DBK だより 2016 年 1 月 1 日 第 16 号 ドン・ボスコ基金 2016年1月1日 第16号 発行人:マリオ山野内倫昭 ン・ ボ ス コ の 生 誕 二 〇 〇 周 年 を 迎 二〇一五年八月十六日に創立者ド みを人々に行うことが望まれます。 た さ れ た 私 た ち は、 神 の い つ く し ようお祈り申し上げます。 一年が喜びと平和に満たされます 新 し い 年 が 始 ま り ま し た。 こ の しました。 践しなければならないことを確認 立 ち 止 ま る こ と な く、 神 の 愛 を 実 精 神 は 今 も 生 き て お り、 私 た ち は に し て き ま し た。 ド ン・ ボ ス コ の い若者のために生きる決意を新た 霊 性 を 学 び、 若 者 と 共 に 特 に 貧 し して三年に渡り、その生涯・教育・ え ま し た。 そ の 日 を 迎 え る 準 備 と しく世間から見放された小さき者 父 な る 神 の 無 条 件 の 愛、 特 に 貧 びかけています。 生き方を変える機会とするよう呼 い 人 々 に 心 を 開 く こ と を 勧 め ら れ、 こ と。 社 会 に お い て 疎 外 さ れ た 弱 罪 に 定 め ず、 ゆ る し、 愛 を 与 え る を 掲 げ ら れ ま し た。 人 を 裁 か ず、 しみ深く」と特別聖年のモットー 恩人の皆様 昨年も皆様からのご寄付によっ 教 皇 フ ラ ン シ ス コ は、 二 〇 一 五 に 向 け ら れ た 愛 を 思 い 起 こ し、 今 教 皇 は「 御 父 の よ う に、 い つ く て、 ボ リ ビ ア・ 南 ス ー ダ ン・ シ エ 年 十 二 月 八 日( 無 原 罪 の 聖 母 の 祭 年も活動に取り組んでいきたいと ラ レ オ ネ の エ ボ ラ 出 血 熱・ ネ パ ー 日)から二〇一六年十一月二十日 ル 大 地 震 被 災 者・ ミ ャ ン マ ー 洪 水 を 開 き ま し た。 ロ ー マ だ け で は な ン・ピエトロ大聖堂の「聖なる扉」 代表 マリオ 山野内 倫昭神父 みち あき 思っております。 被災者など援助を必要としている く日本にも各地に指定された教会 二〇一六年 元旦 (王であるキリストの祭日)までを 「 い つ く し み の 特 別 聖 年 」 と 定 め、 多くの人々に手を差し伸べること が あ り ま す。 そ こ に 巡 礼 す る な ど 公式ロゴマーク 昨年の十二月八日にバチカンのサ が で き ま し た。 皆 様 の 温 か い お 気 すと「免償」を得ることができます。 いくつかの決められた条件を満た 本当に有難うございました。 免償を通して神のいつくしみに満 持ちに心より感謝を申し上げます。 サ レ ジ オ 会 と サ レ ジ オ 家 族 は、 いつくしみの特別聖年 サン・ピエトロ大聖堂の「聖なる扉」の前で DBK だより 2016 年 1 月 1 日 第 16 号 ブ サ イ ト の 作 成、 画 像 の 修 正 に 挑 戦 し て い ま す。 ミ シ ン の 使 い 方 も 教 え て い て、 足 拭 き マ ッ ト 作 り に 挑 戦 し、 販 売 も し て い ま す。 こ れ らを外国に販売できるようなレベ ルまで向上させたいと思っていま す。 パ ソ コ ン も ミ シ ン も 使 う こ と ができない人は紐でビーズを通し、 簡単なキーホルダーなどの作成に 取り組んでいます。 品 物 が 完 成 す る 喜 び を 知 り、 自 分にもできることがあるのだと感 じることで生きる自信が湧いてい き ま す。 日 本 で は 多 く の 福 祉 施 設 やNPO法人などがすでに実行し て い る こ と で す が、 ま だ ま だ ベ ト ナ ム で は 支 援 が 乏 し く、 多 く の 人 たちが自分の居場所がなく取り残 されている状態です。 このほど、学習と仕事用のパソコ ン三台が老朽化していて度々故障 す る と 聞 き ま し た。 パ ソ コ ン を 寄 付することで協力出来たらと思い、 ド ン・ ボ ス コ 基 金 に そ の 援 助 を お 願いします。 *作業所で作成している商品を一部 店 な ど の よ い 機 会 が あ り ま し た ら、 日本に持ち帰りました。