報告書

平 成 28年 6 月 23日
幕別町議会議長
芳滝
仁
様
総務文教常任委員会委員長
寺林
俊幸
総務文教常任委員会報告書
平 成 28年 6 月 8 日 本 委 員 会 に 付 託 さ れ た 事 件 を 審 査 し た 結 果 、下 記 の
と お り 決 定 し た の で 、 会 議 規 則 第 94条 第 1 項 の 規 定 に よ り 報 告 し ま す 。
記
1 委員会開催日
平 成 28年 6 月 8 日 ( 1 日 間 )
2
審査事件
陳情第2号「道教委『新たな高校教育に関する指針』の見直しとすべ
て の 子 ど も に ゆ た か な 学 び を 保 障 す る 高 校 教 育 を 求 め る 意 見 書 」の 提 出 を
求める陳情書
3
陳情の趣旨
道 教 委 は 、「 新 た な 高 校 教 育 に 関 す る 指 針 (2006年 )] に 基 づ き 、 毎
年 度「 公 立 高 等 学 校 配 置 計 画 」を 決 定 し 、
「 望 ま し い 学 級 規 模 」を「 40
人 学 級 で 4 ~ 8 学 級 」と し て 、高 等 学 校 の 募 集 停 止 や 再 編・統 合 を 行
ってきました。
対 象 と さ れ た 高 校 で は 、入 学 希 望 者 が 激 減 す る 現 象 が 生 じ て い ま す 。
さ ら に 、子 ど も の 進 学 を 機 に 地 元 を 離 れ る 保 護 者 も 現 れ 、過 疎 化 を 加
速 さ せ 、経 済 や 産 業 、文 化 な ど に 影 響 を 及 ぼ す な ど 、結 果 的 に 地 域 の
活 力 を 削 ぐ こ と と な っ て い ま す 。地 元 の 高 校 を 奪 わ れ た 子 ど も た ち は 、
遠 距 離 通 学 や 下 宿 生 活 等 を 余 儀 な く さ れ 、精 神 的・身 体 的 な 負 担 は 増
大 し 、保 護 者 の 経 済 力 に よ っ て は 、通 学 断 念 に ま で 追 い 込 ま れ か ね な
い と い っ た 実 態 も 報 告 さ れ て お り 、 こ れ は 「 地 方 の 切 り 捨 て 」、 ひ い
ては北海道地域全体の衰退につながります。
し た が っ て 、広 大 な 北 海 道 の 実 情 に そ ぐ わ な い「 新 た な 高 校 教 育 に
関 す る 指 針 」 を 抜 本 的 に 見 直 し 、「 公 立 高 校 配 置 計 画 」 に つ い て は 、
子 ど も・保 護 者・地 元 住 民 な ど 、道 民 の 切 実 な 意 見 に 真 摯 に 耳 を 傾 け
る べ き で す 。ま た 、教 育 の 機 会 均 等 と 子 ど も の 学 習 権 を 保 障 す る た め 、
「 遠 距 離 通 学 費 等 補 助 制 度 」の 5 年 間 の 年 限 を 撤 廃 す る と と も に 、障
が い の あ る・な し に 関 わ ら ず 、希 望 す る す べ て の 子 ど も が 地 元 の 高 校
へ通うことのできる後期中等教育を保障するための検討を行うこと
が必要です。
以上の趣旨から、意見書の提出を求めるものです。
4
審査の経過
審 査 に あ た っ て は 、陳 情 の 趣 旨 等 に つ い て 論 議 が な さ れ 、全 会 一 致
で結論をみた。
5
審査の結果
「採択」すべきものと決した。