恩人 の 皆様 - サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

DBK だより 2013 年 12 月 17 日 第 12 号
発展途上国援助・ドンボスコ基金
2013年12月17日 第12号
発行人:チプリアニ・アルド
恩人の皆様
ま も な く ク リ ス マ ス で す。 皆
様に心からのごあいさつを送り、
良いクリスマスを迎えられます
よ う お 祈 り 申 し 上 げ ま す。 主 イ
エ ス・ キ リ ス ト の 誕 生 と い う 人
類の歴史を変えた大きな出来事、
キリストは再び私たちのただ中
に 来 ら れ ま す。 昨 年 よ り も、 よ
り良い世界を見いだしてくださ
るでしょうか。
今 年 も、 喜 び や 悲 し み の 出 来
事 が さ ま ざ ま あ り ま し た。 い つ
も 変 わ る こ と が な い の は、 よ り
良い世界になるようにという願
い で す。 イ エ ス が 私 た ち に 築 き
上 げ る こ と を 望 ま れ る 世 界、 十
字架上でいのちをささげて開か
れた世界です。
ネ ル ソ ン・ マ ン デ ラ 氏 は 私 た
ちに貴重な教訓を与えてくれま
し た。 肌 の 色、 民 族、 宗 教、 文
化の違いを受けとめながら他者
に 心 を 開 き、 共 に 生 き て い こ う
と す る 意 志、 ゆ る す 心、 自 分 の
中にとどまることなく他者に手
を 差 し 伸 べ る こ と こ そ、 人 間 ら
しく生きられる道だということ
です。
マ ン デ ラ 氏 の 言 葉 で す。
「教育
は、 世 界 を 変 え る た め の 最 強 の
武器です。
」これはまさに、私た
ちがDBKを通して行おうとし
ていることです。
今 回 の D B K だ よ り で は、 日
本の皆さんの支援によって、スー
ダンで新しい自動車が人々の生
活・ 教 育 の た め に 大 活 躍 し て い
る 様 子、 サ レ ジ オ 会 フ ィ リ ピ ン
南管区のジョージ神父より台風
被災者に継続的な支援が行われ
て い る こ と、 ボ リ ビ ア で 貧 し い
子どもたちが未来を切り開こう
と し て い る 様 子 を お 伝 え し ま す。
皆 様 は 支 援 を 通 し て、 助 け を 必
要とする兄弟姉妹のためにイエ
ス の 手、 イ エ ス の 足 と な っ て お
ら れ ま す。 こ の こ と が、 皆 様 の
大きな喜びとなりますように。
二 〇 一 四 年 も、 皆 様 と ご 家 族
お 一 人 お ひ と り の 上 に、 神 様 の
豊かな恵みと祝福がありますよ
うお祈り申し上げます。
代表 チプリアニ・アルド神父
二〇一三年十二月十七日
DBK だより 2013 年 12 月 17 日 第 12 号
スーダン
四輪駆動車の
プレゼントに感謝
前回の「DBKだより」で、スー
ダ ン の ミ ッ シ ョ ン の た め、 悪 路 に
耐 え る 車 が 必 要 と、 現 地 で 活 動 す
るドナーティ神父のお願いを載せ
たところ、
大きな反響(六〇〇万円)
があり、さっそく一台分(四五〇万
円 ) を 送 金 で き ま し た。 皆 様 に、
心 よ り 感 謝 申 し 上 げ ま す! ス ー
ダンのサレジオ会事業の責任者よ
り、 感 謝 の 言 葉 と 報 告 が 寄 せ ら れ
ました。
「二〇一三年十月に到着したトヨタ
四 輪 駆 動 車 は、 南 ス ー ダ ン、 ジ ュ
バの宣教地の活動になくてはなら
な い も の に な っ て い ま す。 こ ち ら
の 道 は 舗 装 さ れ て お ら ず、 特 に 雨
季 は ひ ど く ぬ か る み、 普 通 の 車 で
はすぐに立ち往生してしまいます。
こ こ 聖 ヴ ィ ン セ ン シ オ・ ア・ パ ウ
ロ 小 教 区 で、 司 祭 や 協 働 者 た ち の
遠 隔 地 の 村 訪 問 の た め、 学 校 の 生
徒、 病 気 の 人、 最 も 貧 し い 人 々 の
