国語科分科会

幸崎中学校研究会 国語授業反省 まとめ
◎実施日
平成22年 10月 5日(火)5校時
◎授業者
〈3年・国語〉 助光 達也 教諭
◎指導助言 三原市立椹梨小学校
杉原 しのぶ
教頭
単元:
「ありがとう」と言わない重さ
概要:論理の展開にそって筆者の考えを読み取り,筆者の考えが的確に伝わるように,グループ
で意見交流流する中で,よりよい答えを見つけさせ,正解かどうかだけでなく,その根拠
を述べさせ,空欄に要旨をまとめることができるようにさせる。
授業反省
良かった点
・少人数グループの意見交流はみんなの声が出てとてもよかった。
・生徒にじっくり考える時間を与えていたため集団討議を深めることができた。
・それぞれのグループで大きな声で自分の意見を発言できていた。
・ICT を充分に活用した授業だった。
・教材提示装置を活用して生徒のノートを提示することができたので多くのメリットがあった。
・ディスプレイに生徒自らラインを引いて、生徒全員に見せながら説明できてよかった。
課題点
・班作りの基準を明確にしてグループ活動を取り入れるとより効果が高まったと思う。
・グループ協議の中味がもう少し深まるような問題提示があるとよかった。
・ICT の活用した授業の流れがわかる板書の工夫があるともっとよかった。
最後に指導助言として次のような授業改善のヒントを頂いた。
思考力を高めるあり方について
「あること」に当てはまることばを考える場面では、教科書を見ればほとんどの生徒は答えを見
つけてしまっているように思えるので、別の視点から質問することでもっと思考力が深まるよう
にできたように思う。
学習集団作りについて
何を話し合うのかどのように話し合うのかもう少し工夫があればよかった。
たとえば、お互いのノートをつきあわせてみたりどのようにまとめていくのか決めてさせておく
など、集団で話し合うときの約束事を決めておくと話し合いの内容がさらに深まったと思う。
ICT 活用について
ICR を授業に取り入れることはとても多くのメリットがあると思う。
ただ ICT と板書をお互い関連づけた板書の工夫があると、全員への共有化がもっとできると思う。
全体として
自分にも役立つ本の読み方を学ばせていくことが大切なように思う。ただ感想を書かせるだけ
でなく、文章の内容の要旨や筆者の考えを書かせるなどする中で、内容をより深く読み取り感想
の内容も深まっていくように思う。