光産業創成大学院大学 特別講義

光産業創成大学院大学 特別講義
◆日時:6 月 22 日(水) 13:40 ~ 15:10
◆講師:光産業創成大学院大学 特任教授 北山研一 氏
◆演題:光通信・ネットワーク:過去、現在、未来
◆概要:1981 年に我が国初の光ファイバ伝送商用システムの導入に始まり、2013 年の 100Gbit/s 方式の導
入に至るまでの 35 年間に、光ファイバ通信の性能指数であるビットレート・距離積は 15,000 倍
に拡大し、光ファイバ 1 本当たりの伝送容量はおよそ 100 万倍となった。また 2020 年にはモバイ
ル通信は第5世代(5G)へと進化しデータ速度は 10Gbps に増加し、さらには 1 兆個規模のセンサー
とクラウドコンピューティングをベースとする様々な InternetofThings(IoT)サービスが普及
するであろう。本講義では、光ファイバ通信の歴史を俯瞰し、発展の鍵となった技術を振り返る。
また伝送容量の更なる拡大に向けた空間分割多重やディジタルコヒーレント技術を紹介する。次
に IoT サービスの普及による膨大な通信トラヒックを収容するために現在進みつつある光・無線
融合ネットワークの研究開発の動向について述べる。
◆略歴:1976年4月 日本電信電話公社電気通信研究所
1982年9月 カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員
1995年6月 郵政省通信総合研究所(現在 NICT)
1999年4月 大阪大学 教授
2016年4月 光産業創成大学院大学 特任教授 現在
1980年 電子通信学会学術奨励賞
1985年 応用物理学会光学論文賞
1996年 通信ソサイエティ活動功労感謝状受賞
2000年 第59回注目発明受賞
2003年 第18回テレコムシステム技術賞
2003年 IEEEFellow
2004年 電子情報通信学会フェロー
2004年 電子情報通信学会業績賞
2007年 志田林三郎賞(情報通信月間推進協議会)
2014 年 総務大臣賞(情報通信月間推進協議会)
2016年 IEEELifeFellow
MEMO