移送や訪問の手段として大活躍し
て い ま す。 皆 様 の 貴 い 支 援 に 心 よ
り感謝申し上げます。
」
スーダンでは車をもう一台必要
と し て お り、 皆 様 の 献 金 か ら さ ら
なる支援を行う予定です。
ぬかるんだ道に
立ち往生するトラック
協働者を乗せていざ出発
川ではなく道です
フィリピン被災地より
撃した十一月八日の後まもなく始
め、 今 も 続 い て い ま す。 十 二 月 末
など台風被害を受けた地域を管轄
二 〇 〇 万 円 を、 セ ブ 島、 レ イ テ 島
先ごろ皆様からお寄せいただい
た緊急支援金からさしあたって
必要とされるかぎり続けたいと
に支援ができることになりました。
続 け る と い う 目 標 を 超 え て、 さ ら
く だ さ っ た お か げ で、 十 二 月 ま で
までにさらに二万パックを送る予
す る サ レ ジ オ 会・ フ ィ リ ピ ン 南 管
願っています。
感謝をこめて
区へ、早速送ることができました。
定 で す。 多 く の 方 々 が 心 を 寄 せ て
管区長ジョージ神父より感謝の手
今 私 た ち は、 よ り 困 難 な 復 興 の
段 階 に 入 り ま し た。 二 千 戸 の 家 の
紙が届きました。
修 復、 十 の 学 校 の 復 旧、 そ し て 一
つの地区全体の復興に取り組みま
レ イ テ 州、 ア ク ラ ン 州 を 特 定 し ま
の 地 域、 セ ブ 北 部、 東 サ マ ー ル、
復興プログラムの対象となる四つ
ジオ会フィリピン南管区は、救援・
活 が 打 撃 を 受 け た こ と で す。 サ レ
痛むのは愛する人々を失い家庭生
物 の 被 害 は 復 旧 で き ま す が、 胸 が
り が と う ご ざ い ま す。 家 屋 や 建 造
ルにも及ぶ皆様の寛大な献金をあ
フィリピン史上最強の台風の被
災 者 の た め、 一 九、六 五 七・八 六 ド
を修復する予定です。小学校、教会、
盛 り 込 ま れ ま し た。 三 六 〇 戸 の 家
いのカンダハグ地区の支援計画も
ロの最も大きな被害を受けた海沿
ま す。 復 興 計 画 に は、 レ イ テ 島 パ
まる家屋修復事業の受益者になり
で は、 三 つ の 小 教 区 が ま も な く 始
復 が 始 ま っ て い ま す。 セ ブ 島 北 部
は、 六 つ の 町 の 六 〇 〇 の 家 屋 の 修
を 支 援 対 象 に 定 め、 ア ク ラ ン 州 で
ルでは三つの地区の六〇〇の家屋
す。 東 サ マ ー ル と ア ク ラ ン 州 の 被
した。
ル は 地 区 の 医 療 セ ン タ ー、 デ ー ケ
* * *
現 在 ま で に、 こ れ ら の 地 域 に 救
援物資のパック約四万七千個を送
ア・ セ ン タ ー、 集 会 所 の 役 目 も 果
多 目 的 ホ ー ル も 再 建 し ま す。 ホ ー
災した家屋の修復を支援、東サマー
り ま し た。 物 資 の 配 給 は 台 風 が 直
DBK だより 2013 年 12 月 17 日 第 12 号
た し て い ま す。 パ ロ の 自 治 体 の 全
面協力も得ています。
感 謝 を こ め て。 神 様 の 祝 福 が 皆
様の上にありますように。
フィリピン南管区長 ジョージ・ミリタンテ神父
セブ島北部
◀ 救援物資をもらって
▲ 台風の通った跡
レイテ島
◀ セブのルルドの聖母教会で
救援物資を梱包する若者たち
▲ レイテの教会
東サマール
▲ 被災者に救援物資を届ける
▲ 救援活動に参加するサレジオ会セント・ルイス高校の生徒たち
DBK だより 2013 年 12 月 17 日 第 12 号
ボリビアより
も 二 〇 〇 ド ル で、 家 族 は 平 均 七 人
で す か ら、 公 務 員 の 家 族 も 一 人 一
日 一 ド ル 以 下 の 生 活 と な り ま す。
あの人は貧しい人と言うときの規
被災者など)
。 あ の 国 は 貧 し い 国、
