2ito090919_joeln

スピリチュアルケアとしての
Reflection
桃山学院大学
伊 藤 高 章
[email protected]
敢えて provocative に
• 他の “Reflection” とのコントラスト
– 強いて言えば「心理学」的な焦点
– 知識・技法の修得・確認よりも、価値観の確認及び変容が
焦点。
• 専門は「臨床スピリチュアルケア」
– 医療現場での患者の(心の?)ケア
– 抜き差しならないリアルな人間の有り様
• 何よりも
– もはや、その場しのぎのつじつま合わせ的説明では対応
できない程のJoelnの理論的深まり
090919
JOELN
2
プログラム
• 国際ワークキャンプ(インドネシア)
– キリスト教センター内 実行委員会
– 「共通自由科目」 = 全学対象・非専門科目
• インド異文化・ボランティア体験セミナー
– 国際センター 短期海外プログラム(体験型)
– 「共通自由科目」 = 全学対象・非専門科目
• International Study Camp 2009 in Osaka
– 大学開学50周年記念事業 (2009/9/13〜25)
– http://www.andrew.ac.jp/sociology/teachers/iwao/isc2009/index.html
090919
JOELN
3
Reflection1: 振り返り用紙
• 質問内容
1. 「今日、一番印象に残ったこと(人・物・出来事)
は、何ですか?」
2. 「あなたは、どのような気持ちになりましたか?」
(気持ちの反応)
3. 「そのことについて、何を考えましたか?」
(頭の反応)
4. 「次の一手は何ですか?」
(変容への促し)
090919
JOELN
4
Reflection2: グループワーク
• プロセス
1. 「気持ち」のシェア
2. 他者の「気持ち」へのフィードバック
3. それを前提にしてのディスカッション
090919
JOELN
5
Reflection3: 個人面談
• 内容
– 各自の課題の明確化
– 課題への取り組みのサポート
• 時間
– 4週間のプログラム中 2回/人
– 各1時間
090919
JOELN
6
スピリチュアルケア
理論的背景
090919
JOELN
7
WHO Definition of Palliative Care
(2002)
•Palliative care is an approach
that improves the quality of life
of patients and their families
facing the problem associated
with life-threatening illness,
through the prevention and
relief of suffering by means of
early identification and
impeccable assessment and
treatment of pain and other
problems, physical, psychosocial
and spiritual.
•緩和ケアとは、生命を脅かす
疾患による問題に直面してい
る患者とその家族に対して、
疾患の早期より、 身体的・心
理社会的・スピリチュアルな
痛みや諸問題に関して十分
な評価をおこない、それが障
害とならないように予防・対処
しすることで、クオリティー・オ
ブ・ライフ(生活の質/生命の
質)を改善するためのアプ
ローチである。
•http://www.who.int/cancer/palliative/
definition/en/
090919
JOELN
8
© 2009 Japan TeamOncology Program, J-TOP
存在&言語
多義的/象徴的
Spiritual
情緒的/自省的
Mental
共感的/操作的
Social
人間存在
Physical
090919
JOELN
客観的/論理的
9
コミュニケーション
インフォメーション
メッセージ
インフォメーションに対する
メッセージの優位
090919
JOELN
10
メッセージ
• 言語
– 情緒的/自省的
– 共感的/操作的
– 多義的/象徴的
• Cf. インフォメーションは
– 客観的/論理的言語
090919
JOELN
11
スピリチュアルケアの原理
© 2009 Japan TeamOncology Program, J-TOP
1. 存在には、宇宙論的な意味がある
2. 生命は、現実的な諸制約中にある
3. 人間は、弁証法的に、現実の中で
意味を求める
スピリチュアルケア
090919
JOELN
12
スキル 1
• Intra-personal Skill
– 「気持ち」の動きに気づく
– 価値観に自覚的になる
• Inter-personal Skill
– 「気持ち」を伝える
090919
JOELN
13
スキル 2
• Communication Skill
– 支持
– 明確化
– 対峙
090919
Support
Clarification
Confrontation
JOELN
14
海外体験学習のプロセス
• メッセージ・レベルでのコミュニケーションの
Intensive な体験
• 情緒的/自省的言語及び共感的/操作的言語
のスキル向上
• 多義的/象徴的言語の働きの確認
• 客観的/論理的言語のスキル向上
090919
JOELN
15
海外体験学習の目標
• 自己理解
• 他者理解
• 学習共同体形成
090919
JOELN
16