大阪府みどり戦略プロジェクトチーム みどりの風促進区域について ◆指定区域内の取組み 【3本柱】 ◆位置づけ ○「将来ビジョン・大阪」 ⇒ みどりの風を感じる大都市の形成 (1) 公共事業の重点化 ①新たな植樹スペースの設置、街路樹の補植、横断防止柵の緑化など、緑量の拡大 ②緑量を損なわない剪定の実施や、地域と一体となった街路樹の維持管理 ○「みどりの大阪推進計画」 ⇒ 「(仮称)みどりの風促進区域」の検討 (2) 中長期的な取組み ~都市計画手法による沿線民有地の緑化誘導~ ◆ねらい ○海と山とをつなぐみどりの太い軸線の形成を通じた 都市魅力向上により 大阪の成長に結びつく ・府民が実感できるみどりの創出 みどりづくり ・ヒートアイランド現象の緩和に貢献 ・官民一体の緑化によるオール大阪の取組みの促進 容積率緩和型 ○一律に緑化を求めるのではなく、緩和を受けたい方に緑化し ていただく 『選択可能な制度』 建ぺい率緩和型 (既に法定建ぺい率を超えて建て詰まっている市街地) ○関係市と調整の上、『効果が期待できる地域において実施』 ○府の都市計画変更に加え、関係市における地区計画の決定、 現在 建物 ※容積率 敷地 道路 建築条例の制定など、『関係市との連携』が必要 法定建ぺい率 60% 建物 緑視率 ◆指定区域の考え方 道路 敷地 ・敷地の道路側立面に対する緑の立面積の割合 ・規制緩和の基準として、全国で初めて採用 ○道路や河川を中心に、一定幅の沿線民有地を含む区域を指定 緩和要件 : 緑視率25%以上 ○次の視点で区域検討を行い、総合的に判断の上、候補区域を選定 緑被率、建物セットバック、景観誘導、耐火性能、高反射率塗装 など 高木 壁面緑化 ・海から山へ繋がる放射状、府内を環状に貫く ・市街化区域内の緑被率が府内平均を下回る区域の 緑 被 率 道路・河川 ・ヒートアイランド優先対策地域内の 及びその沿線 ・大規模公園緑地に繋がる 緩和後 建替促進 耐火性能 建物 緑視率 25%以上 ・大阪府地域防災計画に定める広域緊急交通路及びその沿線 法定建ぺい率 60%⇒80% ※容積率 ・市町村と連携した取組みが可能な 敷地 道路 緑視率 25%以上 建物 民 有 地 取組み (1) 路 100m ×100 高さHは、建築物の高さ(最大10m) ※大阪市とは、独自の手法で調整 取組み (2)、(3) 100m 道 民 有 地 敷地幅 W 緑視面積 緑視率(%)= 敷地幅W×高さH 道路 敷地 ※容積率の緩和の数値は、地域の特性を考慮して個別に検討 み ど り の 風 促 進 区 域 高 さ H 低木 | | | | | | | | | | (3) 短期的な沿線民有地の緑化推進 ①地域や企業と連携した沿線民有地緑化の促進 取組み (2)、(3) 促進区域の幅は、道路や河川と、その両側概ね100m程度 候補区域の概要 ・街路樹の整備と一体的な沿線民有地緑化の推進 ②民間企業独自の沿線緑化支援 ・造園資材の割引(1社参画予定) ・外構(植栽)工事の割引(8社参画予定) ◆区域数:12路線及びその沿線(別図参照) ・高反射率塗装工事の割引(1社参画予定) ◆総延長:約250km (うち大阪市内 約100kmと想定) ・住宅ローンの金利優遇(1行参画予定) ◆関係市:17市 ・店舗等の火災保険料の割引(1社参画予定) 大阪市、堺市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、守口市 枚方市、茨木市、八尾市、寝屋川市、松原市、和泉市、門真市 摂津市、高石市、東大阪市 ◆今後の予定 ③市町村緑化事業の優先的実施 ・関係市独自の民間緑化に関する事業、施策を 促進区域で優先的に実施 ④民間事業者への働きかけの強化 ○2月議会後に、制度要綱を制定の上、区域を正式に指定 ・関係市と連携し、開発の事前協議や景観法に基づく ○但し、都市計画の規制緩和は、府都市計画審議会、 新増改築の届出があった際に、接道部緑化を誘導 市都市計画審議会における承認後に適用。夏以降の予定 ◆知事重点事業の概要 ◇ねらいと効果 ・府民の実感を高める 中長期的な取組みを一層促進するため、実感できる緑を短期に創出 ・規制緩和の活用促進 短期的な取組みにより、緑を早期に見せることで、規制緩和の活用促進 ・地域力を高める 街路樹に対する苦情が多い中、府民協働のみどりづくりを実施 ・企業協力の更なる誘発 府の取組みを前提に、民間レベルの協力が拡大 ◇要求内容 『みどりの風促進区域重点緑化事業』(要求額 343,000千円) みどりの風の道形成事業 ※大阪市内を含む30箇所予定 ○公共と民間とが一体となったみどりの軸線づくり ポイント! 維持管理は、地域が実施 最大限の企業の協力を得る ・地域と共に、公共空間と民有地を一体的に捉えた緑化プラン(マップ)を作成 ・緑化プランに基づき、街路樹などの整備と、民有地緑化の支援 を併せて実施 民有地緑化の樹木は、民間企業からの提供 ◇目標 ・重点路線を中心に事業実施し、実感できるみどりを創出 ⇒ 5路線程度 年間30箇所×3ヶ年で、約7,500本を植栽 (片側 約1㎞/箇所) ・知事重点事業をインパクトに、促進区域の緑化を加速 ⇒ 府全体の緑化目標を3年前倒し
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