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第十章
翻译技巧

直译与意译

分译与合译

加译与简译/减译

倒译与变译
加译与简译/减译
(1)加译
→ 把原文的隐含意义或句子成分等内容用
显现的语言表达出来。但是在句义转达上,
却并非添枝加叶。
语言、文化背景的不同
(2)简译/减译
→ 把原文译得比较简洁。
①“剪裁法”:减译
②“提炼法”:简译
やってみよう
1.ではお脈を……お舌を……。
① 直译:那么就脉,舌。
② 加译:那么就让我摸摸脉,再看看舌苔。
2. 李さん、あの魔法瓶を……。
① 直译:小李,把那个暖水瓶。
② 加译:小李,把那个暖水瓶拿过来。
1.数量词的加译
量词的计量不同
啤酒三瓶
电影四部
筷子一双
熊猫一对
西装一套
香烟一条
ビール三本
映画四本
箸一撮/一膳
パンダ一番
洋服一着
タバコポール
有些词有数字,却与数字毫无关系。
三行半(みくだりはん⑤)
八里半(はちりはん④)
二枚目(にまいめ)
二子 (ふたご)
四六時中 (しろくじちゅう)
七厘 (しちりん③)
十三里(じゅうさんり③)
休书
烤白薯
美男子
双生子
一整天
炭炉
烤红薯
例 ⑴今回の会議が歴史の偉大な転換点となり、意義深い農村
改革がここから始まった。
⑵私は慎重に最初の息を吸った。
⑶彼は君の身体中に砂を浴びせた。
⑷私はその小道を急ぎ足に横切ろうとすると、不意に冷たい、
甘いにおいがしている。
⑸高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。
译文:
⑴这次会议成为一个伟大的历史转折点,一场意义深远的
农村改革从此开始。
⑵我慎重地吸了一口气。
⑶他扬了你一身沙子。
⑷我正要急步穿过那条小路时,闻到了一阵清凉的芳香。
⑸高濑船是一种往返于京都高濑川上。
2.补语的加译
日语:
①句子里仅出现表示结果或方向的词;
②使用些表示动作结果或者方向的句式
(动词连用形+終わる/用言连用形+てくる);
③使用复合动词
④句子里仅出现表示动作的动词。
汉语:
句子的叙述重心在于动作的结果或方向,汉语一般
用结果补语或者趋向补语。
常需加译的补语:进﹑出﹑上﹑下﹑回﹑见﹑到﹑
好﹑完﹑成﹑掉﹑走﹑去﹑来﹑满﹑上来﹑进来﹑
出来﹑过来﹑起来等。
例12
例13
例14
彼女は心をこめてかけ布団をたたんだ。
她精心叠好了被子。
良子は障子を閉じて、枕元に座った。
良子关上纸拉门,在枕边坐了下来。
風がふく。一郎は外套の襟を立てた。
风吹过来,一郎竖起了大衣领子。
3.体言1による体言2的翻译
“よる”有“由于﹑因为﹑根据”等意。(根据体言2
的不同,加译的词也应该随之变化。
Ⅰ、如果体言2是动名词时,应该加译“进行”等动词。
例 1、実例などによる説明。
根据实例等进行的说明。
2、アポロによる月到着。
靠阿波罗号进行的登月行动。
Ⅱ如果体言2是表示状态或不好的结果的名词,
应该加译动词“引起”或“造成”。
•
麻薬による陶酔状態。
由毒品造成的陶醉状态。
•
しらすによる食べ物中毒。
由小沙丁鱼引起的食物中毒。
如果体言2只是表示一般结果的名词,就应该加译动词“得到”等。
××調査方式による視聴率順位。
根据××调查方式获得的视听率顺序。
(1)加译
语言、文化背景的需要
例1 明治三十八年一月、漱石が「猫」を発表してから、彼の名
は俄かに一般的になった。しかし「猫」の一を発表した限
りでは、坊間の評はともかく、真面目な批評では「倫敦塔」
をより高く買ったのではないかと思われるふしがある。
 明治38年1月,漱石发表了《猫》之后,他的名字立刻
译文1
家喻户晓了。但是,《猫》的一问世后,姑且不论民间
的评论,严肃的批评对《伦敦塔》的评价似乎更高。

