サンダーバード熊本支援活動報告⑤(6/10~11) 6 月 1 日から静岡支部を中心に、湖成会グループで熊本支援に入っていただいております。理事の皆 さま、支部の皆さま、関係者の皆さまにその活動状況を知っていただきたく、手元に届いた活動報告を まとめてお送りいたします。 なお、本報告の内容は、現地へ支援に入られている支援者個人の目を通したものになります。(ほぼ 原文のままです。) ●6 月 10 日(金) 活動場所は同じく小学校、宿泊施設、分館です。 朝、昨日の内服されていない方もいたため、小学校からまわりました。 避難所の中でも訪問リハビリを受けられている方もいました。その後、入浴サービスにも行かれるとの話 でした。そのため午後に、爪が肥厚し爪切りが出来ない 2 名の爪をやすりで整えています。 薬の確認では、初めてご本人様とお会いすることが出来ました。ご本人様の話によると避難所ではなかな か寝られないため、半壊ではあるけれど家に帰られていると。朝もガサガサ音を立ててしまうと周りに悪く てと話されていました。 お薬は昨日飲まれておらず、前日の朝の分を飲まれていたことをメモを残し、保健師さんへ繋がるように しました。 分館では家に帰られていた時、旦那様が昨夕体調不良で救急車で病院に搬送と。夕方、再度伺った時には 退院され、避難所で会われたそうですが、旦那様は娘さんのところに泊まり、奥さまは皆がいるからここが いいと。 他の方では食欲が落ち、水分はとれるが、あまり食べられない方もいて、巡回中の管理栄養士さんへ繋ぎ ました。栄養士さんよりアドバイスを受けられたようで、夕方伺った時はお昼はラーメン好きなので、そこ のカップラーメンをもらって食べました。と笑顔。 昨日避難所に移られた方は、もともと弟さんの家にいて、片付けには来られていたようですが、仮設住宅 の抽選もあるとのことで来られたそうです。 その方が分館にいらっしゃらないため自宅に伺うと、損壊している家の中の片付けや仮設で使うような物 をまとめられていました。夕方に再度分館へ行きましたが、戻られていませんでしたので、熊本のスタッフ の方と家の中を見ましたが、倒れられているような様子やバックもないため退去しました。 [思ったり感じたこと] 仮設での生活が始まっていくことで、介助が必要な方が見えにくくなったり、ADL の低下が起きてくる方 も出てくると思われる。 ●6 月 11 日(土) 活動を通して、避難所の環境や食事等によって違いがあり、体調への影響が心配される。 日中の片付けの疲れや気温の変化などからか体調を崩して救急搬送された方もいらっしゃった。幸い大事に は至らず、翌日には退院されました。 また、日中避難所に残っている高齢者は、一人で横になられていることが多く、体操が1日1回あります が、なかなか参加されない方もいたり、歩ける方でも散歩や避難所の中を歩かれる姿もほとんどないところ もあるため関わりが必要かと思う。 食事にしても分館では自立であるため、休憩スペースや食堂が設けられており、お昼等いらっしゃる方々 は一緒に過ごされていたりコミュニティ作りが出来ていた。が他は見かけることはありませんでした。 これから仮設住宅への移動もありますが、新しいコミュニティ作りをしなければならなかったり、残され た方もいつまで避難所が使えるか、住むところへの不安取り残される不安があるようすです。 余震や大きな地震がまだ起きると言われているなかで、家を建てる、修理も出来ないこともあるようです。 福祉サービスや保健師、管理栄養士等専門職の巡回もありますが、話を聞いたり困りごと等を吸い上げる ことは必要かと思いました。 他をまわっているチームでは農作業や入浴への支援をしていることも聞いています。 当初は元気もなく落ち込んでいたようです。2 ヶ月が経って笑顔が見られ、話もよくしてくださいました。 熊本の方も被災されながらも頑張られてる姿に頭がさがります。
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