうから挨拶なんてしてきたときは本当にどうすればいいのかわからないのである。
ニアミス時の対応
では、ニアミスした時はどのように対処すればいいのだろうか。
まず、今自分はテンパっているんだということを悟られないように、平然としなければいけない。
そして、できるだけ話しかけることを心がける。それが無理でも挨拶、会釈程度はできるように
頑張る。自分のチキンに勝たないといけないが。
相手から挨拶、会釈などをしてきた場合は、あせらずに挨拶、会釈を返す。
その時もテンパっていることを悟られてはいけない。例え心臓がバクバクいっていようが体が熱くなっていようが
普通の状態を保たなければならない。
相手が気付かないようところで発見した場合は、二つの選択肢がある。
自分で近づいていき、挨拶をするか、逃げるかのどちらかである。
挨拶、会釈をする勇気がない人は逃げるのをおすすめする。変に近づいてテンパルと
よくないからだ。チキンはほとんど後者に値すると思うのだが。
以上のことを覚えておけば、ニアミスしても大丈夫だろう。
練習問題1
問1.ニアミスとは何か?
問2.ニアミスはいつ誕生したか?
問3.ニアミスはどのような状況で誕生したのか?
問4.ニアミス時はどのように対処すればいいのか?
(a)対面でニアミスしたとき
(b)相手が挨拶、会釈などの行為をしてきたとき
(c)自分は気付いたが、相手が気付かないとき