現状維持はない: 破壊がもたらす変化 - キャピタル・インターナショナル

機関投資家向け資料
The Long View
Investment Insights
2016年6月
現状維持はない:
破壊がもたらす変化
機関投資家向け資料
現状維持はない:「破壊*」がもたらす変化
「破壊的技術 * は、世界に多大な影響を及ぼ
しています。その影響は増大する一方です」
古きは去り、新しきが来る。どの時代においても、人々は物事がいかに速く変化するかに驚いてきました。そして現在は、過
去に無いような記録的なスピードで変化しているようです。
Mark Denning
ポートフォリオ・マネジャー
日常生活の一部であった製品が一夜で過去の
遺物となるかのように、多くの産業が技術革
新や新たなビジネス・モデルの導入などに
よって大きく変化しています。
情報技術セクターは、現状がすぐに過去の遺
物になってしまうという点で、最も変化の激
しいセクターの一つです。しかし、激変は、
情報技術だけにとどまりません。
ポ ー ト フ ォ リ オ ・ マ ネ ジ ャ ー の Mark
Denningは、「企業や投資家にとって、急速
な変化は不安要因であると同時に利益拡大の
チャンスでもあります」と述べています。
アナリストのRich Wolfは、「現在は、ヘルス
ケア産業の大きな復興期にあります」と述べ
ています。「バイオ新薬についてのニュース
は毎日のように飛び交っています。バイオテ
クノロジーの時代は始まったばかりです」。
「破壊的技術*は、世界に多大な影響を及ぼ
しています。その影響は増大する一方です。
市場環境が一変した例を挙げれば、小売業で
は、電子商取引や携帯電話による決済システ
ムの影響を受けている状況があります。
私たちは、投資家として、あらゆる変化を把
握するよう努めなければなりません。そのた
めには、こうした産業をカバーする適切なリ
ソースを有することが極めて重要です」。
表紙:スマートフォンを使い、電子リーダーで支
払いを行う女性。
弊社グループの運用担当者は、革新や変化が
非常に興味深いものであっても、投資を決め
るのは、確信度が最も高い企業に限るとして
います。
ポートフォリオ・マネジャーのCarl Kawajaは
「そうした企業を細心の注意をもって調査し、
単に好みであるというだけではなく、投資に
見合う収益の改善がいかに早く実現するかを
見極めることが重要です」と述べています。
Capital Group
当資料の最終ページに記載されている当資料の記載内容について等を必ずご覧ください。
「その波及効果は、医薬品やバイオ産業にと
どまりません。それらの研究に必要とされる
資源や機器を供給する多くの企業が恩恵を受
けると考えられます」。
ポートフォリオ・マネジャーのSung Leeは、
「変化は徐々にしか進みませんが、早く勝ち
組を見出して投資することが重要」と指摘し
ています。
「企業の長期にわたる変化を見出すことが私
たちの優位性です。この長期の視点が企業を
選別する上での強みとなっています」とLeeは
述べています。
「一部の企業は、環境変化を認識しながらも、
既存のビジネス・モデルに固執するため、変
化が加速すると取り残されてしまいます。私
たちは、その産業の長期的な変化について戦
略的に考えている企業に投資するよう努めて
います」。
ポイント
現在は転換期
• 飛躍的な技術と革新が新たな製品やビジ
ネス・モデルを生み出し、古いやり方を
「破壊*」している
• クラウド・コンピューティングから新時
代の画期的な医薬品に至るまで、世界
は劇的な転換期にある
• こうした変化で優位に立つ企業は、新た
な利益を獲得し、10年前には想像もで
きなかった投資機会をもたらす可能性
がある
* ここでの「破壊」は、創造的破壊
( Creative Destruction ) や 破 壊 的 技 術
(Disruptive Technology)に関係します。
破壊的技術とは、既存の確立された技術に
取って代わるような、価値観や評価軸が異
なる新技術のことです。単に技術のみなら
ずビジネス・モデルなどを含む場合もあり
ます。そのような技術や製品、ビジネス・
モデルは、市場の競争環境を一変させる
「破壊的イノベーション」をもたらす可能
性があります。一例として、デジカメが従
来のカメラに取って代わった変化が挙げら
れます。
1
機関投資家向け資料
S&P500指数構成銘柄、入れ替えが加速
多くの企業が「破壊」をチャンスに転換
「今が転換期にあることは明白です。新たな
テクノロジーが新しいビジネス・モデルを生
み出し、古いビジネス・モデルを破壊してい
ます」
1979年~2015年の間にS&P500指数に採用された
銘柄および同指数から除外された銘柄の例
指数採用銘柄
Nick Grace
ポートフォリオ・マネジャー
指数除外銘柄
Google
Whole Foods
Apple
Amazon
Comcast
Walgreens
Facebook
出所:S&P Capital IQ、Standard & Poor’s Analysts
Handbook(1980年)およびS&P500指数構成銘柄
(1982年)、Standard & Poor’s Corporation、Dow
Jones Newswires(1987年)、Dow Jones、
Reuters.com(2015年)、Thomson Reuters。S&P
500® は、McGraw-Hill Companies, Incが所有する
商標です。
Capital Group

