知的障害児に対するバス乗 車および下車行動の形成 目的 知的障害児・者のサバイバルスキルの向上は、彼ら がより自立した生活をおくるために必要である。サ バイバルスキルとは、地域社会での生活スキルの ことである(買い物や交通機関の利用など)。 その中で特に、交通機関を利用するスキルがない場 合では、保護者の負担は大きい(労力・金銭面など) ので、その低減を図ることは、知的障害児・者の生 活の質の向上がなされるだけでなく、保護者に対し ても有意義であると考えられる。 目的 本研究では、バスの乗車および下車行動に、 保護者やヘルパーのサポートを必要とする知 的障害児に対して介入を行うことで、サバイ バルスキルの一環である交通機関の利用ス キルを身につけてもらい、一人で通学できる ようになってもらうことを目的とする。 方法 対象者 知的障害児1名 手続き 模擬施行にて乗車および下車行動 の課題分析をした後、プロンプトの方法を選 出し、実施場面へ移行する。 独立変数 バス乗車および下車行動を課題分析した上 でのプロンプト 従属変数 バス乗車および下車行動 問題点・疑問点 養護学校の外での実験は可能か。 介入の頻度。 プロンプトを最終的になくしたときに、乗車/下車行 動が成立したかどうかを確認する方法はどうするの か(実験者が付いて行って観察?) 評定者として第三者を設定するべきか。 記録方法としてビデオを使用するべき、それとも記 録用紙だけでよいか。
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