北川かっぱの会とは? 目標 → 「八国山、北山公園」一帯の緑の保全と 北川の清流復活 設立 →1995年5月 北川の場所 狭山丘陵の東麓、源流域は狭山公園や八国山界隈。柳瀬川、新河岸川か ら隅田川、東京湾へ 1.これまでの主な取り組み ① ② ③ ④ ⑤ 春、秋、年2回の川そうじ「北川クリーンアップ」 を市と協働で開催(95年~) 「北山わんぱく夏まつり」を多くの市民とともに 開催(95年~) 北川の復元プラン「未来の川へ」を発行(98 年) 市と市民が協働し、北山公園内の北川の自然 護岸(1期目)完成(04年) 続けて自然護岸(2期目)と粗石付双斜曲面式 魚道(世界で4例目)の完成(05年) ① 北川の川そうじ 北川のゴミの量は減っていない(グラフ;月1回の定期的な川そうじ 時に調査) 春と秋のクリーンアップを市と協働で実施 上記の他、月1回、定期的に川そうじを実施 北川のゴミの量(可燃・不燃ゴミ) 袋(40リットル用) 35 30 25 20 15 10 5 0 年 11 度 度 年 12 度 年 13 度 年 14 度 年 15 度 年 16 度 年 17 度 年 18 度 年 19 度 年 20 ② 北山わんぱく夏まつり 毎年8月初旬頃開催(今年で15回 目) 市民とともに実行委員会形式で開催。 市の支援もかなりあり 目的 →子どもたちに川や雑木林で 遊ぶ楽しさを体験してもらうこと 内容 →カヌー遊び、北川ウォーク、 八国山虫とりハイク、ザリガニ釣り、 北川水族館、草笛、ライブ、出店など 毎年、親子連れを中心に盛況 ③ 北川復元プラン「未来の川へ」発行 動機 →北川の原風景を取り戻 したい 内容 →北川復元の基本方針 や復元の具体的手法を提言 →市に提案(98年) 市で真摯な検討の結果、01年 に自然護岸化等の予算計上 計画の内容を「川端会議(市+ 市民団体+市民)」で検討 ④ 自然護岸の完成(第1期) 北山公園内の北川のコ ンクリート護岸をはがし、 自然護岸を復元(04年) 完成後は子どもたちが川 で遊び、動植物が生息し やすい環境が戻ってきて いる ⑤ 自然護岸(第2期)と魚道の完成 自然護岸(2期目;1期目 の下流側)と粗石付双斜 曲面式魚道(世界で4例 目)の完成(05年) 完成した魚道の効果につ いて魚類遡上調査を実 施し、多数の魚類が遡上 することのできる効果を 確認(06年) 2.最近の重点課題と今後の課題 ① ② ③ ④ 定期的な環境調査を実施 環境学習の支援 ブラックバス対策 流域の自然環境の保全、復元 ① 定期的な環境調査を実施(1) 水質調査 →公共下水道の整備などにより、90年代後 半以降、水質は改善されてきている(グラフはCOD濃度 の変遷) 25 1994 1997 2000 2003 2006 2009 20 15 10 5 後 前 川 合 流 前 川 合 小 山 場 (北 広 水 親 流 前 ) 前 下 大 堰 山 公 園 内 0 狭 ppm ① 定期的な環境調査を実施(2) 魚類調査 →年1回調査(夏ま つり時);トウヨシノボリ、オイカワ、 モツゴが多い。ギンブナ、タモロ コ、ドジョウ、ナマズ、メダカも見 られる。放流されたコイ、またオ オクチバス(特に~06年)も見ら れる。09年にはアユも。 底生生物調査 →ミズムシ、シ マイシビル、ヒラタドロムシ、トビ ゲラなど、少し汚い水に生息す る生物が多く見られ、予断は許 されない。 ① 定期的な環境調査を実施(3) 湧水調査 →湧水が枯渇しつつある可能性あり 95年調査 狭山公園たっちゃん池上 ○ 西武遊園地駅脇 ○ 多摩湖緑地内 ○ 07年調査 ○ × ○ 多摩湖集会所横民家内 ○ ○ 多摩湖町4丁目北川 八国山緑地二つ池 ○ ○ ? ○ 新山手病院内 ○ × ② 環境学習の支援 市内の小学校の環境学 習を支援 →北川の魚、 八国山の昆虫、北川流 域の鳥、プールでのヤゴ 救出作戦、狭山公園内 北川でのホタル観察など 市「みどりの楽校・探検講 座」の支援など ③ ブラックバス対策(1) 北川のブラックバスは狭 山公園内の池から流出 池の流出口にトラップを 設置 →大雨時はバスが 流出 池の魚類調査等を実施 →ブラックバスが占領、 ワニガメまで棲息! 今後の対策について協 議中 たっちゃん池で捕獲されたオオクチバス ③ ブラックバス対策(2) 捕獲された「ワニガメ」 池の流出口に設置されたトラップ ④ 流域の自然環境の保全、復元 北川の水量や水質を確保していくために →流 域の緑地(雑木林、宅地内緑地、農地)の保全、 雨水貯留・浸透施設の設置、湧水地(八国山、 狭山公園、多摩湖緑地等)の保全、下水道の整 備 生物が往来しやすい道をつくっていくために → 北川にある落差工の魚道化、多自然川づくり、 北川を軸にした緑のネットワーク化 行政とのパートナーシップの維持、発展 北川かっぱの会 機関紙「かっぱ通信」を 年5回発行 ホームページ http://homepage3.nifty.c om/kitagawakappanoka i/ かっぱブログ http://kitagawakappano kai.cocolognifty.com/blog/
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