Supervalu
Under Armour
Chipotle
Hanes
The New York Times
『創造的破壊(Creative Destruction)』
の共著者であるイェール大学のRichard N.
Foster教授は、S&P500指数に採用されて
いる企業の経営者に対し、残された日々
は限られていると警告しています。この
ペースでいくと、2027年までにS&P500
指数構成銘柄の75%が入れ替わります。
2002年以降の例では、Sears、The New
York Times、Eastman Kodakなどが指数
か ら 除 外 さ れ 、 Amazon 、 Netflix 、
Chipotleなどが時価総額上位に入りまし
た。
当資料の最終ページに記載されている当資料の記載内容について等を必ずご覧ください。

eBay
Circuit City
Wendy’s
Palm
Abercrombie & Fitch
Avon
Netflix
Monster Worldwide
RadioShack
Eastman Kodak
Rite Aid
S&P500指数構成銘柄は、時価総額の低下
(RadioShackなど)や買収など様々な理
由で入れ替えられますが、多くは「創造
的破壊」を原因としています。かつて業
界を支配していた企業は、ライバル企業
が古いビジネスを「破壊」する新しいテ
クノロジーを採用するなかで、利益が減
少し優位性を失いました。新聞業界にお
いて、インターネットが発行部数と広告
収入に与えた影響がその一例です。
Sears

S&P500指数のなかで、最も劇的な「破
壊」の例を示しているのはおそらく情報
技術セクターです。現状を破壊した企業
としては、Google、Facebook、Appleが
最たるもので、すべて今ではよく知られ
た企業です。しかし、変化は加速してい
ます。Foster教授によれば、1958年にお
けるS&P500指数構成銘柄は、平均して
61年間、指数にとどまっていました。現
在、7年移動平均に基づく残存期間はわず
か18年です。2011年までの10年間で、約
半数が入れ替わっています。
2
機関投資家向け資料
クラウド・コンピューティングのポテンシャルは極めて高い
Amazon Web Services(AWS)は、IT(情報技術)の歴史のなかで最も急速な成長を遂げている
「新しい破壊的企業が次々と出現し、世界に
旋風を巻き起こしています」
$6,000
売上高が約5億米ドルを超えた年
Jonathan Knowles
ポートフォリオ・マネジャー
現在:AWSがクラウド市場を支配
2010年: Amazon Web Services
2007年: Salesforce.com
過去最も急速に成長したIT企業の売上高推移(100万米ドル)
4,000
2005年: Vmware
1992年: Cisco Systems
1988年: Oracle
1986年: Sun Microsystems
2,000
1953年: IBM
過去:IBMがメインフレームで支配的
0
0
出所:キャピタル・グループ、SEC(米証券取引
委員会)に届け出られた企業の財務報告書。上記
データは推定値。
Capital Group

「クラウド」は雲のことですが、音楽や
画像のデータが空に浮くわけではありま
せん。データ記憶装置や計算処理の実態
は「空」というより「農場」に類似していま
す。事実、Amazon、Google、Apple、
Microsoft、Facebookなどは、数十億もの
取引を処理するコンピュータを集積した
巨大な施設を世界中で運営しています。
Facebookの施設の一つはケーブルの総延
長が約1,500キロメートルにも及びます。
クラウド・コンピューティングとは、手
元の個別コンピュータで、いろいろな
データ記憶や処理を行うのではなく、イ
ンターネット上で同じ機能を動かすソフ
トウエアないしサービスのことです。
当資料の最終ページに記載されている当資料の記載内容について等を必ずご覧ください。
1


