①指導を進めるにあたっての基本的な考え方

第3学年1組 体育科学習指導案
1
単元名 『片江っ子探検隊』
2
指導を進めるにあたっての基本的な考え方
指導者
小栁 尚史
(男子15名 女子15名
合計30名)
(全6時間単元)
こんな子どもを
○ 本学級の子ども達は
本学級の子どもは,事前のアンケート調査で,体育の学習に対して,
「とても好き」
「好き」を答えた人数は
28名(93%)である。その理由としては,
「記録が伸びたり上手になったりするから」
「自分のめあてを決
めて学習できるから」
「動きを工夫することが楽しいから」と答えており,達成感や目標を持って活動するこ
との楽しさを経験してきていることが分かる。しかし、
「なにかになりきっておどることは好きですか」に対
して,
「きらい」
,
「とてもきらい」と答えた人数は14人(47%)と大幅に増える。その理由としては,
「は
ずかしいから」が6人(20%)
,
「苦手だから」が5人(17%)
,
「おどることがきらいだから」が3人(1
0%)と答えている。人前で自分の感じたままを表現することに抵抗を感じていることが分かる。表現する経
験が少ないことで表現運動に対して自信がないことが分かる。
こんな教材で
○
こんな支援で
この単元は,自己の心身を解き放して,リズ
○ 子どもにとって乗りやすい軽快な曲を選び,教
ムやイメージの世界に没入して,なりきって踊
師がリードしながら,自由に体を動かせるように
ることが楽しい運動であり,互いの良さを生か
し,心と体をほぐすことができるようにする。
し合って仲間と交流して踊る楽しさや喜びを
○ 即興的な表現を引き出すために,場面・様子・
味わうことができる運動である。
○
音・動きなどを短い文や言葉で示したイメージカ
人前で心身を解放することの経験が少ない
ルタを活用する。イメージカルタは子どもの創意
本学級の子ども達にとって,イメージやリズム
を入れながらつくるようにする。
にふさわしい動きを見つけたり作品を創造・鑑
○ 「はじめとおわり」をつけた動きにして踊るた
賞したりする活動を通して仲間との話し合い
めに,動き方のポイント「体のくずし」,「リズム
や互いのよさを生かし合ってダンスを工夫し
のくずし」,
「グループのくずし」をキーワードと
ていく活動を行っていくことは,身体による豊
して声かけをしていく。また,子どもの多様な表
かなコミュニケーション能力が培われる上で
現を認めつつ,感じが表現されている「よい動き」
この学習は価値がある。
を観察し指導していく。
めざす子どもの姿
○
「片江っ子探検隊」の表現に進んで取り組み,だれとでも仲よく踊ったり,友達と励まし合って発表した
り,場の安全に気をつけたりすることができる。
(態度)
○ 「片江っ子探検隊」からその主な特徴をとらえ,対比する動きを組み合わせたり繰り返したりして踊るこ
とができる。
(技能)
○ 「片江っ子探検隊」の動きのポイントやよい動きを知るとともに,自分に合った課題を選んだり,友達の
よい動きを自分の踊りに取り入れたりすることができる。
1
(思考・判断)