第26回公開臨床病理検討会(CPC)のご案内

平成 28 年 6 月吉日
各
位
社会福祉法人
病理診断科
三井記念病院
部長
森 正也
第26回公開臨床病理検討会(CPC)のご案内
拝啓 時下ますますご清祥の段
お慶び申し上げます。
下記の通り、第26回公開臨床病理検討会を開催致します。皆様の御参加をお待ち申し上げます。
記
【日
時】
平成 28 年 7 月 6 日(水)
【会
場】
三井記念病院
19:00~20:00
外来棟 7 階
講堂
検討症例 : 40 代、女性
臨床診断 : 神経性食思不振症, 子宮頚癌, 肝硬変症
臨床経過 :
2007 年から神経性食思不振症で follow up。2014 年、血尿の精査中に CT
で子宮頚部に 5cm の腫瘤を指摘。子宮頸癌 Ⅱb 期の診断で、2014 年 11 月放
射線治療施行。腹部エコー検査で肝臓に 10mm 大までの low echoic lesion を
指摘。肺には転移の疑われる結節が認められた。肝機能異常と肝の萎縮から
肝硬変と診断された。本人の希望で化学療法は行わず。
2015 年 8 月右大腿部痛、発熱を主訴に受診し、蜂窩織炎の診断で入院。膿
瘍を合併しており外科的処置も考慮されたが、貧血・大量腹水など全身状態
不良であり、内科的に抗生剤治療を約 3 ヶ月間施行。その間、貧血・大量腹
水に対し輸血・腹腔穿刺を適宜施行。
2016 年 1 月初旬より血便・貧血の進行が認められ、子宮頚癌の直腸浸潤、
放射線直腸炎などが疑われたが、本人・家族と相談のうえ輸血による保存的
治療の方針となる。高カロリー輸液、大量輸血で経過を見ていたが血便は持
続。1 月下旬、意識障害・酸素化低下が進行し死亡した。
臨床上の問題点 : 1.血便の原因精査
検索希望事項
2.子宮頚癌の進行度
3.肝硬変の原因、多発肝腫瘤の本態
病理診断科から : 肝臓は肝硬変症ではなく、また多発肝腫瘤は転移性病変ではありません。
のコメント
【申込方法】
平成 28 年 7 月 5 日(火)までに、地域連携室へ E-mall または、お電話でご連絡い
ただけますようお願い申し上げます。
【連 絡 先】
三井記念病院
地域医療部 地域連携室
電話:03-3864-7900
FAX : 03-3864-7901
Emall [email protected]