2
3
4
5
クラウド・コンピューティングの起源は
1960年代にまでさかのぼりますが、この
約10年間で極めて破壊的な力となり、革
新を促進し、数多くの新しいビジネス・
モデルをもたらしました。企業は、高機
能のコンピュータを保有しなくても、高
速データ通信を確保しさえすれば、クラ
ウド経由でサービスの提供を受けること
ができます。そのため、コンピュータ・
ハードウエアの製造販売会社は、いわば
破壊された企業となってしまいました。
また、以前はクラウドの安全性が問題で
したが、世界の中で最も情報の機密性を
必要とする組織の一つ中央情報局(CIA)
が、2013年にクラウドを信頼すると判断
したことが転機となりました。CIAは組織
6
7
8(年数)
内 ク ラ ウ ド の 構 築 に Amazon Web
Services(AWS)を採用しました。Wired
誌は、この6億米ドルの契約を「クラウ
ド・コンピューティングにおける劇的な
転換」と呼びました。

AWSは現在、クラウド・コンピューティ
ン グ で 優 位 に 立 っ て お り 、 Google と
Microsoftがそれに追随しています。上図
は、クラウドによって、いかにAWSの売
上高が急速に増加したかを示しています。
IHS Technologyの研究者によると、企業
が2017年までにクラウド・コンピュー
ティングに費やす支出は、2,350億米ドル
と、2011年の780億米ドルの約3倍に達す
ると予想されています。
3
機関投資家向け資料
現金に代わるスマートフォン決済、企業の利用も増加
決済方法の変更に勝つ企業は、大きな利益を獲得
「モバイル・ペイメントへの投資を検討する
場合、使用するシステムに関わりなく、基本
的にセキュリティを確保できる企業に注目す
ることになります」
Johnny Chan
株式アナリスト
900
米国の小売り企業が導入済みないし導入を
予定する支払方法 (%)
15
米国の店舗売上高に占める割合
(%、右軸)
13
PayPal
Apple Pay
600
8
10
In-app
mobile
payment
5年間の推定増加率(年率)
172%
300
5
モバイル・ペイメントによる
米国の店舗売上高
(10億米ドル、左軸)
0
5
18
31
30
18
13
Google
Wallet
3
15
Softcard
3
13
CurrentC
8
Bitcoin
8
35
28
13
13
導入済み
12ヵ月以内に導入予定
0
5
1~3年以内に導入予定
(年)
出所:BI Intelligence(両図)、Boston Retail
Partners(左図)。モバイル・ペイメントの売上高
に関するデータ(左図)は推定。支払方法に関す
るデータ(右図)は2015年現在。
Capital Group

現金か小切手か、あるいはスマートフォ
ンか。2014年の米国の小売店におけるス
マートフォンなどモバイル端末による支
払い金額は、55億米ドルと推定されてい
ます。これは全米の小売売上高のわずか
約0.1%です。しかし、BI Intelligenceによ
ると、2019年には、個人がモバイル端末
で支払う金額は8,190億米ドルに達し、全
体の約15%を占めると予想されています。
予想が正しければ、モバイル・ペイメン
トの5年間増加率は年率172%となり、電
子的な支払い手段を提供する競争は激化
することが予想されます。
当資料の最終ページに記載されている当資料の記載内容について等を必ずご覧ください。

過去数年にわたり、PayPalを始めとする
様々なモバイル・ペイメントが存在して
いたものの、2014年のApple Payの登場
が、支払い方法の変化を加速させる可能
性を高めました。Apple Pay開始後72時間
で、のべ100万件のクレジットカードが
そのサービス上で利用されました。
Googleが最近明らかにしたAndroid Pay
と呼ばれるモバイル・ペイメント・シス
テムは、Apple PayおよびSamsung Payと
競合します。また、PayPalはモバイル決
済サービス企業の買収を発表しました。