バザーや売 販売して宣伝したいと思っています。 ド ン・ボスコ・シェル タ ー の た め に 春山ミカエル・ラップ神父 支援のお願い アンゴラ アフリカのアンゴラから支援の 依 頼 が 届 き ま し た。 ア ン ゴ ラ は 旧 ポ ル ト ガ ル 植 民 地 で、 公 用 語 は ポ ル ト ガ ル 語 で す。 サ レ ジ オ 会 で は 宣教センター(学校)ようこそ! センターに来られる生徒たち(大人が多いです) 支援のお願い ベトナムの ドン・ボスコ・シェルター ベ ト ナ ム で は、 社 会 の 発 展 と 共 に身体の不自由な人や知的に遅れ のある人が社会の負担だと見られ る 傾 向 が 生 じ て い ま す。 そ れ は こ の 半 世 紀、 唯 物 論 的 思 想 を 教 育 さ れ た 結 果 で、 そ れ ら の 人 々 を 疎 外 する社会となりつつあります。 そ こ で、 ベ ト ナ ム の サ レ ジ オ 会 は、 そ の よ う な 環 境 に あ る 青 年 を ド ン・ ボ ス コ・ シ ェ ル タ ー に 呼 び 集 め、 人 間 ら し い 生 活 と 家 庭 的 な 愛に包まれて過ごすことができる よ う に と 活 動 を 始 め ま し た。 青 年 た ち は、 サ レ ジ オ 会 員 と ス タ ッ フ の助けを受けながら自分たちで 自 炊 し、 出 来 な い こ と は 互 い に 助 け合い補い合いながら歩んでいま す。 現 在、 十 七 歳 ~ 三 十 歳 の 男 女 二十五名が一緒に生活しています。 シェルターは訓練所としての機能 も 備 え、 仕 事 を 習 う こ と が 出 来 ま す。 下 半 身 の 不 自 由 な 人 は 椅 子 に 座ったまま出来るパソコンの使い 方を学び、外部から注文されるウェ 持ち帰った作品 DBK だより 2016 年 1 月 1 日 第 16 号 カ ビ ン ダ、 ド ン ド、 カ ッ ソ ア ラ ラ の郊外で青少年や大人が読み書き などの教育が受けられるプロジェ ク ト を 行 っ て い ま す。 三 年 間 で 小 学六年生のレベルまで習得して卒 業します。 ブラジルのサレジオ会から教育 シ ス テ ム の 指 導 を 受 け、 テ キ ス ト も提供されましたがとても不足し て い ま す。 特 に、 基 礎 数 学 と ポ ル トガル語のテキストが緊急に必要 とされています。 最も重要なのは教員の養成で す。学校施設と教員の不足により、 学 ぶ こ と が 困 難 に な っ て い ま す。 二 〇 一 五 年 に は、 各 校 で 六 百 人、 五 百 人、 九 百 人 の 子 供 か ら 大 人 (七十五%は女性)が勉強しました。 多 く の 生 徒 た ち は 十 ㎞、 二 十 五 ㎞ と離れたところから通っています。 ま た、 学 校 の 教 室 や 洗 面 所 な ど の 修 理 が 必 要 で、 協 力 を お 願 い し ます。 ボリビアを 支援してくださる皆様へ 昨年もDBKの皆様の温かいご 支援のお蔭でボリビア管区レベル のプロジェクト並びに気の毒な少 年少女たちに愛の手を差し伸べる こ と が 出 来 ま し た。 神 に 感 謝。 D B K の 皆 様 に 感 謝! 今 後 と も 引 き続きご支援をお願いいたします。 ボリビアのサレジオ管区も経済 的に大変苦しい立場におかれてい ま す。 昨 年 の 春 の こ と、 サ ン タ ク ルス市から約二百㎞離れた森林地 みこころ 帯にあるサレジオ会聖心小教区の 主任司祭であり院長である神父か 左から山野内倫昭管区長と倉橋輝信神父 修理が必要なトイレ ら軽トラック二台分のタイヤ八本 を是非協力してほしいとの依頼が みこころ あ り ま し た。 こ の 聖 心 小 教 区 の 受 け 持 ち 地 域 は 二 百 ㎞ も あ り、 し か も舗装道路ではないので、軽トラッ クで森林に散在する共同体を司牧 し な け れ ば な ら な い の で す。 ボ リ ビア管区にも依頼したそうですが、 日本人からの援助並びにボリビア 人からの援助で協力することが出 来ました。 ボリビアの貧しさについて話せ ば き り が あ り ま せ ん が、 私 た ち サ レジオ会員は福音の喜びに満たさ れて日夜働いています。 