情報法 第２講 電子商取引と法的課題(1) 契約関係と消費者保護 ウェブクラスの利用 https://webclass.nanzan-u.ac.jp/ 講義資料のアップ 小テスト 質問用・情報提供用会議室 サイバー法関連情報はブログでも・・・ Matimulog http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/ 電子商取引の諸相---市場規模 35000000 30000000 25000000 20000000 15000000 10000000 5000000 0 B2B購入 B2B販売 B2C販売 消費者取引は普及したといっても企業間取引に 比較すれば微々たるもの。 電子商取引と契約法---契約の 成立 •契約の成立とは •申込：売りましょう •承諾：買いましょう 自動販売機では誰が 誰に意思表示をして いるのか？ 法人格ある人間 同士ではない。 プログラム売買ではどうか？ 株の裁定取引など 電子商取引と契約法---契約の 成立(2) シュリンクラップ契約はどうか？ ソフトウェアのライセンス契約など シュリンクラップとは、ビニール を熱で縮ませて包装を閉じること ↓ この包装を破って開ければ、契約 が締結されたものとみなすという 契約条項 QuickTimeý Dz TIFFÅià• èkǻǵÅj êLí£ÉvÉçÉOÉâÉÄ Ç™Ç±ÇÃÉsÉNÉ`ÉÉǾå©ÇÈǞǽDžÇÕïKóvÇÇ• ÅB 契約締結過程 靴のオンラインショッピングの場合 申込の 業者がサイトに靴の写真と注文窓口設置 誘引 顧客がサイトで注文ボタンをクリック 確認画面と支払手続 クレジット情報の入力 クレジット決済確認 受付メール 商品配送 申込 承諾 契約締結過程 代引きの場合 申込の 業者がサイトに靴の写真と注文窓口設置 誘引 顧客がサイトで注文ボタンをクリック 確認画面 受付メール 商品配送と支払手続 申込 承諾 代引きの場合は、商品と支払が同時履行となるが、契約 締結時期は支払より以前 隔地者間の意思表示の効力発 生時期---発信主義と到達主義 原則：到達主義 契約締結における承諾の意思表示：発 信主義 電子消費者契約法４条：到達主義 クレジットの場合の契約当事者 QuickTimeý Dz TIFFÅià• èkǻǵÅj êLí£ÉvÉçÉOÉâÉÄ Ç™Ç±ÇÃÉsÉNÉ`ÉÉǾå©ÇÈǞǽDžÇÕïKóvÇÇ• ÅB 会員契約 加盟店契約 立替払い 商品引渡 売買契約 立替金支払い 代引きの場合の契約当事者 宅配業者 運送契約 ＋委任契約 商品引渡 代金引渡 商品引渡 代金支払い 売買契約 電子モールの場合の契約関係 電子モールの主催者(ex.楽天)は売買契 約の当事者か？ 顧客との会員契約があると、決済過程にも 関与する 出店者に対しても審査をしている しかし、個別の売買契約には関与せず。 デパートのテナントと同様か オンラインショッピングと消 費者被害 錯誤とは 意思表示の要素に意思の欠缺があること 商品に対する見込み違いは？ クリック動作や表示動作のミスは？ 電子消費者契約法３条の仕組み 錯誤に対する消費者の重過失 重過失の主張ができるのは確認画面を用意 している場合でなければならないと規定。 オンラインショッピングと消 費者被害 錯誤主張の要件事実構成 請求＝代金請求 請求原因＝契約の成立 抗弁＝錯誤（契約の無効） 再抗弁＝表意者の重大な過失 結局のところ、錯誤の立証が容易な場合 はともかく、微妙な場合は確認画面の 有無以前の問題となる。 オンラインオークションの仕組み Qui ckTimeý Dz TIFFÅià• èkǻǵÅj êLí£ÉvÉçÉOÉâÉÄ Ç™Ç±ÇÃÉsÉNÉ`ÉÉǾå©ÇÈǞǽDžÇÕïKóvÇÇ• ÅB 会員契約 出品契約 出品料・落札料収入 会員契約 代金支払い 商品引渡 オークションによる売買契約 オークションによる 売買契約締結過程 出品者がサイトに商品写真と落札条件 を設置 落札希望者が希望価格を入札 落札期限の到来＝落札者の決定 メールによる条件の詰め（支払や引渡） 商品配送と支払手続 申込？ 承諾？ 申込の誘引？ オンラインオークションの特 殊性 落札額が必ずしも代金額とは限らない 1000分の1表示 自動車のような場合は、落札後に初め て現物を見分し、検討する。 他方、ノークレーム・ノーリターン特 約もある。 オークションサイトの責任 原則として場所手段の提供者にとどまる 仲介者でも取り次ぎでもない。 しかし契約締結プロセスに関与はしてい る。 コンテンツプロバイダとして、また決済手段 の提供もしている 報償責任は否定できない。
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