留萌市立病院職員の給料削減に関する陳情書 - 留萌がんばるかい

留萌市立病院職員の給料削減に関する陳情書
平成 21 年 1 月 9 日
留萌市
市長
高橋定敏様
留萌がんばるかい
代表
澤田
知明
我々、留萌がんばるかいは、留萌市立病院の赤字が大きな問題となって以来、市民で出
来ることは何かを考えて参りました。その要因は多々言われておりますが、その一つであ
る「メディカルスタッフの不足」であれば、我々のネットワークで解消の手助けが出来る
のではないかと確信するに至りました。
その理由としては、①病院が新しく最新の設備が整っていること、②給料が他の公立病
院と比べて良いこと、③入職時に研修費が貸与されること、など人材確保に有利な条件が
整っているからであります。
そこで我々は、研修医 1 名(2009 年 4 月より採用予定)を人的ネットワークで確保しまし
た。看護師においても独自に病院見学ツアーを市立病院と共同で企画実施し、2 回の病院見
学で 2 名の奨学生を得ることができました。この取り組みは広くメディアに取り上げられ
(道新全道版・地元新聞・HBC・NHK)、我々の元にも全道各地から励ましの言葉やメール、
ひいては活動資金援助の申し出まで頂き、その反響の大きさに驚くところであります。
しかし、先般開催された財政健全化の市民懇談会や新聞報道において、病院職員人件費
の一律 20%カットが表明され、これまで我々が人材確保のため提示していた条件が他の病院
に比べ劣った状況になってしまいます。
診療報酬制度では、看護師が集まらなければ、患者の入院を制限しなければならない事
態になると聞き及んでいます。そうなれば赤字の解消は不可能となり、健全化計画そのも
のが破綻してしまいます。さらには我々のやってきたこと自体、意味の無いものになって
しまうばかりか、病院見学で市立病院にお出で頂ける予定の奨学生に迷惑をかけることに
なりますし、我々を応援頂いている多くの皆様にも申し開きができません。
従いまして、当会は下記の事項が実現されるべく、留萌市に陳情するものであります。
記
1. メディカルスタッフを確保するため、入職後 5 年間(若年看護師)は給料削減しな
いこと
以上