第19課 テレビの功罪 一、「ここ…来」 【用法】「ここ+時間名詞+来」 【意味】 (此句型表示“在最近一段时间以来” 的意思。书面语。作状语时,谓语多为持续性 的。) 二、「…一方だ」 【意味】ある方向(多くはマイナス評価の方向)に だけ変化が進んでいることを表わす。 【用法】「動詞連体形+一方だ」 変化を表わす動詞と接続する。 【用例】 ▲家賃の高さ、物価の上昇、公害など、東京は住み にくくなる一方です。 ▲このままでは月々の電話代が増える一方だと思い、 手紙を書くことにした。 三、「一概に…ない」 【意味】打ち消しの語を伴って、「一口に、ひっくる めて」という意味を表わす。 【用法】後ろに「できない」「言えない」など可能性 を否定する表現を伴って、「単純に/他のこ とを考慮しないで/自分の都合で…すること はできない」の意味を表わす。他の条件・状 況を考える必要があることを表わす。 【用例】 ▲有機野菜が安全だと一概には言えない。 ▲外国人労働者はどんどん受け入れればいいとは 一概に主張できない。 ▲値段の高い品物が一概にいい品とは限らない。 四、「…ことだろう」 【意味】「いま・ここ」では、分からないことについ て、感動移入しながら、推測する時に使う。 推測を詠嘆的に表現する。改まった書き言葉。 【接続】 ①「名+のことだろう」 ②「活用語連体形+ことだろう」 【用法】「きっと」「さぞ」や「どんなに」「どれほ ど」などの疑問詞と呼応することが多い。 【用例】 ▲険しい山の中だから、工事は難しかったこ とでしょうね。 ▲長いご旅行で、さぞお疲れのことでしょう。 ▲息子の戦死を知ったら、両親はどんなに悲 しむことでしょう。 五、「いながらにして」 【意味】慣用句。「その場を動かないで」と いう意味を表わす。 【用例】 ▲インターネットが発達して、いながら買 い物ができるようになった。 ▲テレビのスイッチをひねれば、いながら にして外国の情景が見られる便利な世の 中になった。 ▲いながらにして蕎麦屋でも寿司屋でも電 話で出前を注文することができる。 六、「…かれ…かれ」 【意味】 「どちらの場合であっても」の意味。 【用法】 対立的意味の形容詞が用いられる。 【用例】 ①良かれ悪しかれ/ 「よくても悪くても。よかろ うと悪かろうと」という意味。 ②遅かれ早かれ/ 「遅い早いの違いはあるが、い ずれそのうちに。いつかは必ず。」の意味。 ③多かれ少なかれ/ 「多い少ないの違いはあって も、どっちにしても。多くても少なくても」とい う意味。 七、「だけ」 1、限定を表わす ●その話を聞いて泣いたのは私だけでは ない。 ●あの人だけが私を理解してくれる。 2、程度を表わす ❶「動(可能)連体形+だけ+動」 「がんばる」「持つ」などの動詞を繰り返して、 「できる限りする」という意味を表わす。 ▲待てるだけ待ったが、彼は待ち合わせの場所に 現れなかった。 ▲そこのりんご、持てるだけ持っていっていいよ。 ▲がんばれるだけがんばってみます。 ❷ 「用言連体形+だけ+用言」 「極限まで事が進む、事を進ませる」の意味。 ▲明日はできるだけ早く来てください。 ▲ほしいだけ持っていきなさい。 ▲ここにあるお菓子をどうぞ好きなだけお取 りください。 ▲遠慮しないで食べたいだけ食べなさい。 ▲ここが気に入ったのなら、いたいだけいて いいですよ。 ❸ 「用言連体形+だけの名詞」 「するのに十分な」の意味。「生活力、金、勇気、 語学力、根性、やさしさ」などの名詞に付いて程度 を表わす。 ▲妻に本当を打ち明けるだけの勇気もなかった。 ▲分かっているだけのことはもう全部話しました。 ▲その日彼の財布にはコーヒーをいっぱい飲むだけ のお金もなかった。 ❹「これだけ」「それだけ」 「あれだけ」「どれだけ」 後ろには「~のだから」「~ば」「~のに」「~ても」など を伴って、 「こんなにたくさん、この程度まで」の意味を 表わす。 ▲これだけ努力したんだから、いつかは報われるだろう。 ▲よくがんばったね。それだけがんばれば、誰にも文句 は言われないよ。 ▲あれだけ頼んでおいたのに、彼はやってくれなかった。 ▲どれだけ言えば、あの人に分かってもらえるのだろう か。 八、「いける・いけない」 【意味と例文】 1、いける ①「することができる。うまくできる」という意味 ▲彼は音楽もスポーツもいける。 ②「相当の量の酒が飲める」という意味。 ▲彼はなかなかいける口だ。 ③「かなりのものである」「うまい」という意味。 ▲この饅頭は、なかなかいけるじゃないか。 2、いけない 【意味と例文】「いける」の打ち消し。 ①「悪い」の遠回しな言い方。 =「悪い・だめだ・よくない」 ▲この企画のどこがいけないだろうか。 ② (体質的に) 酒が飲めない。 ▲いけない口。 ★仮名書きが普通である。 九、「っぱなし」 【接続】 「動詞連用形+っぱなし」=名詞 【意味】 当然するべきことをしないで、「そのままにして おく」という意味。なすべき始末を怠って、そのま まの状態にしてあること。 「~たまま」とは違って、マイナス評価の意味が 含まれることが多い。 【比較】 A ラジオをつけたまま寝ている。 B ラジオをつけっぱなしで寝ている。 十、「ことだ」 【意味】その状況でもっとも望ましいこと、もっとも 良いことを述べて、間接的に忠告や命令の機 能を果たすのに使われる。話し言葉。 【用法】「動詞連体形+ことだ」 【例文】 ▲失敗を恐れずに、とにかくやってみることだ。 ▲あなたは病人なんだから、お酒は行けません。誘 われても飲まないことです。 ★ 話し手自身の個別的な意見・意向を出すのに 使われる。
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