・
例1 明治三十八年一月、漱石が「猫」を発表してから、彼の名
は俄かに一般的になった。しかし「猫」の一を発表した限
りでは、坊間の評はともかく、真面目な批評では「倫敦塔」
をより高く買ったのではないかと思われるふしがある。
译文2 明治38年1月,夏目漱石发表了《我是猫》以后,
他的名字立刻变得家喻户晓。不过,《我是猫》
的第一部分问世后,民间的评论姑且不论,在严
肃的批评界,似乎对他的另外一部作品《伦敦塔》
的评价更高。
“评论”
上下文语境的需要
例2 説得の技術のテクニックとして、詫びたり、自分を卑下してみ
せて、相手を心理的に優位に立たせるというのがあります。こ
れは、相手を対立するものとして、とかく緊密な関係を作ろうと
いう手法ですが、親が子供にむやみに詫びるのは、子供を対
立ものとみなし、なんとか仲間意識を作りたいという深層心理
の表われと見ることもできます。これでは、子供はつけあがる
だけです。

・
説得の技術のテクニックとして、詫びたり、自分を卑下してみ
例2
せて、相手を心理的に優位に立たせるというのがあります。こ
れは、相手を対立するものとして、とかく緊密な関係を作ろうと
いう手法ですが、親が子供にむやみに詫びるのは、子供を対
立ものとみなし、なんとか仲間意識を作りたいという深層心理
の表われと見ることもできます。これでは、子供はつけあがる
だけです。

译文 说服人是一门学问,(有很多方式。)比如我们可以向对
方道歉,表现得谦卑一点,让对方在心理上占优势。但是,
这一手法往往用于设法与自己的对立面建立亲密关系的场
合。所以,父母随便向子女道歉,也是把孩子当成了自己
的对立面。而且,这种行为体现了他们内心深处的想法—
—想和子女建立一种伙伴关系。
 但是,这样做真的有效吗?我想这是会让孩子变得更加放
肆,(更加)不懂礼貌。
例3 この自由化という措置は、一つにはヨーロッパとの貿易関係
を深めるために必要なものだった。西ヨーロッパ諸国は、この
ときまで共産圏からの輸入と、日本からの輸入とについて依
然として制限を続けていたが、それは日本が西ヨーロッパか
らの輸入を制限している以上、当然の措置であった。
译文1 一方面,自由化是为了加深同欧洲的贸易关系而必须采
取的措施。到这时为止,西欧各国仍然继续限制从共产
主义国家的进口和从日本的进口,而这种限制,在日本
限制从西欧进口的情况下是当然要采取的措施。

・

例3
この自由化という措置は、一つにはヨーロッパとの貿易
関係を深めるために必要なものだった。西ヨーロッパ諸
国は、このときまで共産圏からの輸入と、日本からの輸
入とについて依然として制限を続けていたが、それは日
本が西ヨーロッパからの輸入を制限している以上、当然
の措置であった。
译文2 一方面,贸易自由化是为了加深日本同欧洲贸易关
系的必要举措。在此之前,西欧各国仍然继续限制
从共产主义国家和从日本的进口。西欧限制从日本
进口是理所当然的,因为日本也一直限制从西欧的
进口。
例4 日本人には「謙譲の美徳」という感覚があって、海外で
生活したときなど、それが原因で思わぬ失敗をするこ
とが多いようです。「何かお飲み物でも」と言われると、
「いえ、けっこう」と答えても、ちゃんとお茶やコーヒーが
出てくるのが日本ですが、外国ではまず出てきません。
译文 ・
例4 日本人には“謙譲の美徳”という感覚があって、海外で
生活したときなど、それが原因で思わぬ失敗をするこ
とが多いようです。「何かお飲み物でも」と言われると、
「いえ、けっこう」と答えても、ちゃんとお茶やコーヒーが
出てくるのが日本ですが、外国ではまず出てきません。
译文 日本人觉得谦逊是一种美德。在国外(日本)生活时,
由于这个原因,常常会发生一些意想不到的失误。
如去做客,主人问道:“您要不要喝点什么呢?”,
“不,不必了”。在日本,即便客人如此回答,主人
仍然会规规矩矩地端上茶或者咖啡。可是在外国却
不然,主人几乎什么也不往上端了。
例5 「あい」に始まって「をんな」に終わるのは戦前の辞書、
「あい」に始まって「わんりょく」に終わるのが戦後の辞書
である、といったのは高見順だ。むろん文学的な表現だ
ろう。こんど刊行される「広辞苑」(第三版)は「あ」で始
まって「んとす」で終わっている。はなはだ散文的である。
んとす: ⇒ 「むとす」
意志や推量などの意を表す。・・・・・・ようとする。
・・・・・・ことだろう。
散文的:
ものごとの表現や考え方などが平凡でつまらない。
※ 散文的な表現とは、詩のように美しくもなく、劇のように
おもしろくもない表現ということで、それが「写実的」を
意味するときもあり、「平凡」を意味するときもある。
例5 「あい」に始まって「をんな」に終わるのは戦前の辞書、
「あい」に始まって「わんりょく」に終わるのが戦後の辞書
である、といったのは高見順だ。むろん文学的な表現だ
ろう。こんど刊行される「広辞苑」(第三版)は「あ」で始
まって「んとす」で終わっている。はなはだ散文的である。
译文
例5 「あい」に始まって「をんな」に終わるのは戦前の辞書、
「あい」に始まって「わんりょく」に終わるのが戦後の辞書
である、といったのは高見順だ。むろん文学的な表現だ
ろう。こんど刊行される「広辞苑」(第三版)は「あ」で始
まって「んとす」で終わっている。はなはだ散文的である。
译文 高见顺说战前的辞典以“ai”(爱情)开始,“onna”
(女人)结束;战后的辞典以“ai”(爱情)开始,
“wanryoku”(暴力)结束。真是颇具文学色彩。最
近即将发行的《广辞苑》(第三版)则以“a”(起始)
开头,“n-to-su”(打算)结束,又很有点务实的味
道。
練習問題