本 大 震 災 被 災 者、 フ ィ リ ピ ン 台 風
世 界 に は、 実 に た く さ ん の 助 け
を 必 要 と す る 人 々 が い ま す( 東 日
い致します。
よ う ご 支 援 の ほ ど、 よ ろ し く お 願
今後とも継続的な援助ができます
心 か ら 感 謝 申 し 上 げ る と と も に、
お米)を届けることができました。
数約五〇〇名)に食糧(野菜、豆、
三 つ の カ ト リ ッ ク 擁 護 施 設( 園 児
平成二十五年度も皆様の愛の手
を差し伸べていただいたおかげで、
クリスマスと新年のおよろこび
を申し上げます。
師の給料としても役立たせていた
の 支 援 は 学 校 建 設 だ け で な く、 教
学 校 建 設 を 行 っ て い ま す。 皆 さ ん
リビアの学校のない貧しい地域に
上 げ、 日 本 の 三 倍 の 面 積 を も つ ボ
ジ ェ ク ト・ ド ン・ ボ ス コ 」 を 立 ち
こ の よ う な 状 況 の 中、 ボ リ ビ ア
の サ レ ジ オ 会 は 数 年 前 か ら「 プ ロ
計を助けています。
見 張 り、 お 菓 子 売 り な ど を し て 家
が 学 校 に 行 け ず、 新 聞 売 り、 車 の
あ り ま す。 そ し て 多 く の 少 年 少 女
二〇〇万人が慢性的な栄養不足に
ボリビア国民八〇〇万人のうち
タ ク シ ー の 運 転 手、 左 官、 夜 警 な
ある子どもたちを支援することに
皆さんの支援は子どもたちに未
来 を 夢 見 る 希 望 を 与 え、 国 の 宝 で
と願っています。
国民のために活かす貢献をしたい
石 油 公 団 に 勤 め る こ と。 国 の 富 を
ぞ れ 学 ん で い ま す。 ア ン ナ の 夢 は
秀な子どもたちの通う学校でそれ
ナ 高 校 と、 ド イ ツ 学 校 と い う、 優
修 道 女 会 が 運 営 す る サ ン タ・ ア ン
模 索 中。 い と こ 同 士 の ア ン ナ( 高
学 校 へ 進 学 を 希 望、 サ ラ は 将 来 を
感謝をこめて
準 は、 一 人 一 日 一 ド ル( 一 〇 〇
だいています。
よ っ て、 ボ リ ビ ア の よ り よ い 未 来
警察官も勤務時間外に副業として
円)以下で暮らしている人を指し
ま た、 皆 さ ん の 支 援 の お か げ で
夢に向かって頑張っている若者た
の建設にも貢献するのです。
発展途上国援助・ドンボスコ基金
ど の 仕 事 を し て 家 族 を 支 え ま す。
て い ま す。 ボ リ ビ ア で は、 労 働 者
ち が い ま す。 セ バ ス テ ィ ア ン( 高
ボ ス コ 高 校 の 午 後 の 部( 公 立 と し
一 日 も 早 く、 神 様 が お 望 み に な
る幸せな世界が訪れることを祈り
三)とパウロ(中三)は大変優秀で、
の 月 給 は 平 均 二 〇 〇 ド ル、 公 務
二)とサラ(高一)の兄妹は、ドン・
て授業料が安い)に通っています。
たいものです。
ボリビア宣教師
倉橋信輝神父
(サレジオ会員)
二 人 の 家 は 寒 村 に あ り、 朝 か ら バ
ス に 一 時 間 半 揺 ら れ て 通 い、 授 業
が 終 わ る と サ ー ク ル 活 動、 家 に 帰
る の は 十 時 ご ろ に な り ま す。 セ バ
スティアンは学費のかからない兵
加入者名
〒160-0011 東京都新宿区若葉1-22-12
Tel:03-3353-8355 Fax:03-3353-7190
[email protected]
00100-4-560725
発行人:チプリアニ・アルド
発行所:サレジオ管区本部
郵便振替 口座番号
2013年12月17日
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DBKだより 第12号
車の見張り番の子どもたち
お弁当をもらってひと休み
員・ 警 察 官( 二 〇 年 勤 務 ) の 給 料
物乞いのおじさん
カメラを向けると笑顔で応えて
くれた