青少年のネット非行・被害対策情報 =「炎上事件とその後」の事例= に

青少年のネット非行・被害対策情報
5 月末に敦賀市で行われた青少年安心・安全ネット環境推進セミナーの中で、炎上事件が
人生に与える影響、インターネットを正しく安全に使うための心がけについてのお話があり
ました。
〔インターネットの情報は消えない〕
「炎上」:ネット上の発言などがきっかけで、その発言を多くの人
の目に触れるよう拡散される様子を例えた言葉です。
一時的な状態ではありますが、画像や発言などのログは、元の投
稿や書き込みを削除しても、投稿者本人の意思とは関係なく、永久
に残り続けます。
そして、何年たっても簡単に探し出すことも可能です。
〔加害者にも被害者にもなる〕
炎上につながる投稿をした人は、内容によって人を傷つ
けたり、周囲に迷惑をかけたりと「加害者」になります。
しかし同時に、Web上でさらし者になり、友人を失い、
「進学」「就職」「結婚」といった大事な場面で調べられ
ることで、人生が変わるような影響を受ける「被害者」に
もなります。
=「炎上事件とその後」の事例=
・【駅の線路上での撮影画像投稿】
⇒➡⇒学校は生徒を謹慎処分⇒➡⇒警察は鉄道営業法違反で家裁送致
・【飲食店で見知らぬ男性を盗撮し「キモいのがいた!」と中傷】
⇒➡⇒学校に抗議⇒➡⇒無期停学処分
・【居眠り中の少女写真を無断投稿】
⇒➡⇒少女親族が警察に相談⇒➡⇒侮辱罪で書類送検
・【コンビニのアイスケースに寝そべる写真が投稿】
⇒➡⇒店休業、フランチャイズ契約解除
青少年のネット非行・被害対策情報
フィルタリング
【フィルタリング】
フィルタリングは青少年を違法・有害情報との接触から守り、安心して安
全にインターネットを利用する手助けをするサービス。Web ページなどを一
定の基準で判別し、「閲覧をできないようにする」「不要な情報を遮断する」
などの分類や制限をすること。
●「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(H21.4.1 施行)」
(保護者の責務)
・・・一部抜粋
第六条
保護者は、インターネットにおいて青少年有害情報が多く流通していることを認識
し、自らの教育方針及び青少年の発達段階に応じ、その保護する青少年について、インターネ
ットの利用の状況を適切に把握するとともに、青少年有害情報フィルタリングソフトウェア
の利用その他の方法によりインターネットの利用を適切に管理 し、及びその青少年のインタ
ーネットを適切に活用する能力の習得の促進に努めるものとする。
(携帯電話インターネット接続役務提供事業者の青少年有害情報フィルタリングサービスの
提供義務)
第十七条
携帯電話インターネット接続役務提供事業者は、携帯電話インターネット接続役
務を提供する契約の相手方又は携帯電話端末若しくはPHS端末の使用者が青少年である場
合には、青少年有害情報フィルタリングサービスの利用を条件 として、携帯電話インターネ
ット接続役務を提供しなければならない。ただし、その青少年の保護者が、青少年有害情報フ
ィルタリングサービスを利用しない旨の申出をした場合は、この限りでない。
●「福井県青少年愛護条例」
・・・一部抜粋
(インターネットの利用による有害情報の閲覧等の防止)
第43条の2 保護者は、青少年がインターネットを利用するに当たつては、フィルタリング
の機能を有するソフトウェアの活用その他適切な方法により、有害情報を青少年が閲覧し、
または視聴することを防止するように努める とともに、青少年の有害情報に関する適切な判
断能力の育成が図られるよう啓発および教育に努めなければならない。
3 特定電気通信役務提供者およびインターネットを利用することができる端末設備は、特定
電気通信役務の提供または当該端末設備の販売もしくは貸付けの契約を締結する際に、当該契
約の相手方に対し、青少年の利用の有無を確認するように努めなければならない。
4 特定電気通信役務提供者等は、前項の確認をした場合において、 利用者に青少年が含ま
れるときは、当該契約の相手方に対し、フィルタリングソフトの活用その他青少年が有害
情報を閲覧し、または視聴することを防止するための方法に関する情報を提供し、その利
用を勧奨するように努めなければならない。
フィルタリング
等を活用して
適切に管理
保
護
者
事
業
者
フィルタリング
の
活用等の情報提
供
その利用の推奨