INSAT 研究グループ 発表 衛星回線と地上回線を統合運用する広域ネットワー ク・アーキテクチャの為のアドレス変換機構 INSAT-KG Mikiyo Nishida/[email protected] 1997/10/30 目的 • 往路→地上回線 / 復路→衛星回線 • 衛星回線を選択的に使用したい 手法 • アドレス変換機構(NAT)を応用した衛星回 線への経路制御 – 正しい複数のアドレスを使用したアドレス変換 • 従来のNATは、1つのアドレスを使用 – 受信側でのポリシーコントロール • 従来では、ポリシーの決定は送信側 全体のトポロジー 受信側トポロジー(1) • 受信側ネットワークの分類 – ホスト数 – インターフェースの位置 – 付与するアドレスの種類 受信側トポロジー(2) • ホストが1つ • 必要なアドレス数 2 受信側トポロジー(3) • ホストが複数 / インターフェースは同一ホスト上 • 必要なアドレス数 ・衛星ネットワーク/地上ネットワークのアドレスの場合 ホスト数 x2 ・プライベートアドレスの場合 2 受信側トポロジー(4) • ホストが複数 / インターフェースは異なるホスト上 • 必要なアドレス数 ・衛星ネットワーク/地上ネットワークのアドレスの場合 ホスト数 x2 ・プライベートアドレスの場合 2 受信側トポロジー(まとめ) アドレスの変換(1) • 変換しない時 パケットのアドレス 返信パケットのアドレス Gr-if Address: 受信側ホストの地上回線インターフェースのアドレス アドレス変換(2) • 送信時 アドレス変換したパケットのアドレス アドレス変換パケットに対する返信パケットのアドレス Gr-if Address: 受信側ホストの地上回線インターフェースのアドレス Sat-if Address: 受信側ホストの衛星回線インターフェースのアドレス アドレス変換(3) • 受信時 アドレス変換した時の受信パケットのアドレス アドレス変換した受信パケットのアドレス Gr-if Address: 受信側ホストの地上回線インターフェースのアドレス Sat-if Address: 受信側ホストの衛星回線インターフェースのアドレス アドレス変換による経路選択 • 受信側でのポリシー決定 – アドレス変換処理ホストは、衛星回線を使用し たいホストのアドレス一覧表を持つ – 衛星回線を使用したいときは、アドレス変換 – 使用しない時はなにもしない 衛星サービスホスト表 IP Spoofing 対策の問題 • Source Address を書き換える – ルータが Source Address でパケットをフィルタ していた場合 → 通信できない ▼ • ルータの設定を変更する • 送信側ネットワークまでトンネリングする 評価(1) • 動作実験 – 1997年9月 WIDE合宿 にて実験 – 動作を確認 評価(2) • 性能評価 – 衛星回線をシミュレートする実験ネットワークを構築 – ファイル転送の所要時間を計測 評価(3) プライベートホストでの所要時間 アドレス変換処理ホストでの所要時間 参照 • 論文本体は、INSAT のページに載せます。 • アドレス変換及びポート変換について – RFC1631 “The IP Address Translator (NAT)” – draft-rfced-info-srisuresh-03.txt
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