資料 冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画案 市民周知等企画運営業務 提案説明書 平成 28 年(2016 年)6 月 スポーツ局招致推進部 1 1 業務名称 冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画案市民周知等企画運営業務 2 背景及び目的 札幌市では、2026 年冬季オリンピック・パラリンピック(以下「オリパラ」という。) 招致に向けて、大会のコンセプトや競技施設の配置計画、財政計画等を記した開催概要 計画案を公表したところである。 今後、招致を進める上では、開催概要計画案をより多くの市民に周知して理解を深め ていただき、これに対する市民意見に耳を傾けるとともに、オリパラ招致に対する市民 からの支持率を向上させることが重要である。 このため、本業務は開催概要計画案の市民周知、これに対する意見募集、及び招致気 運醸成を目的に実施する。 3 企画提案を求める項目 オリパラの開催概要計画案の市民周知、市民意見募集、招致気運醸成に効果的なイベ ント等の企画、運営を行う。詳細の事業内容は、企画提案の結果に基づき、札幌市と受 託者で協議し、調整する場合があるが、下記(1) 「シンポジウム」の実施は必須とする。 (1) シンポジウム 開催日時、会場選定、出演者選定等シンポジウム内容の全体構成及び広報計画等に ついて網羅したもの。開催に向けた準備から当日の運営、撤収作業までを一括して行 うものとする。 企画にあたっては、計画案周知と気運醸成のために、効果的な演出、多くの集客が 見込めるものを目指すこと。 シンポジウムの一般的な内容である、 「基調講演→パネルディスカッション」の流れ で実施しなければならないものではなく、聴衆が楽しめるようなコンテンツを自由な 発想で提案するものとする。 また、出演者の選定については企画の重要な要素であるため、開催日時を設定し、 出演者のスケジュールを確認し、内諾を得たうえで提案すること。 2 なお、演目の中に市長の出演を盛り込むこととする。提案された日時に市長の都合 がつかない場合は副市長等を出演させることとするが、これらの調整は本市が行うも のとする。 ① 提案にあたっての条件 ア 演目の中に必ず入れるもの (ア) 開催概要計画案プレゼンテーション 本市が作成しているオリパラの開催概要計画案のプレゼンテーションを行う 時間を 20 分間程度設けること。このプレゼンターは原則として本市が選定する 市職員が行う。 (イ) 来場者からの意見募集 来場者に対する意見票の配布・回収等、来場者から開催概要計画案に対する 意見を募集できる項目を入れること。 (ウ) オリンピアン・パラリンピアン各 1 名以上の出演。 招致を目指すのは、冬季オリンピック・パラリンピックであるため、冬季競 技のオリンピアン・パラリンピアンが望ましい。 (エ) パラリンピックのイメージ向上につながる演目または演出 本市は開催概要計画においてパラリンピックのさらなる発展を指向すること としており、市民のパラリンピックに対する関心を高めることができるような 演目または演出を入れること。 イ 会場の規模 500席程度以上の会場を選定すること。 ウ 開催日時 8月1日(月)~9月20日(火)までに開催すること。 ② シンポジウムの集客ターゲット 全世代をターゲットとして構わないが、審査においては特に 1972 年の札幌オリン ピックを体験していない世代に対する訴求力を重視する。 【注】 本市では、一昨年の調査で約 67%だったオリパラ招致への支持率を、2019 年 3 頃に国際オリンピック委員会(以下IOCという。)が実施するアンケート調査 において 80%まで上昇させようとしている。IOCによる調査は非公開のため 詳細は不明だが、世代を問わず実施されると考えられるため、各世代において 支持率を上昇させる必要がある。 しかしながら、近年IOCが若者に対する意識啓発を重視していること、及 び本市アンケート調査においてオリパラ招致の是非が「わからない」と回答し た割合が 1972 年のオリンピックを体験していない世代において高いことから、 特にこれらの世代への計画案周知促進と気運醸成を重視するものである。 なお、本市アンケート調査結果は参考資料として本市より提供する。 ③ 来場申込受付について シンポジウムへの来場申込の受付については、札幌市コールセンターを活用でき るため、企画提案の中でこの項目を見込む必要はない。 ④ 入場料について 無料とする。 (2) その他気運醸成に効果的なイベント等 PRイベントやワークショップの開催等、市民参加が期待できるイベントを提案 すること。提案するイベントは、①子ども(小学生~中学生程度)、②学生(高校生 ~大学生程度) 、③一般成人、④高齢者等の各世代に対し、1回以上実施すること。 ただし、複数の世代をまとめて実施してもよい。 また、既存イベントへのブース出展、それら各会場で配布するノベルティグッズ の作成等、オリパラ招致の気運醸成に大きな効果が見込める企画と組み合わせても よい。 なお、既存イベントへのブース出展において、他の実施団体が主催するイベント への出展を企画提案する場合は、受託者が主催実施団体と調整をしたうえで、提案 すること。 上記提案内容は、あくまで一例であり、受託者が自由に企画、提案するものとす 4 る。 4 企画提案にあたって考慮すべき事項 (1) 提案するイベント等全体を通じて統一感を感じられるような工夫があること。 (2) オリンピックの「オリンピックシンボル」やパラリンピックの「スリー・アギトス」 は現時点では使用できないので、これらの使用を想定したキャンペーンは企画しな いこと。 (3) キャッチコピーを使用する場合には、現在本市が使用している「札幌にオリンピッ ク・パラリンピックを。」「感動をふたたび、そして未来へ。」を使用すること。 5 その他留意事項 (1) 受託者は、業務の着手にあたって、実施のための執行体制及びスケジュールを委託 者に提示し、了承を得ること。 (2) 受託者は、委託者と密接な連絡を取るとともに、定期的な進捗状況を報告し、委託 者の確認を得ること。また進捗状況に関する委託者の指示を遵守すること。 (3) 履行期間完了前においても、委託者からの指示があった場合、必要な資料等を提出 すること。 (4) 受託者は、本業務の遂行にあたり知り得た一切の事項について、外部に漏えいがな いようにし、目的外に使用しないこと。なお、この契約が終了し、また解除された後 においても同様とする。 (5) 定められた期間内に業務を完了するよう、作業の円滑化に努めること。 (6) 業務の実施にあたり誠実に履行するとともに、契約図書及び委託者の指示等に従い、 本業務の意図、目的を十分理解したうえで、最高の成果を得るように努力すること。 (7) 本業務に関して生じる問題点及び疑義等は、委託者及び受託者の双方が誠実に協議 し、処理する。 (8) 承諾及び協議は、原則として書面により行うものとする。また委託者の行う指示に ついても同様とする。 (9) 本業務の成果である、デザイン、意匠権、版権、印刷物及び提出された原稿・デー タに関する権利は全て札幌市に帰属し、札幌市の許可なく無断で使用、情報提供等を 5 行うことを禁じる。 (10) 本業務に関する事故等は、委託者に速やかに報告するとともに受託者の責任により 適正に処理すること。また、事故等により生じた損害一切は受託者の負担とする。 (11) 本業務の遂行にあたり、関係法規、規則諸法令を遵守すること。 (12)受託者は、全てのイベント終了後、写真や概要を記載した報告書を本市に提出する こと。 6 参考資料 (1) 冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画案 (http://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/gaiyo_keikaku.html) (2) アンケート調査結果 (http://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/) 7 契約の概要 (1) 契約方法 公募型企画競争(プロポーザル方式)により選定された委託候補業者との随意契約。 (2) 告示日 平成 28 年 6 月 8 日(水) (3) 履行期間 契約締結日から提案による業務の終了する日まで。 ただし、すべての業務を平成 28 年 9 月 30 日(火)までに終了すること。 8 予算規模 8,000千円程度(消費税及び地方消費税を含む)。 ※上記金額は規模を示すものであり、契約は別途設定する予定価格の範囲内で行う。 9 参加資格 以下の要件すべてに該当するものに限る。 なお、グループ等で応募する場合も構成員全てにかかる要件である。この場合、契約 6 の相手方はグループ等の代表社(者)とし、他の構成員は協力会社(者)となる。 (1) 法人であること。 (2) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に該当しない者で あること。 (3) 札幌市競争入札参加資格者名簿(以下「名簿」という。)に登録されている者又は名 簿への登録がない者において平成 28 年 6 月 15 日までに登録申請を行い平成 28 年 7 月 1 日付で名簿登録がなされる予定である者の内、以下の要件を満たす者。 ア■同一の企画競争において、事業協同組合等の組合と当該組合員とが同時に参加 していないこと イ■会社更生法による更生手続開始の申立てがなされている者又は民事再生法に よる再生手続開始の申立てがなされている者(手続き開始決定後の者は除く。) 等経営状況が著しく不健全でないこと ウ■札幌市競争入札参加停止等措置要領(平成 14 年4月 26 日財政局理事決裁)に 基づく参加停止措置を受けていないこと 10 参加手続に関する事項 (1) プロポーザルの日程(予定) ・企画提案の公募開始■■■■■■■■■ 平成 28 年 6 月 08 日(水) ・質問書の提出期限 平成 28 年 6 月 16 日(木)※ ・質問書に対する回答 平成 28 年 6 月 21 日(火) ・参加意向申出書及び企画提案書の提出期限 平成 28 年 6 月 29 日(水)※ ・一次審査(書類審査) 平成 28 年 6 月 30 日(木) ・最終審査(ヒアリング) 平成 28 年 7 月 04 日(月) ※提出期限については17時必着とする。 (2) 企画競争の参加に必要な書類の入手方法 下記「15 問合せ先(事務局)」のHPアドレスにアクセスし、必要な書類のデータ をダウンロードすることにより入手すること。 (3) 提出書類 提出期限までに下記の書類を事務局へ持参又は郵送(簡易書留)により提出するこ 7 と。 正本は、以下の①~⑪の構成で一式とし、1部提出すること。(提出にあたっては、 一式を左肩一箇所でホチキス留めすること。) 副本は、以下の③~⑧の構成で一式とし、10 部提出すること。 (提出にあたっては、 一式をゼムクリップで留めること。ホチキスは使用しないこと。) なお、いずれの場合も特別な製本、折込等はしないこと。また、用紙の規格、枚数、 様式等は厳守すること。 ① 参加意向申出書(A4 判、1 枚、様式2) ② 企画提案書等の提出について(A4 判、1 枚、様式3) ③ 業務従事者一覧(A4 判、片面印刷、必要枚数、様式4) ④ 業務体制の概要及び実施方法(A4 判、片面印刷、1 枚、様式5) ⑤ 類似業務等実績一覧 (A4 判、片面印刷、必要枚数、様式6) ⑥ 業務スケジュール(A4 判、片面印刷、必要枚数、様式自由) ⑦ 企画提案書(A3 判横づかい、片面印刷、5 枚以内、様式自由) ⑧ 参考見積書(様式自由) ⑨ 登記事項証明書 ⑩ 市区町村税の納税証明書 ⑪ 消費税及び地方消費税の納税証明書 ※ ⑨~⑪は、札幌市競争入札参加資格者である者は、省略することができる。 【各提出書類記載にあたっての注意事項】 「③ 業務従事者一覧」について ・今回の業務を受託する場合に、実務に携わる者を記載すること。 ・委託の相手方として選定された場合、業務を進めるにあたって他の会社(者)の 協力が予定されている場合についても記載すること。 ・本業務について全般的かつ総合的な役割を担う総括責任者を明記すること。 ・業務実施中、札幌市との打合せ等の際に常に参加するなど札幌市との窓口となる 実務従事者の氏名の後ろには(○)を付けること。 「⑤ 類似業務等実績一覧」について 8 ・本業務に類似する業務の実績について、差し支えない範囲で極力具体的に記載す ること。なお、これまでの実績で特筆すべきものがあれば、企画提案書に詳細に 記載しても良い。ただし、その場合も企画提案書の枚数の追加は認めない。 (4) 質問書の提出について 10 の(1)に定める質問書の提出期限までに質問書(様式1)を事務局へ持参する こと。なお、郵送、FAX 及び電子メールによる提出(提出期限までに必着)も可能と するが、その場合は、提出前に電話により事務局に確認すること。 質問に対する回答は、文書により質問書の提出者に回答の上、ホームページ上に掲 載する。 11 企画提案の審査 札幌市の関係部局の職員などからなる「冬季オリンピック・パラリンピック開催概要 計画案市民周知等企画運営業務に係る企画競争実施委員会」(以下、「実施委員会」とい う。)が審査する。なお、評価の方法は、別紙1「評価項目及び評価基準表」により総合 的に評価する。 (1) 一次審査 ・提出書類による書類審査を行う。 ・一次審査通過の企画提案は、5 件程度とする。 ・一次審査の結果は、確定後直ちに企画提案者全員に文書で通知する。 ・応募件数が 5 件程度の場合は一次審査を省略する。この場合は、提出者全員に別途 連絡する。なお、応募者が 1 件の場合、最終審査において最低基準点を超えていれ ば最も優れた企画提案者として選定する。 (2) 最終審査(ヒアリング) ・一次審査を通過した企画提案に対し、ヒアリングを実施する。 ・出席者は総括責任者を含む最大3名までとする。 ・ヒアリングは1社(者)約 30 分(準備5分、説明 20 分、質疑5分)を想定し、順 次個別に行う。 (一次審査の通過数により、1社(者)あたりのヒアリング時間は変 わる可能性がある。) ・ヒアリングの詳細については、別途通知する。 9 ・応募者が1件の場合の最低基準点は、審査委員会に出席した各委員の持ち点(10 0点)を合算した値(満点)の7割とする。 ・実施委員会による採点が同点の場合、評価項目における「1.企画提案書」の評価 点が高い者を「入選者」として選定する。 (3) 委託の相手方の選定及び契約について 本業務の委託は、原則として入選者に対して行うこととし、その手続きについては、 札幌市契約規則による。ただし、プロポーザル方式の性質上、企画提案のあった内容 をもって契約するものとは限らない。 入選者が、 「9 参加資格」のいずれかに該当しないこととなった場合、契約を締結 しないことがある。 (4) 選定結果の通知方法、結果に対する質問方法等 選定の結果は、企画提案者全員に対して文書により通知することとし、選定の結果 に対する質問については、原則として、文書にて事務局に提出すること。 12 失格事項 次のいずれかに該当した者は失格とする。 (1) 提出書類に虚偽の記載をし、その他不正の行為をした者 (2) 本説明書に定める手続以外の手法により、実施委員会の委員及び市職員から助言、 援助その他審査の公平を疑われるような行為を受けた者又は当該行為を求めた者 (3) 本プロポーザルの手続期間中に指名停止を受けた者 (4) 提出書類の提出期間、提出場所、提出方法、記載方法等が、本説明書及び各様式の 留意事項に適合しなかった者 (5) 審査の公平性を害する行為を行った者 (6) その他、本説明書等に定める手続、方法等を遵守しない者 13 著作権に関する事項 (1) 企画案の著作権は各提案者に帰属する。 (2) 札幌市が本件企画競争の実施に必要と認めるときは、企画案を札幌市が利用(必要 な改変を含む。)することに許諾するものとする。この場合は、あらかじめ提案者に通 10 知するものとする。 (3) 提案者は、札幌市に対し、提案者が企画案を創作したこと及び第三者の著作権、著 作人格権及びその他特許権、商標権を含むいかなる知的財産権を侵害するものではな いことを保証するものとする。 (4) 企画案の利用について、第三者から権利侵害の訴えその他の紛争が生じたときは、 提案者は、自己の費用及び責任においてこれを解決するものとし、かつ委託者に何ら かの損害を与えたときは、その損害を賠償するものとする。 (5) 提出された企画案その他本件企画競争の実施に伴い提出された書類について、札幌 市情報公開条例(平成 11 年条例第 41 号)に基づき公開請求があったときは、同条例 の定めるところにより公開する場合がある。 14 その他留意事項 (1) 本プロポーザルに係る一切の費用については提案者の負担とする。 (2) 提出期限後の提出、差替え、変更、再提出及び追加は認めない。 (3) 業務従事者一覧に記載された総括責任者は、市長が特別の理由があると認めた場合 を除き、変更することができない。 (4) 札幌市が提供した資料は、札幌市の了解なく公表、使用することができない。 15 問合せ先(事務局) 〒060‐0002 札幌市中央区北 2 条西 2 丁目 STV 北 2 条ビル スポーツ局招致推進部調整課 電話:011-211-3042 伊藤 戸叶(とかのう) FAX:011-211-3046 HPアドレス:http://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/syochi_keikaku.html 電子メールアドレス:[email protected] 11
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