G7長野県・軽井沢交通大臣会合開催時の対象地域の上空に おける小型無人機の飛行の禁止に関する条例 (目的) 第1条 この条例は、G7長野県・軽井沢交通大臣会合開催時の対象地域 の上空における小型無人機の飛行を禁止することにより、要人への危険 を未然に防止し、もって会議の円滑な実施、良好な国際関係の維持及び 地域の安全の確保に資することを目的とする。 (定義) 第2条 2 この条例において「対象地域」とは、軽井沢町全域をいう。 この条例において「小型無人機」とは、飛行機、回転翼航空機、滑空 機、飛行船その他の航空の用に供することができる機器であって構造上 人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦(プログラ ムにより自動的に操縦を行うことをいう。)により飛行させることがで きるものをいう。 3 この条例において「要人」とは、次の各号に定める者をいう。 ⑴ 国土交通大臣及びこれに同行する家族の構成員並びに国土交通大 臣に準ずる地位にある者 ⑵ 外国の交通大臣及びこれに同行する家族の構成員並びに外国の交 通大臣に準ずる地位にある者 ⑶ 外国の交通大臣以外の外国の大臣及びこれに同行する家族の構成 員並びに外国の交通大臣以外の外国の大臣に準ずる地位にある者 (対象地域の上空における小型無人機の飛行の禁止) 第3条 何 人 も 、 平 成 28年 9 月 21日 か ら 同 月 27日 ま で の 間 、 対 象 地 域 の 上 空において、小型無人機を飛行させてはならない。 2 前 項 の 規 定 は 、次 に 掲 げ る 小 型 無 人 機 の 飛 行 に つ い て は 、適 用 し な い 。 ⑴ 飛行させようとする土地若しくは施設の所有権、使用権等を有する 者又はその同意を得た者が次条第1項の許可を受けて行う小型無人機 の飛行 ⑵ 3 国又は地方公共団体の業務を実施するために行う小型無人機の飛行 前項第2号の規定により国又は地方公共団体の業務を実施するために 小型無人機を飛行させようとする者は、規則で定めるところにより、あ らかじめ、その旨を長野県公安委員会に通報しなければならない。 (飛行の許可) 第4条 前条第1項に規定する期間に、対象地域の上空において、小型無 人機を飛行させようとする者は、町長の許可を受けなければならない。 許可を受けた事項を変更しようとするときも同様とする。 2 町長は、要人への危険を未然に防止するため必要があると認めるとき は、前項の許可に条件を付することができる。 (許可の申請書の記載事項) 第5条 前条第1項の許可を受けようとする者は、次の 各号に掲げる事項 を記載した申請書を町長に提出しなければならない。 ⑴ 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 ⑵ 操縦する者の氏名及び住所 ⑶ 小型無人機の飛行の目的 ⑷ 小型無人機の種類、大きさ、形状及び数 ⑸ 小型無人機を飛行させる日時及び地域 ⑹ 小型無人機に附属させる機器等の有無及びその内容 ⑺ その他規則で定める事項 2 前項の申請書には、飛行させる場所を記載した図面その他規則で定め る書類を添付しなければならない。 (許可の基準) 第6条 町長は、次の各号のいずれかに該当するときは、第 4条第1項の 許可をしてはならない。 ⑴ 対象地域の上空において、小型無人機を飛行させることにより、要 人に危険が生じるおそれがあると認めるとき。 ⑵ 要人の警備の妨げになるおそれがあると認めるとき。 ⑶ 前2号に準ずるものとして町長が必要と認めるとき。 (許可の取消し) 第7条 町長は、第4条第1項の許可を受けた者が、次のいずれかに該当 するときは、その許可を取り消すことができる。 ⑴ 虚偽の申請その他不正の手段により許可を受けたとき。 ⑵ 前条の規定に違反したとき。 (安全の確保のための措置) 第8条 町長は、第3条第1項の規定に違反して小型無人機を飛行させ、 又は飛行させるおそれがある者があるときは、その者に対し、当該 小型 無人機を対象地域の上空から退去させること、その他要人への危険を未 然に防止するために必要な措置をとることを命ずることができる。 2 前項に規定する場合において、同項の規定による措置をとることを命 ぜられた者が当該措置をとらないとき、その命令の相手方が現場にいな いために当該措置をとることを命ずることができないとき又は同項の 小 型無人機を飛行させ、若しくは飛行させるおそれがある者に対し当該措 置をとることを命ずるいとまがないときは、職員又は警察官は、要人へ の危険を未然に防止するためやむを得ないと認められ る限度において、 当該小型無人機の飛行の妨害、当該小型無人機の破損その他の必要な措 置をとることができる。 (関係機関への協力要請) 第9条 町長は、第4条第1項の許可をしようとするとき又は第7条の許 可の取消しをしようとするときは、国及び地方公共団体の関係機関に協 力を求めることができる。 (委任) 第 10条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項 は、町長が別に定める。 (罰則) 第 11条 第 3 条 第 1 項 の 規 定 に 違 反 し た 者 は 、 1 年 以 下 の 懲 役 又 は 50万 円 以下の罰金に処する。 (両罰規定) 第 12条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業 者が、その法人又は人の業務に関し、 前条の違反行為をしたときは、行 為者を罰するほか、その法人又は人 に対して前条の罰金刑を科する。 附 則 (施行期日) 1 こ の 条 例 は 、 平 成 28年 8 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 (失効) 2 こ の 条 例 は 、 平 成 28年 9 月 27日 限 り 、 そ の 効 力 を 失 う 。 (罰則の適用) 3 この条例の失効前にした行為に対する罰則の適用については、この条 例は、前項の規定にかかわらず、同項に規定する日後も、なおその効力 を有する。
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