21世紀の地域モデルの創造 時間:2010.1.27(水)18時半~20時 場所:高知工科大学 C301 NPO法人FUSE 依光晃一郎 1 ねらい • 地域活性化が言われて久しいが、現状を見 る限りでは、特効薬がない。 • 香美市をモデルに、新しい方法論を作り出す。 ↓ ○○と地域住民による地域活性化への試行 錯誤を、情報発信していく。 2 日本から地域が消える? • 少子高齢化→限界集落 小中学校の統廃合 地元の祭りが持続困難 大前提 「地域の存在こそが、人間の幸せの源泉」 ⇔VS おひとりさま的生き方=お金がないと・・・。 3 そもそも地域とは何か? • 人が生きる基本の単位 • 家族→隣近所→部落・町内会→市町村 • 長い年月をかけて続いてきた独自の文化 ・衣食住文化 ・伝統行事 4 なぜ地域が消える? 1、経済的な問題 ・働く場がなく、都会に出て行く 2、ライフスタイルの問題 ・故郷ではなく都市への憧れ ・個人主義によるコミュニティの離脱 (大家族→核家族→独身貴族) (一軒家→ワンルーム→個人部屋) →人口移動 →この2つを解決しない限り、地域は消える 5 1、経済的に地域で生活できない • 原因:生産の進展 →手工業→重工業→グローバル化 要するに、世界で最も効率よく生産できる土地に働く場が集中 <解決策> • 地域にどうやって働く場を作るか? →地域の強みを見つけ、外に売る(地産外商) cf 外から来た人に売る=観光 →仕事を分け合って、お金を地域で回す (ワークシェアリング・地産地消) 6 2、地域の生活スタイルに不満 • ビルに囲まれたおしゃれな都会生活 • 買い物を楽しむ、消費文化 • 情報発信の中心に近づきたい <解決策> 21世紀型の価値観による地域づくり 文化発信力 7 今日ご参加の皆様に! ○○と地域住民による地域活性化への試行 錯誤を、情報発信していく。 21世紀の地域モデルを、香美市(じゃなくてもいいけど) で一緒に実現させましょう 8 本当にできるの? • なぜこれまでうまくいかなかったか。 継続できる仕組みが弱い。 (資金面・人材面) ・ビジネスモデルが描ききれない。 ・担い手が息切れ。 (後継者がいない。 オーバーワーク。) 9 そこで、新しい戦力の投入 • これからの地域モデルを作る際のキーマン (○○と地域住民による地域活性化) 学生 主婦 定年退職者 10 FUSEが関わる○○は。 誰が新しい地域モデルの担い手になるか? 昔から、新しい文化を創るのは若者。 「地域に若者を入れる取り組みを多く実施」 若者・・・・エネルギー 馬鹿者・・既成概念を打ち破る よそ者・・外部視点 11 求める若者像 ・地域の雇用を生み出せる若者 ・地域の文化(魅力)を高める若者 • 雇用=アントレプレナー • 文化=地域プロデューサー(仕掛け人) (色々なものを、くっつけて新しいものを) 人脈、発想力、信用、経験、突破力・・・。 12 NPO法人FUSEの出番 • 若者と地域を結ぶ役割 • 代表 依光晃一郎 ・香美市商工会青年部 副部長 ・高知大学で社会人師匠? 13 大学生の潜在力 • 社会人と比べた、時間のゆとり • 学生という立場による、社会的特権 (誰とでもアポイント、どこでも潜入) →アントレプレナー、地域プロデューサーの役 割を担える →実験的な地域活動 14 事例紹介 地域文化の担い手を考える実験 商工会青年部が主体であった祭りが、人材不足により 年々できなくなってきている。 地域文化・魅力の衰退 地域の人が祭りの担い手にならないか? →09年夏。大学生が担い手のモデルとして実験 15 新しい文化創造のために • 大学生と地域の連携を深める必要 ・地域の従来組織 商工会・行政・農協などなど • 大学生に興味を持ってもらう地域側のコー ディネート組織 • 大学生と地域住民の勉強会 16 これからの活動(と野望) • 地域と大学生が協力した事例を集める →事例研究 成功と失敗のポイント • 行政との連携を強める 産業振興計画地域アクションプラン (大学生との地域づくり) • 地域活性に関する大学の講義提案 17 おしまい ご清聴ありがとうございました。 以下おまけ 18 大学と地域貢献 • 80万を切った人口に大学が3つ 工科大学の公立化。 高知大学が国立大学法人に 女子大学が、共学化。 • 生き残りをかけて、存在意義を世に示す必要性 • 土佐経済同友会主催のパネルディスカッション 19 大学生による地域貢献事例 • 夏祭り体験 • ユズの収穫体験 • Reuse 20 雇用を作るために • 高知ものべ川有機農業推進協議会 • 堆肥センター 21
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