みどりの風を感じる大阪づくり~みどりの風促進区域での取り組み~ 15年後の大阪のみどり 取組みの方向性 【みどりの「軸」と「拠点」づくり】 (知事重点事業) 【数値目標】 ○市街化区域の緑被率を20%に (東京を凌ぐみどりの都市へ) 拠点 ○まちなかにシンボリックなみどりづくり(継続) ⇒「街かどシンボルツリー事業」 ⇒「まちなみストリート助成事業」 軸 ○海と山をつなぐ、みどりの風の道の形成 ⇒「みどりの風促進区域の創設」新規 ○8割の府民が「大阪にみどりがある!」と 感じているようなまちに みどりづくりのねらい 呼び込むみどりづくり 【基本方向】 民間の力を活かしてみどりを増やす。民間の力を活かせる条件を整える。 主要都市の緑被率比較 大阪市 9% 大阪府 14% 東京23区 18% *パリ 22% *ニューヨーク 24% *ソウル 38% *ウィーン 62% 【取組みの3本柱】 注)*は、関西大学調べ 都心半径10km圏域における みどりの割合で参考値 ①公共事業の重点化 ⇒みどりの風促進区域内の道路や河川の緑化を重点的に進める ②中長期の民有地緑化⇒都市計画の規制緩和(容積率・建ぺい率緩和、一部高さ規制緩和):市町村協力が必要 ※全国で初めて、緩和基準に「緑視率」を採用。実感できるみどりを評価。 ③短期的な沿道緑化 ⇒樹木の提供や資材の割引など、企業等の支援・協力により、沿道民有地の緑化を促進 ⇒ヒートアイランド現象の緩和により、 【現状データ】 知事重点事業のねらいと必要性 →中長期の都市計画の規制緩和に加え、 短期にも、府民にみどりの増加を実感いただく →市は規制緩和にあたり、府の本気度を見ている H22年8月 平均気温 30.5℃ (参考) 那覇 28.9℃ ②規制緩和制度の活用を促進 →短期的な取り組みにより、みどりを早期に見せる ことで、規制緩和の活用を促進させていく ③地域力を高める →現状では、街路樹に対する苦情が多い ◆みどりで地域力を高める ⇒地域をみどりで結びつける 樹木の強剪定や落ち葉清掃など 【現状データ】 Qネット(H21.7) ・「まちなかに緑が豊か と感じる」・・・1% 社長パル(H22.10) ・「企業活動に緑が 有効」・・・93% ・「まわりの緑が豊かに なれば、自分の敷地 も緑を増やそうと思う」 ・・・70% み ど り の 風 促 進 区 域 民 有 地 道 路 民 有 地 | | | | | | | | | | 知事重点事業の概要 ①府民の実感を高める ◆みどりで都市を冷ます 日本一の暑さを解消 事業単位 約1km程度 【現状データ】 100m ⇒人や企業をひきつけ投資を みどりの風促進区域での取組み 100m ◆みどりで都市の風格を高める →事業を通じ、地域と一緒にみどりづくりを実施 公共空間の維持管理にも協力を得ていく →アドプト団体とも連携 ④企業協力のさらなる誘発 →府の取組みを前提に、民間レベルの協力が拡大 →樹木無償提供、緑化資材・外構工事・高反射率 塗装の割引、住宅ローンの優遇が得られる予定 ○みどりの風促進区域重点緑化事業 430,500千円 企 業 の 協 力 も 視 野 に 民 有 地 緑 化 に ど う し て も 必 要 な 予 算 を 要 求 ①みどりの風の道形成事業 (406,500千円) ※大阪市内を含む30箇所を予定 ◆公共と民間とが一体となったみどりの軸線づくり ・促進区域内で、地域と共に、公共空間と民有地を一体的に捉えた緑化プラン(マップ)を作成 ・プランに基づき、公有地(街路樹など)の緑化整備の実施と、民有地緑化に対して支援 ・民有地緑化の樹木、プランターは民間企業から提供いただく (必要な樹木は確保済) ○企業の協力による継続的な緑化 ポイント! ・協力企業をロゴ等により認定・PRし、企業協力を更に拡大 ○ヒートアイランド現象の緩和にも貢献 ・駐車場への高反射率塗装、沿道でのミスト散布等も支援 維持管理は、地域が実施 最大限の企業の協力を得る ○地域が維持管理に協力しやすい仕掛けづくり ・将来の補植に備え、地域と共に府営公園等で苗木を育成 ・街路樹のイルミネーションや歩道でのみどりアーチなど、 地域発意のみどりのスポットづくりにも支援 ②先進緑化技術普及事業 (24,000千円) ◆先進的な緑化技術を促進区域から発信 ・屋上、壁面、駐車場緑化等の特殊技術に対して助成 知事重点事業の目標 ○重点路線を中心に事業実施 (4~5路線 年間 約1km/事業×30箇所) ○3ヶ年で、重点路線の約50%の区間に事業導入 (30箇所×3ヶ年で、約7,500本を植栽) ○知事重点事業をインパクトに、促進区域の緑化を加速 (府全体の緑化目標を3年前倒すペース)
© Copyright 2024 ExpyDoc