家電業界では「冷蔵庫の日」(毎年夏至)などのように製
品にちなんだ日を記念日としキャンペーンを展開している。
「掃除機」(ゴミゼロで5月30日)、「洗濯機」(水の日で8月1
日)、「換気(扇)」(イイ空気で11月9日)。このほかさまざ
まなイベントも展開中。

・
練習問題

家電業界では「冷蔵庫の日」(毎年夏至)などのように製
品にちなんだ日を記念日としキャンペーンを展開している。
「掃除機」(ゴミゼロで5月30日)、「洗濯機」(水の日で8月1
日)、「換気(扇)」(イイ空気で11月9日)。このほかさまざ
まなイベントも展開中。

家电行业给许多商品制定节日,进行促销宣传。如把“冰
箱节”定在夏至,把5月30日定为“吸尘器节”,因为“5月
30日”在日语里可以与“无垃圾”一语谐音。8月1日是水节,
所以与“洗衣机节”结缘。11月9日,被选为“通风扇节”,
这是因为在文字游戏中它可以被戏称读成“新鲜空气”。除
此之外,家电业还进行其他各种各样的促销活动。
(2)简译/减译
例6 近代市民社会においては「契約は守られねばならな
い。」ということが、最も大切な常識の一つとされている。
しかし、これは、外から押し付けられていやいやながら守
る、といった性質のものではない。契約を守ることは、ほ
かならぬ自らの自由を守ることなのでもある。そのルー
ルは自分の意思で作ったルールであるから、自分でそれ
を破るのは、自らの首を絞めるに等しいとされる。
译文1 在近代市民社会里, “必须守约”的说法已经被看作是
最重要的常识之一。但是,这不是在外力强制下,虽不
心甘情愿却又无可奈何这一性质的举措。守约这件事,
正是保护自己的自由。契约的条款是按自己的意思制定
的,所以,人们认为自己毁约就是自己卡自己的脖子。
例6 近代市民社会においては「契約は守られねばならな
い。」ということが、最も大切な常識の一つとされている。
しかし、これは、外から押し付けられていやいやながら守
る、といった性質のものではない。契約を守ることは、ほ
かならぬ自らの自由を守ることなのでもある。そのルー
ルは自分の意思で作ったルールであるから、自分でそれ
を破るのは、自らの首を絞めるに等しいとされる。
 ・
译文
例6 近代市民社会においては「契約は守られねばならな
い。」ということが、最も大切な常識の一つとされている。
しかし、これは、外から押し付けられていやいやながら守
る、といった性質のものではない。契約を守ることは、ほ
かならぬ自らの自由を守ることなのでもある。そのルー
ルは自分の意思で作ったルールであるから、自分でそれ
を破るのは、自らの首を絞めるに等しいとされる。
译文2 在近代市民社会里,“守约”是一个最重要的常识,
但是,它不是在外力下的勉强之举,守约维护的正是
自己的自由。契约是自我意志的产物,毁约,无异于
卡自己的脖子。
例7 私は生かされている。野の草と同じである。路傍の小石とも
同じである。生かされているという宿命の中で、せいいっぱ
い生きたいと思っている。せいいっぱい生きるなどということ
は難しいことだが、生かされているという認識によって、いく
らか救われる。


