平成27~30年度使用 小学校用教科用図書採択理由書(調査研究の観点別) 宮崎大学教育文化学部附属小学校 □ 教科用図書名( 図画工作 ) □ 発行者名 ( 日本文教出版 ) □ 教科書名[シリーズ] ( 図画工作 ) №1 観点1 教科目標の達成及び単元(題材)の構成・配列等 (1) 学習指導要領に示された教科の目標を達成するためにどのような工夫が見られるか。 ○ 活動の流れに沿って,児童の写真を配列することで,見通しをもって活動ができるような 工夫が見られる。 ○ 題材名のはじめに,学習の目標に対応した「学習のめあて」が児童にも分かりやすい言葉 で示してある。 ○ 児童や作家の作品が多く掲載されている。 (2) 児童の主体的な学習を促し、発達の段階に応じた目標や単元(題材)目標を達成するために 単元(題材)の構成・配列等についてどのような工夫が見られるか。 ○ 分野・領域ごとに,学習のねらいや4つの観点をもとに系統的にバランスよく題材が配列 されている。 ○ 各学年の内容に照らし合わせたテーマを設定し,発達の段階に応じた編集の工夫が見られ る。 ○ 造形遊びでは,体全体を働かせたり,材料をもとにしたりする活動から,学年が進むごと に材料や場所などの特徴をとらえて構想を広げる題材へと移行するなど,発達の段階を考慮 した配列が見られる。 観点2 内容や指導の充実 (1) 習得・活用・探究の学習活動を展開するために、どのような工夫が見られるか。 ○ 技能のポイントをしおりのマークで示し,より効果的に知識・技能を習得できるような工 夫が見られる。 ○ 多くの児童の活動の様子を分かりやすく作品づくりの手順を示したり,キャラクターを使 ってイメージを広げたりしている。 ○ 児童が何度も試しながら自分の表し方を見つけ,材料や友達とかかわりながらめあてに迫 っている姿をイラストや写真を使って示している。 (2) 言語活動や教科における指導の充実を図るという視点から、どのような工夫が見られるか。 ○ 発達の段階に応じて「おはなししよう」「伝え合おう」「話し合おう」などを設けており, 児童がその題材で学習することを言語活動を通して「自己評価」「相互評価」ができるよう な工夫が見られる。 ○ 各題材の中で,共同でつくりあげた作品も紹介しており,友だちとのコミュニケーション 能力の育成や友だちと共に考える活動を図る工夫が見られる。 (3) 発展的な学習や補充的な学習、繰り返し学習など、個に応じた指導を行うために、どのよう な工夫が見られるか。 ○ 「ぞうけいのもり」では,身の回りにある草花や植物,作品などが紹介され,授業以外で もイメージを広げる工夫が見られる。 ○ 巻末の「使ってみよう材料と道具」では,6ページにわたって材料と用具の取扱いが絵や 写真を使って詳しく説明してあり,児童がイメージを高めたり,創造的な技能を身に付けた りすることができる工夫が見られる。 宮崎大学教育文化学部附属小学校 教科用図書名( 図画工作 ) №2 観点3 利便性の向上 (1) 学習効果や使用上の利便性を高めるとともに、児童にとって分かりやすいという視点から、 どのような工夫が見られるか。 ○ A 4判より2センチ短い教科書を採用し,使いやすさに配慮している。 ○ 全体的に落ち着いた色合いの作品が掲載され,発達の段階に応じて自分としっかり向き合 うような雰囲気が感じられる表紙となるような工夫が見られる。 ○ 目次では,各題材が5つの領域のどれに該当するか,アイコンによってすぐにわかる工夫 が見られる。 観点4 地域の教育の特色や児童の実態等 (※図書によっては「児童の実態」のみでも可) (1) 地域の教育の特色や児童の実態等を踏まえるという視点から、どのような工夫が見られるか。 ○ 5・6年上では,宮崎県立美術館の「アートボックス」が紹介されるなど,本校で行って いる独立した鑑賞の学習との関連も大きい。
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