モバイル・ペイメントへの動きはしばら
く衰えていましたが、現在は受け入れる
企業と消費者が増えています。Wal-Mart
やWhole Foodsなどの小売企業は、モバ
イル・ペイメントを導入する計画であり、
関連企業にとっては大きなチャンスです。
あるオランダの半導体メーカーのCEOは、
2014年を「非常に良い年」と述べました。
それは、同社がAppleのiPhone 6にモバイ
ル・ペイメント・システムを搭載するた
めの半導体部品を製造していることが背
景です。
4
機関投資家向け資料
免疫システムの解放
革新的なバイオ医薬品は、製薬業界とがん治療法に変化をもたらす
「現在は、ヘルスケア産業の大きな復興期に
あり、それは始まったばかりです」
60%
Rich Wolf
株式アナリスト
バイオ医薬品が売上高に占める割合の変化 (2000年~2014年)
40
20
バイオ医薬品が製薬会社の売上高に占める割合は上昇しており、
バイオ医薬品の売上高は2014年の998億米ドルから
2020年には1,485億米ドルにまで増加すると予想される。
0
AstraZeneca Abbott GlaxoSmith- Novartis Johnson &
Laboratories Kline
Johnson
Bayer
Eli Lilly
Merck
Pfizer
BristolSanofi
Myers Squibb
Roche
バイオ医薬品が総売上高に占める割合(%)
2014年
2020年推測
出所:EvaluatePharma®、2014年3月、 Evaluate
Ltd, www.evaluate.com。データは、従来型の医薬
品、バイオ医薬品、その他未分類のもの、店頭販
売を含む総売上高に基づく。


Capital Group
3
4
12
10
32
17
37
22
23
31
38
77
12
4
21
16
36
16
66
32
29
58
48
79
がん細胞には、免疫の攻撃から逃れて自
身を守る仕組みがあることが明らかに
なっています。免疫を抑制しようとする
このがん細胞の力を弱める新たな治療法
が確立されると、患者自身の免疫力を利
用してがんを認識し攻撃することができ
るようになります。
がん細胞の免疫逃避機能に関連する物質
は、PD-1(programmed cell death-1)お
よ び PD-L1 ( programmed cell deathligand 1)阻害剤と呼ばれ、これらに作用
する薬品を開発することで、将来的なが
ん治療の基盤ができます。これは、開発
する製薬会社に巨額の利益をもたらしま
す。
当資料の最終ページに記載されている当資料の記載内容について等を必ずご覧ください。

Bristol-Myers SquibbとMerckは、この分
野でリードしています。両社は、皮膚が
ん、肺がん、乳がんなど多くのがんに関
連し免疫腫瘍学を発展させてきました。
これらのがん治療は、個人の特質に合わ
せた究極の薬物療法であり、がんの種類
に関係なく、異常な細胞を発見し攻撃す
ることができます。

製薬業界は、1990年代以降で最も革新的
な時期にあり、その恩恵の多くをテクノ
ロジーと遺伝子学の進歩から得ています。
特許切れ問題や規制当局による審査の厳
格化に加えて、2000年代に業界再編の波
を経験した後、製薬会社は今や、現代に
おける最大の病気のいくつかに焦点を当
てた研究開発への投資を増やしています。
5
機関投資家向け資料
デジタルによる「破壊」:テクノロジーが音楽ビジネスを変革
iTunesによる大きな変化の後、ストリーミングが再び大変革をもたらす
「多くの破壊が進行中であり、メディアもそ
の渦中にあります。従来型のメディア企業は、
5~10年前には存在しなかった多くの競争に
直面しています」
David Carpenter
ポートフォリオ・マネジャー
18 (単位: 億個)
12
ダウンロード
6
CD
カセットテープ
レコード
0
1973
出所:Recording Industry Association of America。
データは米国のレコード音楽産業における各年の
出荷統計に基づいており、図に示された4つの音楽
媒体の累計を示す。単位は、物理的な媒体かデジ
タルかを問わず、各媒体における製品の単位数量
を表す。レコード、カセット、CD、ダウンロード
はすべてアルバムとシングルを含む。
Capital Group

