主体的・協働的な学びとたくましく

研究主題
「次代を担う子どもを育む中学校教育の創造」
~主体的・協働的な学びとたくましく生きる生徒の育成~
平成28~30年度、相模原市教育委員会「特色ある学校教育研究校」
本校における目指す子ども像
1
主体的に課題を見つけ、学習に取り組める生徒
2
学習活動や集団活動を通して、多様な他者と共に協働できる生徒
3
知識を結びつけながら、豊かに考え、学ぶ姿勢(学びに向かう力)を持つ生徒
4
自らの生活を良くしようとする実践的な態度を身につけ、リーダーシップやサポーターシップを
発揮しようとする生徒
5
互いを認め合い、高めあえる望ましい人間関係を築こうとする生徒
<3年間を見通した継続研究>
①「主体的・協働的な学びを育む、授業研究」
-「基礎力」・
「思考力」の育成
②「たくましく生きる生徒の育成を図る、グループ研究」―「実践力」の育成
(1)「基礎力」の育成における3つの柱
①学習計画実践・(自己)評価(点検)の取り組み―「生活ファイルの活用」を中心とした「学習自己点検
活動」・「学習計画」の作成・実践・改善
②ラインズ e-ライブラリの活用―ラインズ e ライブラリに個人の ID とパスワードを入力し、家庭学習
に活用していく。個人の学習状況が蓄積され、学習状況を振り返るこ
とができる。
③小山スタンダードの作成・実践―生徒の視点からの学び方と、教師の視点から授業のユニバーサルデ
ザインを取り入れ、小山中のスタンダード作りに努め、実践する。
(2)「思考力」の育成における3つの柱
①ICT 機器を活用した授業実践と共有
により、「思考力・判断力・表現力」を育成し、主体的に
②協働学習を取り入れた授業実践と共有
学びに向かう生徒を育成する
③評価の質的向上
(3)実践力の育成
「実践力」を育成するにあたって、「たくましく生きる生徒の育成を図る、グループ研究」と題し、
思いやり・やる気・学びの3つのグループに分かれて、グループ研究を行う。
思いやり
•健康教育の推進・縦割り体力作り交流
•縦割り清掃
やる気
•学年プログラム委員会による生活改善の取り組み
•生徒会活動の見直し・活発化
学び
•学びに向かう姿勢作り(家庭学習の充実へ)
•小山スタンダードの共有・実施・改善
研究全体構造図(平成28・29・30年度の校内研究について)
本校の現状 (学校教育に関するアンケートより)
目指す生徒の姿
・自分から進んで家庭学習を行っている(塾以外)と考えている
・主体的に課題を見つけ、学習に取り組める生徒
ギャップ
生徒の割合:全校生徒の 39.4%
・学習活動や集団活動を通して、多様な他者と共
・授業における ICT 活用や小集団学習を取り入れることにより、
に協働できる生徒
「授業が分かりやすくなった+0.9%」
「授業では発表したり聞
・知識を結びつけながら、豊かに考え、学ぶ姿勢
いたりする活動が行われている+1.0%」
①自らの学習状況を踏まえて計画を立
て、主体的に学習を進めることが難し
い(自律的学習者の育成)
②確かな学力の育成
(基礎基本の確立)
③これからの子供たちに求められる
力を身に付けるための、わかる授業
づくり(授業改善)
研究仮説
主体的に課題を見つけ、多様な他者と協
働的に学ぶ場面を多く取り入れていけば、
確かな学力が身に付き、生徒が自律的学習
研究主題「次代を担う子どもを育む中学校教育の創造」
~主体的・協働的な学びとたくましく生きる生徒の育成を図る~
者へと成長し、教師もさらに同僚性や教師
力を高めることができるだろう。
取 り 組
みの
基礎力の育成
思考力の育成
実践力の育成
主体的・協働的な学びを育む、授業研究
たくましく生きる生徒の育成を図る、グループ研究
方向性
平成
30 年度
・家庭学習強化(学習計画)
・協働的な学びを推進
思いやり
・小山スタンダードづくり(話し
・思考ツール・教師や生徒
合い活動・ノート指導等)
【学習スタンダード作り】
・放課後学習会、
テスト前朝自習での活用
やる気(生活改善)
学び(学力向上)
・体力づくり活動を推進
・生徒会活動・学年
・言語活動・
「思考力・判
の ICT 等の活用による思
する(雑巾清掃で体幹を
プログラム委員会
断力・表現力」を育成す
考を深める授業づくり
鍛える・体力作り(縄跳
を中心とした、生活
る授業実践の積み上げ
【学びの足あと積み上げ】
び)の導入)・健康教育
改善の取り組み
・学習意欲の向上
・自律的な生活習慣
・小山スタンダードの共
・1 人1実践、1公開。
・評価について検討(パフォ
継
続
ーマンス評価の質的向上)
平成
29 年度
平成
28 年度
実 継
践 続
的
に
・ラインズ e-ライブラリなどの
基礎プリントの活用
(健康教育)
・教科ごとに協働的な学び
交流の実施。
・評価についての検討
・健康教育の推進
・ICT・協働学習を取り入れ
・雑巾清掃で体幹を鍛錬
・学習計画づくり
・縄跳びタイムの導入
(後期より週1)
・保健委員会を中心に健
康教育(睡眠・スマホ)
基礎力の育成
思考力の育成
実践力の育成
評価
・質問紙調査によるデータ
・質問紙調査によるデータ
・体力テストの結果の
項目
・家庭学習時間の増加
・定期テストの取り組みから
推移をみる
推移(経年変化より)
有・実施・改良
・検定試験受験者の増加
・縦割り清掃・体力作り
の実践事例まとめ
た授業を実践・共有
の育成
継
続
・小山スタンダードの共
有・実施・改善
・検定試験の団体受験
・生徒会活動の見直
し・活発化
・学プロによる生活
改善の取組(生活
ファイルの活用)
・Q-U より学習集団
の変容
・ICT・協働学習を取り入
れた授業を実践・共有
・授業におけるきまりを
スタンダードへまとめ
・家庭学習の充実へ
・わかる授業づくりにおけ
る 小 山ス タン ダー ドの 策
・十分な睡眠・朝食の
・総合的な学習の時
定・活用
摂取・スマホの適切
間や特別活動、道徳
・授業改善チェックシート
な活用について、結
を通した、実践力の
活用、教師の授業力の変容
果の向上
育成
・家庭学習時間の増加
・検定試験への意欲
改善