SKI000106

「家庭的保育制度」ってなに
わが国の保育制度は、 児童福祉法
?
(1947 年制 3)
きれる保育所を 中心に展開されている。
こ
上村 康子
により
児竜福祉施設の一つとして
規定
・の保育所 (認可保育所 ) の代替。拙宅的 役割を
抽ってきだのが、 W,竜福祉法第 24 集の「その他の 適切な保 再 コを卸がかりに、 各自治体 独
白の悪業として 創設されだ家庭的保育制度であ
かり保育する 形態の家庭的保育制度は、
る。個人が自宅で 保育に欠ける 乳幼児を鞘
欧米諸国で発達し、 EC
(塊 EU)
保育ネ "y トワ
ーク 委昌会・でもとりあげられ、 検討されている。 わが国では 約 Ⅰ舶の市区町村 @「導入され、
家庭保育室、 家庭補社目、家庭保育福祉 は、 届間 里親、 赤ちゃんポ一ムなど、
名称で展開されている
さまざまな
"
@ , 家庭的保育制度の 締
鵠舶年¥l月 、 京都市は昼 闇 里親制唐 という名称で、 わが国で最初の 家庭的保育制度を 創
家庭の児童の 保育を昼 闇婁期 に委託する制度として、 昼憶 里親 7 人、 委託児
竜田人で出発し、 委託料が市がら 昼間里親に支払われれ。
余裕があ り、首陀経
なお、昼間里親の条件は 生活に
を 持ち、 昼聞 、 保育のために 自宅の - 室を解放できる 家庭の主 巌ど
いうように、 ボランテイア 精神を強く求めだものであ
っだ。 Ⅳ 団・年には
笘, 児保育所不出の
解消を朋して、 対象を帝 ィ利/けナ がら二歳大淵 押,に限定L, て 、 到, 捌,保育.
:戸ズに 対応ずる,
とになった。
高度経済成長期に 入るⅣ印年代後半になると、 働く女桂の増加に 伴「・て 保育ニーズ、 特
に低年齢 睨保育ニーズは 高まるわのの 保育所木 がは 傲ィ hL ハ これらニーズに 対応するため
に自治体独白の 施策と @,て 、 家庭的保育制度を 創設ずる動きが 大都市を中心に 出始めた。
[9冊年、 大阪市が保育所が 近くにない地域の 夢保育児輩、 特に乳児を保育するために、
家
庭保育制度を 創設し、 -:,-ゴいて東京都、 神奈川県、 描海市、神戸市、 滋賀県大潮 市 が同様
o0)制度を発足させている。
高度経済成 桂が進むにつれて 核 家族化と働く 用親の増加傾向が 輻苦 となり、 要保育児帝
が多数出現した。 その結呉 、 保育所不足が 各地、 とりわけ都市部で 深刻となった "
笘, 用 保育および障害児保育ニーズも
高まってきた。
そこで、
きらに、
国は円 fH7年度以降、 ,次にわ
・だり保育所緊急整備五 が年計両を策定し、 保育所の膣傭を 図った。 鵠㏄年からは 卸。 児保育
特別対策を実施している。
このような状況において、
戸㎡、 @gn。@博大阪府堺市をなじめとして、
家庭的保育制度は㈹ 砲年の茨城県水
聞東。近畿を中心に、 鵠而年 までの苗に東京都
一 24
一
から市区町村への 移管を含めて 70を越える自治体で 次々と
円7(@
年代後半になると、 地域によっては 保育所の定目割れ 状況が表面 P;以 保育所の滴
ィ
桂記置が問われることになっだ。
一万、保育ニーズはますます
多様化してきだ。 そこで、
誰でも、 いつでも キ どもを預けられ、 さまざまな保育ニーズに 対応するべビー。 ホチル が
都市部を中心に 刮,立し
、 碍㏄年がらⅣⅢ年にがけて
社会開題にまでなっだ。
この べ ビー。
として、 延長保育特別対策および 夜間保育事業が 実施されることになる。
㈹ 76年から 19% 年にがけて家庭的保育制度は
35 の自治体で創設されているが、
、 Ⅳ 77年礼 毘市、 博㏄ 年福岡県久留米市など
埼玉具,止水市 ( 騰部年、
@> 。 和光市 ( 用盤年) での
@ トセンタ一のほ
降、 収集瞥料でるがぎり、 19% 年 開設の大阪府 目塚市のファミリーサボ
がには創設きれていない。
2. 家庭的保育制度の 現状
以上のように、 自治体独白の 制度として創設きれ、 常に認可保育所の 代替。柑先約役割
りを 畏 だしてきだ家庭的保育制度であ
るが、 近年、札 摘・㎡や滋賀県大津市などにみられる
ように、 制@ の役割ちょ わったとして 制度の廃止、 予算拮 卸の停止、 保育者の甚集を 停止
・
している自治休も 出てきている。 一万、 用目 年 の 描浜 市 児童福祉審議会や㎎ 92 年の京都市
議会の答申、 円93 年のⅢ箔市保育間瀬調香研究委員会の
よう
に、
キ どもの個性や 発達に応じて 柔軟に対席できるなど、
提言などに代表される
小規模な家庭的保育の 利点
を積極内に評価する 自治体も多い。 なお、 児輩福祉 法- 部苗庄 (@的 7年 ) に向けての中央
会基本間 頴部会の中間報告
な 子育て支援システムの
育 施設、 ベビーシッターサービス、
(㎎ 弼 年 @2円 ) では、多描な保育ニーズに 射席す
描か必要とし、
家庭的保育
Ⅰ保育所に加え、 保育所以外の 俣
(保育ママ ) 、 子育てサークルなどに
ても、 サービス内容の 脅に留意 [,つつ、 地域の保育資源として
,つい
位置付け、 その活用が図ら
れるようにすべきであ る」と提言している。
これらの答申や 提言にもみられるように、
家庭的保育制度は 条件整備の必要性は 為る あ
のの、多様な保育ニーズに 対応でき、 かつ低年齢児の 保育にとって 有効な制度として 再評
価され、 さらには、 保育所と連擁して 保育水準の向上を
目指・ ナ
ことの必要地が 両認識され
つつあ るようであ る。
以上のような 家庭的保育制度について、
㎎ 92 年に家庭的保育制度の
れた全国家庭的保育ネットワーバとがかわりながら、
一 25
一
保育特により 結成さ
研究を進めている。