統計解析 第7回 第6章 離散確率分布 今日学ぶこと •確率分布 •期待値 •確率分布の分散 確率と組合せの復習 袋の中に10個の玉、3個は不良品、ランダムに3個取り出す 765 1 7 3 2 1 3 C 0 7 C 3 不良品が0個の確率 0.292 10 9 8 24 10 C 3 3 2 1 3 76 C C 21 不良品が1個の確率 3 1 7 2 1 2 1 0.525 10 9 8 40 10 C 3 3 2 1 3 2 7 C C 7 3 2 7 1 2 1 1 不良品が2個の確率 0.175 10 9 8 40 10 C 3 3 2 1 3 2 1 1 C C 1 3 2 1 3 3 7 0 不良品が3個の確率 0.008 10 9 8 120 10 C 3 3 2 1 確率分布 不良品の数の確率分布 不良品 0 1 2 3 確率 7/24=0.292 21/40=0.525 7/40=0.175 1/120=0.008 度数分布に似ている 変量と変数 • 変量:すでに観測された値 • 度数分布:すでに観測された回数 • 確率変数:これから観測されそうな値 • 確率分布:これから観測されそうな確率 練習問題 確率分布表を作ってみよう! 今、2枚のコインがある。 2枚のコインを同時に投げたとき、 表が0枚出る確率、表が1枚出る確率、表が2枚出る確率 を表にしてみよう。 表の枚数 0 1 2 確率 1/4 = 0.25 1/2 = 0.5 1/4 = 0.25 ? 期待値 ここで、不良品を1個見つけると10円儲かるとする。 不良品 0 1 2 3 確率 7/24=0.292 21/40=0.525 7/40=0.175 1/120=0.008 儲け×確率 0×7/24=0 10×21/40=5.25 20×7/40=3.5 30×1/120=0.24 期待値 = (値×確率)の和 儲けの期待値=0+5.25+3.5+0.24=8.99 平均値に似ている 練習問題 期待値を求めてみよう! 今、2枚のコインがある。 2枚のコインを同時に投げたとき、 表が出た枚数×10円もらえるとする。 もらえるお金の期待値を求めよう! 表の枚数 0 1 2 確率 お金×確率 1/4 = 0.25 0×1/4 = 0 1/2 = 0.5 10×1/2 = 5 1/4 = 0.25 20×1/4 = 5 ? もらえるお金の期待値 = 0 + 5 + 5 = 10 確率変数の分散の計算式 xi : 変量, fi : 変量の度数, n : 全度数, x : 平均値 n 分散 i 1 fi fi 2 fi 2 xi x xi xi n i 1 n i 1 n n n 2 pi : 変数の確率, : 期待値 ri : 変数, n n i 1 i 1 n 2 pi ri 2 pi ri 2 pi ri i 1 ER : 確率変数Rの期待値 2 E R 2 E R 2 E R 2 2 確率変数の分散の計算例 不良品 0 1 2 3 確率 0.292 0.525 0.175 0.008 儲け×確率 0 5.25 3.5 0.24 儲け2×確率 0×7/24=0 102×21/40=52.5 202×7/40=70 302×1/120=7.2 σ2=E(R2)-{E(R)}2=(52.5+70+7.2)-(8.99)2=48.88 σ = 6.99 練習問題 分散を求めてみよう! 今、2枚のコインがある。 2枚のコインを同時に投げたとき、 表が出た枚数×10円もらえるとする。 もらえるお金の分散と標準偏差を求めよう! 表の枚数 0 1 2 確率 0.25 0.5 0.25 お金×確率 0×1/4 = 0 10×1/2 = 5 20×1/4 = 5 ? お金2×確率 02×1/4 = 0 102×1/2 = 50 202×1/4 = 100 もらえるお金の期待値 = 0 + 5 + 5 = 10 もらえるお金の分散 = 0 + 50 + 100 - 102 = 50 もらえるお金の標準偏差 50 7.0 おわり • 今日やらなかったこと –確率分布の中央値
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