サンダーバード熊本支援活動報告⑥(6/6~11) 6 月 1 日から静岡支部を中心に、湖成会グループで熊本支援に入っていただいております。理事の皆 さま、支部の皆さま、関係者の皆さまにその活動状況を知っていただきたく、手元に届いた活動報告を まとめてお送りいたします。 なお、本報告の内容は、現地へ支援に入られている支援者個人の目を通したものになります。(ほぼ 原文のままです。) ●派遣期間 平成 28 年 6 月 6 日~6 月 11 日 ●派遣先 全国小規模多機能型居宅介護事業所連絡会 ●支援先 熊本県上益城郡益城町 避難所各所 【復興の状況】 町の復興は進んでおらず、全壊・半壊の家がそのまま残っている状態です。 道路には亀裂や段差がそのまま残っています。 ライフラインは復旧しているが、自宅に戻り生活ができる状況の方は限られています。 【被災者の状況】 仮設住宅の抽選は始まったものの新たなコミュニティ構築が必要となり、転居に係る不安と避難所 生活が長引いての両面の不安があるようです。 中には、がれきが残り安全とは言えない状況で自宅に戻る被災者も見受けられました。 日中をご自宅の片づけをし、避難所ではなく車中泊されている方々もおられました。 避難所では、生活支援や食事の提供が行われる為、自らが動き行動する事が少ないため高齢者のみ ならず全体の ADL の低下を招きかねないと感じました。 【支援内容総括】 ① 避難所生活の方々への傾聴や話相手。 避難所生活への不安や不満の傾聴。内容によっては精神保健福祉士及び保健師へ繋ぎチームで 支援を実行しました。 避難所生活において隣人への気疲れや、愚痴。思いで話への傾聴 ② 高齢者の服薬指導と管理、栄養摂取指導 疾病による服薬が正常になされるよう、福祉サービス保健師と分担し対象者の服薬管理を行い ました。シップ交換や爪切り等の看護師業務も行いました。 同時に食事に関するヒヤリングを行い管理栄養士に繋ぎ栄養管理の情報収集を行いました。 ③ 避難生活者の相談傾聴へのフィードバック 保健師・管理栄養士・精神保健福祉士等で情報を共有し、ミーティングで方向性が出た方には、 即座にフィードバックし実行に結びつけるよう対応しておりました。 【今後の支援について】 日中・夜間を問わず高齢者の活動はすくなってなっており、持てる力や能力の低下が心配。 住居と並行して震災前の活動が出来る環境つくりが大きな課題と思います。 この為、湖山グループによる介護・医療に特化した支援よりも、生活の一部ではなく生活の流れ の補助として黒子的な支援が必要ではないかと思います。
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