我是被动地活着,和野草一样,和路旁的小石子也一样。
我想在被动活着的宿命中拼命活着。拼命活着虽然是很难
的,但由于认识到是被动地活着,所以有点得救。
我是“生”不由己,如同野草,如同路边的小石子。在“生”
不由己的宿命之中,我想竭尽全力地活下去。虽然这样
很难,但认清了自己的命运,多少得到些救赎。
例8 「手で食べる」という習慣は一つの文化である。その証拠
に彼らのしているように、うまい具合に手で食べられるか
どうか、試してみるとよくわかる。箸の使い方のように熟
練がいる。特に、おしるこのように、どろどろした液体の
食物を指先だけを使って口へ運ぶなどということなどに
いたっては、神技に近い(私もまだこれはよくできない)。
译文 ・
例8 「手で食べる」という習慣は一つの文化である。その証拠
に彼らのしているように、うまい具合に手で食べられるか
どうか、試してみるとよくわかる。箸の使い方のように熟
練がいる。特に、おしるこのように、どろどろした液体の食
物を指先だけを使って口へ運ぶなどということなどにい
たっては、神技に近い(私もまだこれはよくできない)。
译文1 用手抓饭的习惯是一种文化。只要你亲自试一试能
否像当地人那样灵巧地用手进食,就足以证明这一
点。它和用筷子一样需要练习。尤其是用手指尖把
滑溜溜的流质食物送到嘴里的技术,简直近乎神奇
(我至今仍没完全掌握)。
译文2 用手抓饭是一种文化,试试便知。它像用筷子一样
需要熟能生巧。像豆糊一样黏糊糊的东西用手指尖
就能吃进嘴里,简直近乎神奇(我至今没全会)。
例9 それ以来、私の好き嫌いがなくなった。母親の強硬手段も
今になっては感謝している。きっといい歳をしてもひどい
偏食が直らない人は、よほど甘い両親に育てられたのだ
ろう。他人が偏食をしても、別に私に迷惑が及ぶわけでは
ないのだけれど、食べ物の材料を細かく分析し、あれも嫌
いだ、これも嫌いだといわれると、一緒に食事をしている
こちらとしては、とても不愉快になってしまうのである。
译文1 从那以后,我完全没有好恶了。到现在,我都非常感
谢母亲的强硬手段。到了偌大的年纪还改不掉极端偏
食的人肯定是在相当宽容的父母的抚养下长大的吧。
别人偏食也不会给我添什么麻烦,但是仔细研究了食
品的成分,说那个不喜欢,这个也讨厌,在一起吃饭
的我听起来是非常不高兴的。
例9 それ以来、私の好き嫌いがなくなった。母親の強硬手段も
今になっては感謝している。きっといい歳をしてもひどい
偏食が直らない人は、よほど甘い両親に育てられたのだ
ろう。他人が偏食をしても、別に私に迷惑が及ぶわけでは
ないのだけれど、食べ物の材料を細かく分析し、あれも嫌
いだ、これも嫌いだといわれると、一緒に食事をしている
こちらとしては、とても不愉快になってしまうのである。
译文2 从那以后,我就再也不偏食了。而且,至今我仍然
对母亲当初的强硬手段心存感激。那些已经长大成人,
甚至有相当年纪的人,之所以还改不掉偏食的恶习,
可能多半是父母溺爱的结果吧。当然,跟大家一起用
餐,别人偏不偏食,并不至于给我添什么麻烦,可每
当见到挑三拣四的偏食者,我心里就很不舒服。
例10 ところが、事実はまさにその逆である。ヨーロッパの現
実からみるにせよ、ヨーロッパの歴史的経験から見る
にせよ、その結果はいずれも、この条約のある方がな
い方よりよいのではなく、悪いのだということを示して
いるだけである。
译文 ・
例10 ところが、事実はまさにその逆である。ヨーロッパの現
実からみるにせよ、ヨーロッパの歴史的経験から見る
にせよ、その結果はいずれも、この条約のある方がな
い方よりよいのではなく、悪いのだということを示して
いるだけである。
译文 但是,事实恰恰相反,无论是从欧洲现实来看,
还是从历史经验来看,都只能说明,有这个条约
不是更好,而是更坏。
練習問題

休みの時間になると、何人かの男子生徒が彼のとこ
ろに行き、彼を質問攻めにした。そして、すこし離れ
た場所で、女子生徒が彼らの会話に耳を傾けた。み
んな、季節外れの転校生の秘密を知りたがっていた。

、
練習問題

休みの時間になると、何人かの男子生徒が彼のとこ
ろに行き、彼を質問攻めにした。そして、すこし離れた
場所で、女子生徒が彼らの会話に耳を傾けた。みん
な、季節外れの転校生の秘密を知りたがっていた。

一到课间休息时间,总有几个男生围上去,向他问这
问那。而同时也总有女生在近处侧耳倾听。大家似乎
都想知道这位学期中间转校而来的新同学的一些秘密。