「 つくしみの特別聖年」にあた い り、 皆 様 の 上 に キ リ ス ト の 豊 か な 恵みといつくしみが注がれますよ うお祈りいたします。 「 たちはこの世では大きなこと 私 は で き ま せ ん。 小 さ な こ と を 大 き な 愛 を も っ て す る だ け で す。」( マ ザー・テレサ) 二〇一六年二月二十四日まで一 時帰国しています。 連絡先は左記のとおりです。 携帯電話: 090-7716-4111 : FAX 03-3353-7190 東京都新宿区若葉 〒 160-0011 サレジオ管区長館 1-22-12 倉橋輝信神父 前号で支援をお願いした (キートス)から Kiitos 近況報告 最 近 の ニ ュ ー ス と し て は、 厳 し い事情を抱えた若者の中から自分 に 自 信 を 持 ち、 大 学 進 学 や 社 会 へ の一歩を踏み出した子どもたちが い る こ と で す。 中 学 校 に 通 う こ と ができず苦しんだ一人の男の子は、 高 校 か ら 通 い 始 め て、 こ の 春 見 事 大学に合格しました。 教 会 と の つ な が り も 増 え、 先 日 は調布教会聖堂にてチャリティコ ンサートを開かせていただきまし た。十二月二十四日のクリスマス・ イブには七名ほどのメンバーが深 夜 の ミ サ に あ ず か る こ と が で き、 ある若者にはとても強く心に響く ことになったとサレジオ会西アフ リ カ 管 区 長 ホ ル ヘ・ ク リ サ フ リ 神 父から報告がありました。 親を亡くしてセンターで心身の 医 療 ケ ア を 受 け た 子 ど も た ち は、 親戚や里親の家庭に引き取られま す。 「サレジオ会として今後3年間、 子どもと引き取られた家庭の支援 を 行 い、 学 校 へ 通 っ て い る か、 幸 せ に し て い る か 確 認 」 し、 必 要 に 応じた支援をします。 ネパール大地震被災地 に よ う や く 発 布 さ れ た 新 憲 法 は、 ネパールを非宗教的連邦国家と定 め、 多 数 の 国 民 に 歓 迎 さ れ て い る 一 方、 一 部 の 国 粋 主 義 グ ル ー プ の 死傷者が出るほどの抗議活動など 緊 張 が 続 き、 各 地 の 教 会 の 焼 き 討 ち 事 件 も 起 き て い ま す。 支 援 が 行 き届かない山間部などの被災者の 救援活動を続けているサレジオ会 の 事 業 は、 幸 い 被 害 を 免 れ て い ま す。 キ リ ス ト 者 は 人 口 の % で、 教 会は宗教組織として登録できませ ん が、 ド ン・ ボ ス コ 救 援 チ ー ム の 責 任 者 ジ ジ ョ・ ジ ョ ン 神 父 は、 技 術を持たない若い建設労働者の技 術研修など復興支援に取り組んで います。 加入者名 ドン・ボスコ基金 〒160-0011 東京都新宿区若葉1-22-12 Tel:03-3353-8355 Fax:03-3353-7190 DBK[email protected] 00190-5-292253 発行人:マリオ山野内倫昭 発行所:サレジオ管区本部 郵便振替 口座番号 2016年1月1日 ご寄付くださる方は以下にお振り込みください。 DBKだより 第16号 ものがあったようです。 昨年マスメディアに取り上げら れ、 多 く の 方 々 に Kiitos の名前と 活動を知っていただくことができ ま し た。 そ こ か ら 新 た な ご 縁 が で きますことをとてもうれしく思っ ております。 は「青少年の居場所」を提 Kiitos 供する活動をしています。食費、教 * 材費、光熱費などの運営費の支援を シエラレオネのエボラ出血熱 ネ パ ー ル で は 地 震 被 害 の 後、 政 治・ 宗 教 的 対 立 が 続 き、 支 援 体 制 の組織が円滑に機能しない問題も あ り、 復 興 が 遅 れ て い ま す。 九 月 お願いします。 多 く の 支 援 を 受 け、 何 か 月 に も わ た る エ ボ ラ と の 闘 い の 末、 シ エ ラレオネのエボラ孤児のためのセ ンターは再び学校として再開する DBK だより 2016 年 1 月 1 日 第 16 号 0.5
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