開放型企業間情報共有システムの試作 Prototyping an Open B2B Information Sharing System 目次 ・研究の目的 ・従来のBtoBシステムとの比較 ・企業間情報共有システムの開発 ・試作システムの評価とまとめ 研究の目的 ・オープンネットワークの広がりと、XML技術の 登場を背景とした、新たな企業間情報共モデル の開発 ・プロトタイプシステムを開発し、その有効性を 検証する ・従来のBtoBシステムとの比較① EDI(Electronic Data Interchange) 取引先企業 部品 メーカーa 発注企業 発注伝票データ 企業A VAN/専用線 受注確認 部品 メーカーb 部品 メーカーc 特定企業間(1:1又は1:n)の関係 専用プロトコルによる閉鎖型ネットワーク 受・ 発注伝票の電子化(電子伝票化) ・従来のBtoBシステムとの比較② e-Marketplace(priceline.comの例) 売り手 ③見積もりを送信 企業a 仲介者 買い手 priceline.com ①購入希望条件 ②希望条件を送信 a130 企業A 100 ⑤結果を送信 ③見積もりを送信 企業b b120 c100 ④各社の見積もりを条件と比較 ③見積もりを送信 企業c 不特定の参加企業間(n:n)の関係 オープンネットワークを利用、XML形式のデータを利用 売り手と買い手間における売買データのマッチング ・今回考案した企業間情報共有システム Data Marketplace Data A" Data A 企業a 企業A 企業b Data A+B 企業B Data B 規格化されたフォーマット に変換 Data A"+B"+c Data A"+B" 企業c 消費者 不特定の参加企業間(n:n)の関係 オープンネットワークを利用、XML形式のデータを利用 参加 企業間における情報の共有と流通 EDI 機能 企業関係 利用する ネットワーク 情報の交換 特定企業(1:1又は 1:n)の関係 閉鎖的なネットワークで あるVAN、専用線などに よるクローズネットワー ク e-Marketplace 情報のマッチング 不特定参加企業間 (n:n)の関係 今回のシステム 情報の流通 不特定参加企業間 (n:n)の関係 オープンネットワーク、 XML形式のデータを利用 オープンネットワーク、 XML形式のデータを利用 オープンな技術により利 用可能 オープンな技術により利 用可能 売り手と買い手の間にお ける売買情報のマッチン グ 企業間での情報の共有 業界ごとに専用プロトコ ル その目的 商談、取引を成立させる ために必要な情報を交換 する 従来の紙でのやりとりを 電子的に置き換える データを取引の対象とし、 これにより所有する情報 資源を増大させること プロトタイプシステムの開発 Prototype System store-01.co.jp maker-01.co.jp html/http Product DATA Hub DataRegist Manager maker-n.co.jp XML/http html/http wholesalers.co.jp DataAccess Manager DB XML/http Consumer 複数のPCメーカーと販売店、卸業者間における製品情報の共有をモデル ・Webサービスとして情報共有機能を提供 ・XMLデータによる情報の登録と取得 ・試作システムの評価とまとめ 試作システムの課題 ・実用レベルへ向けたXMLタグの改良 (実在の業界フォーマット採用など) ・入出力アルゴリズムの強化 (データの概要抽出、アクセス管理) ・Webサービスとしての有効性の向上 (SOAP、UDDI、WSDLの対応など) データ・マーケットプレイスへの発展 新たなビジネスインフラへ
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