1993
1983
近年、旧式のレコードの売上げが急増し、
2013年には1997年以降最大となる1,000
万枚近くに達しました。多くは、デジタ
ルよりレコードの音質が良いという、こ
だわりを持ったオーディオファンらに
よって押し上げられたものです。レコー
ドの売れ筋は、Jack Whiteの“Lazaretto”や
Beckの“Morning Phase”などでした。レ
コードの勝利は、古き良き時代を思い起
こさせますが、音楽媒体を巡る戦いは既
に終わっています。デジタルがまだ勝利
を収めていないとしても、他の媒体は
ノックアウト状態と思われます。
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
音楽ビジネスとAppleのiTunes Music Store
の例は、イノベーションがいかに産業を変
化させるかを物語っています。数十年にわ
たるそれまでの音楽の販売方法は、2003
年のiTunesの登場で大きく変わりました。
それ以降、音楽販売は約120億米ドルから
2013年には70億米ドルにまで落ち込みま
した。しかし、同じ期間に、人々はそれま
でより多くの音楽を購入しています。低コ
ストで簡便なiTunesの楽曲ごとのダウン
ロードは、音楽ファンから歓迎されたかも
しれませんが、音楽産業に大きな「破壊」
をもたらしました。
2003

2013(年)
iTunesが音楽の世界に革命を起こしてか
ら10年以上が経過し、業界はより急進的
と思われるデジタルの転換を迎えていま
す。それはストリーミングです。多くの
リスナーがCDやダウンロードから離れ、
Spotify、Pandora、YouTubeなどのスト
リーミング・サービスに向かっています。
音楽産業は再び大変革を迎えているよう
です。
6
機関投資家向け資料
投資リスクについて
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第317号
商号:
キャピタル・インターナショナル
株式会社
代表取締役社長
トーマス・クワントリル
住所:
東京都千代田区丸の内二丁目1番1号
明治安田生命ビル
TEL:
03-6366-1050 (営業部代表)
加入協会:
一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
当資料に記載されている有価証券運用は、国内外の株式及び債券などの値動きのある有価証券等に投資する
ものであり、組入有価証券の価格の下落や、組入有価証券の発行者の業績悪化や倒産、国内もしくは国際的
な政治・経済情勢、市場の需給関係等の影響により、運用資産の投資価値が下落し、損失を被ることがあり
ます。従いまして、投資家の皆様の投資元本は保証されているものではなく、投資価値の下落により損失を
被り投資元本を割り込む可能性があります。当運用における主要リスクには、有価証券等の価格変動リスク、
為替変動リスク、金利変動リスク、信用状況の変動リスク、カントリーリスク、有価証券先物取引等のリス
ク等、グローバル運用における通常のリスクに加え、新興諸国市場投資に伴うリスク(政治・社会的不確実
性、決済システム等市場インフラの未発達、情報開示制度や監督当局による法制度の未整備、為替レートの
高い変動、外国への送金規制、税制等)、低格付け債券のリスク(デフォルト、金利変動に対する価格変動
等)等があります。
ご負担いただく費用について
当資料に記載されている投資一任契約に係る運用報酬は以下の通りです。
・直接投資を行う運用の場合:0.972%(税込)を上限とします。
・外国籍投資信託を用いた運用の場合:投資信託に係る運用報酬、投資一任契約に係る報酬などの総計は
1.200%(税込)を上限とします。
また、組入有価証券の売買時に発生する売買委託手数料等については、運用状況や取引量に応じて変動する
ものであり、事前に具体的な料率や金額、上限または計算方法等を示すことができません。その他、特定
(金銭)信託契約に係る管理報酬を信託銀行にお支払いいただくこととなりますので、その詳細につきまし
ては信託銀行にご確認ください。
当資料の記載内容について
当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成
されたものではありません。当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、その
正確性、完全性について当社が保証するものではありません。また記載されている運用実績およびデータ等
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ましては、資料作成日現在における当社および当社グループの見解であり、今後につきましては経済および
市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。
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券や業種、国等を推奨しようとするものではありません。また、当資料に記載されている運用・調査に関わ
る人員は、必ずしもキャピタル・インターナショナル株式会社の所属ではありませんが、キャピタル・グ
ループ傘下の関係会社に所属しております。
Capital Group