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「日本人にはデブリーフィングはなじまない
」と思っているのは指導員か?受講生か?
日本BLS協会
青木太郎
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ÅB
2013/3/7
於:第5回日本医療教授システム学会
結論
•
シミュレーショントレーニングのデブリーフィン
グにおいて学習効果を高める方法についてどのよ
うに考えているかを調べた。
•
指導員は「半分程度の時間は指導員が喋るべきだ
」と考えており、受講生は「指導員は4分の1程
度喋ってくれれば十分だ」と考えていることが分
かった。 p<0.05
背景
定着する医療
シミュレーショントレーニング
背景
定着する医療
シミュレーショントレーニング
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背景
•
蘇生マネキンを使ったシミュレーショントレーニング
•
直後のデブリーフィング
•
指導員が受講生に
「講義」
•
受講生同士の振り返り
時間を多く取る
背景
•
蘇生マネキンを使ったシミュレーショントレーニング
•
直後のデブリーフィング
• 日本の文化にな
じむのか?
•
指導員が受講生に
「講義」
•
受講生同士の振り返り
時間を多く取る
研究方法
医療職20名にAHA-ACLSコースを実施
•
コース終了後に受講生に質問(5点法)
•
学習効果を高めるためには、振り返りの時間に、指導員は何割くらい喋るとよいと
考えるか?
PALSインストラクター42名に質問を実施
•
(5点法)
•
学習効果を高めるためには、振り返りの時間に、指導員は何割くらい喋るとよいと
考えるか?
研究方法
実際のデブリーフィング風景
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学習効果が最大になるためには
結果
指導員が何%くらい喋ると良いでしょう?
n=55
学習効果が最大になるためには
結果
指導員が何%くらい喋ると良いでしょう?
指導員の答え
受講生の答え
シナリオステーション終了後の振
り返りの時間の使い方について指
導員がしゃべっている時間の長さ
に注目した。
±12.7
±12.4
n=55
有意差p<0.05
指導員は47%は喋るべきだと考
えている一方
受講生は、26%程度喋ってくれ
れば十分だと考えている
ことがわかった。
結論
•
シミュレーショントレーニングのデブリーフィン
グにおいて学習効果を高める方法についてどのよ
うに考えているかを調べた。
•
指導員は「半分程度の時間は指導員が喋るべきだ
」と考えており、受講生は「指導員は4分の1程
度喋ってくれれば十分だ」と考えていることが分
かった。 p<0.05
考察
受講生同士によるデブリーフィング技法は、シミ
ュレーショントレーニングに必須のものとして、
欧米では研究が進んでいる。
• 主に国内の指導員から「受講生に喋らせるデブリ
ーフィングなどという技法は日本の文化には合わ
ない」という意見が散見されたが、受講生からは
特に違和感を感じないという意見が得られた。
• 受講生は、指導員が考えているほどは指導員の話
が学習に効果があるとは考えていない。
• むしろ、デブリーフィングに苦手意識があるのは
国内の既存の指導員なのではないだろうか?
•
今後の課題
•
AHAコース以外のシミュレーショントレーニング
でも同様の結果が出るのか?
•
ブラインドテストが出来るように研究のデザイン
を整えたい。
•
受講生は全員女性で看護師だった。指導員は全員
医師だった。ジェンダーや職種による差を排除で
きるようにしたい。
「日本人にはデブリーフィングはなじまない
」と思っているのは指導員か?受講生か?
QuickTimeý Dz
H.264 êLí£ÉvÉçÉOÉâÉÄ
ǙDZÇÃÉsÉNÉ`ÉÉǾå©ÇÈǞǽDžÇÕïKóvÇ­Ç•
ÅB
日本BLS協会
青木太郎
2013/3/7
於:第5回日本医療教授システム学会