女性が再就職しやすい職場環境づくりモデル事業実施業務 1 基本仕様書 業務名 女性が再就職しやすい職場環境づくりモデル事業実施業務 2 事業の目的 人口減少による労働力不足への懸念から女性の活躍に期待が高まる中、出産等の事情により やむを得ず離職した女性の多くが、再就職を希望しているにも関わらず就業できない状況が見 受けられる。一方、企業側も、人材不足が深刻化している中小企業を中心に、社会経験のある 女性の採用意欲はあるものの、こうした女性が働き続けるために必要な職場環境の整備が進ん でいない。 このような背景を踏まえ、受け皿となる企業の職場環境の改善を支援し、女性の再就職促進 を図ることを目的とする。 3 実施期間 契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日まで 4 委託業務の内容等 ⑴ 業務内容 ア 支援対象企業(以下「企業」という。 )の募集及び選定 イ 女性が働きやすい職場づくりに必要なコンサルティング(4 回以上)等の支援の実施 ウ 再就職を希望する女性の募集 エ 企業と再就職を希望する女性との間における雇用関係成立までのあっせん(以下「マッ チング」という。 ) オ 報告書の作成・提出 カ その他女性が再就職しやすい職場環境づくりや女性の継続就業に資する取組の実施 ⑵ 支援対象企業 本事業への参加開始日において次に掲げるすべての条件を満たす企業 10 社以上とする。 ア 中小企業法第 2 条において定める中小企業であること。※ イ 市内に本社を有すること。 ウ 過去 5 年以内に結婚・妊娠・出産・育児・介護等により退職した女性がいること。 エ 女性の中途採用を予定していること。 オ 過去 5 年間に労働関係法令について、重大な違反がないこと。 カ 暴力団又は暴力団の構成員若しくは暴力団の構成員でなくなった日から 5 年を経過し ない者が経営、運営に関係している団体でないこと。 キ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和 23 年法律第 122 号)第 2 条 に規定する業種を営む者でないこと。 ※中小企業の例 製造業・その他:従業員 300 人以下又は資本金 3 億円以下 卸売業:従業員 100 人以下又は資本金 1 億円以下 サービス業:従業員 100 人以下又は資本金 5,000 万円以下 小売業:従業員 50 人以下又は資本金 5,000 万円以下 1 ⑶ 留意事項 ア 企業の募集及び選定について ① 企業の募集に際しては、広く業務の周知を図るとともに、積極的な情報収集や訪問等 により個別開拓にも努めること。 ② 対象要件の確認に際しては、過去5年の労働者名簿及び登記簿等の書面により行うこ と。 ③ 企業は特定の業種に偏ることなく、できるだけ多くの業種から選定すること。 イ コンサルティング等の支援について 以下の内容を基本に、企業の実情に応じた支援を行うこと。 ① 企業診断等(現状分析、課題等の調査、改善策の提案など) (例)・育児や介護中の女性の就業継続に有効と思われる制度・取組等の有無の確認 ・女性従業員等からの意見聴取(ライフサイクルに合わせて就業継続に必要と考えること、 改善して欲しい事項等) ・過去に女性が離職した要因の分析 ・上記を踏まえた企業の職場環境診断(課題等の指摘)、これに対する改善策の提案など ② 女性の再就職、継続就業等に資する各種人事・労務制度、取組等の設計支援(規程・ 様式・手順等の整備等) ③ その他企業等への相談・助言、フォローアップ等(各種助成制度・先進事例の紹介、 新制度等運用後の企業や再就職女性のフォローアップ等) ウ 再就職を希望する女性の募集について ① 結婚・妊娠・出産、・育児・介護等により離職経験があり、原則として離職後5年以 内で、今後、子育てや介護等を行いながら就業を希望する女性を対象とすること。 ② 女性の募集に際しては、広く業務の周知を図ること。 ③ 応募者過不足の場合の対応を事前に検討しておくこと。 ④ マッチング業務を委託する場合は職業安定法第 4 条第 7 項の規定に該当する職業紹介 事業者に対して行うこと。 エ マッチングについて ① 企業 1 社につき 1 名以上を原則として雇用させること。 ② 正規雇用又はこれに準ずる雇用形態(勤務地限定正社員、職務限定正社員、短時間正 社員等)とすること。(ただし派遣労働者は除く。) ③ マッチングは原則として平成 28 年 10 月末までに行うこと。 ④ 企業のうち最低 1 社は、介護により退職した女性の中途採用及び女性が介護を行いな がら再就職しやすい職場環境づくりに取り組むものを対象とすること。 ⑤ マッチングに当たっては、企業の職場環境等(今後の改善予定を含む)を女性に説明 するほか、企業と女性から意見・要望等を聴取するなどして、ミスマッチの防止に努め ること。 ※ただし受注者は、企業から紹介料等の利益を得てはならない。 オ 前年度の企業(10 社)へのフォローアップについて 前年度に支援した企業がコンサルティング支援により構築した改善策等の進捗状況を 確認するとともに、当該企業及び再就職した女性の相談に応じるなどフォローアップを行 うこと。 カ 報告書の作成・提出について ① 毎月、実績報告書(別記様式)を作成し、翌月10日以内に提出すること。ただし、 3 月分については 3 月 31 日までに提出すること。 ② 事業終了時に、事業の成果・課題、各企業や再就職した女性の意見・感想等を盛り込 んだ報告書を作成・提出すること。 ③ 事業終了時に、コンサルティング等の支援により企業が作成した成果物等を提出する こと。 2 キ 事業推進にかかる協力について ① 受託者は企業及び当該事業により再就職した女性に対し、予め市補助事業である旨を 説明し、広報など円滑な事業推進に資する取組に対し協力するよう理解を求めること。 ② 受託者は事業終了後も事後調査に協力するとともに、企業及び当該事業により再就職 した女性に対し予め事後調査に協力するよう理解を求めること。 ク その他 応募してきた女性の再就職先が決まらなかった場合、希望者に対してマザーズハローワ ーク等を紹介するなどのフォローを行うこと。 5 事業費 ⑴ 委託料の額 ア 企画提案 1 件当たりの上限額 9,720,000 円(消費税及び地方消費税を含む。) イ 企画提案の選定後、提案者と協議のうえ企画提案の内容に変更を加える場合、委託料の 額を調整することがある。 ウ 委託料の確定額は、本業務の実施に要した経費の実支出額と委託契約金額(限度額)の いずれか低い額とする。 ⑵ 対象経費 ア 企業へのコンサルティング等に要する経費 イ 受注者の人件費(ただし、本業務に従事した業務量に応じた費用とし、その内訳が事後 確認できるものに限る。) ウ 消耗品(単価 2 万円未満のもの)の購入経費 エ 機器等のレンタル料、リース料 オ 通信運搬費 カ その他事業を実施するために必要と認められる経費 ⑶ 対象とならない経費 ア 女性の再就職後の人件費 イ 単価2万円以上の機器等の購入経費 ウ 土地・建物を取得するための経費 エ 施設や設備を設置又は改修するための経費 オ 飲食の経費(講師へのお茶の提供等を除く) カ その他、事業との関連が認められない経費 6 業務の適正な実施に関する事項 ⑴ 再委託等の禁止 受注者は発注者の文書による承認を得なければ、この契約に係る義務の履行を第三者に委 託し、この契約に係る権利を第三者に譲渡し、又はこの契約に係る義務を第三者に承継しな いこと。ただし、チラシ等の印刷物作成に関する業務は除く。 ⑵ 個人情報保護 受注者は、個人情報保護の重要性を認識し、本業務を行うに当たっては、広島市個人情 報保護条例その他個人情報の保護に関する法令等に基づき、その取扱いに十分に留意し、 漏えい、滅失、き損、紛失、改ざんの防止その他個人情報保護に必要な措置を講じること。 ア 事業従事者への教育の実施 受注者は事業従事者に対して、広島市個人情報保護条例の罰則規定を周知し、業務に よる事務に関して知り得た個人情報を他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならな いことなど、個人情報の保護のために必要な指導を行い、これらの事項を遵守させること。 3 イ 事故発生時の報告 個人情報の漏えい、滅失、き損、紛失、改ざん等の事故が生じ、又は生ずるおそれがあ る場合は、直ちに発注者に報告し、その指示に従うこと。この業務が終了し、又は解除さ れた後においても同様とする。 ⑶ 守秘義務 ア 受注者及び受注者の従業員であった者は、契約の履行に際して知り得た秘密を契約の存 続期間はいうにおよばず、契約の終了後及び解除後においても、他人に漏えいしないこと。 イ 受注者は及び契約の履行に当たる受注者の従業員は、守秘義務の遵守に関する誓約書を 発注者に提出すること。 ⑷ 法令遵守 受注者は労働関係諸法令、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成 25 年法律 第 65 号)その他関係法令を遵守するとともに、法令上のすべての責任を負うこと。 ⑸ その他 本仕様書に明示のない事項又は業務上疑義が生じた場合は、発注者及び受注者で協議の上、 これを定めるものとする。 4 別記様式 平成 年 月 広 島 市 長 受注者 住所 社名 代表者 女性が再就職しやすい職場環境づくりモデル事業実施業務 実績報告書( このことについて、別紙のとおり提出します。 (提出書類) 1 従事者の就業の状況(月例) (別記様式別紙1) 2 収支報告書(月例) (別記様式別紙2) 3 人件費の支出状況(月例) (別記様式別紙3) 4 支出リスト(月例) (別記様式別紙4) 5 従事者の出勤簿 6 従事者が本業務に従事している労働時間実績がわかるもの (業務日誌、出勤簿への従事時間の記載等) 7 従事者の給与支給明細書及び振込明細書 8 事業の進捗状況がわかる報告書(任意様式) 5 印 月分) 日 別記様式別紙1 雇用・就業の状況(月例) 区 分 事 業 に 従 事 し た 労 働 者 氏名 年齢 [雇 用 開始 時] 雇用期間 性 別 開始 年月日 満了 年月日 従事日数 (有給休暇を含む。) 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 計 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 1 9 2 0 2 1 2 2 2 3 2 4 2 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 合計 0 6 別記様式(別紙2) 収 支 報 告 書 収 入 項 目 合 計 項 目 金 額(円) 説 明 金 額(円) 説 明 支 出 コ ン サ ル テ ィ ン グ に 要 し た 経 費 (費目明細記入) コンサルティングに要した経費 計(A) (費目明細記入) (使途・数量等記入) そ の 他 の 経 費 その他の経費 計(B) 小計(A+B) 消費税 合 計 ※「その他の経費」については,内訳の詳細を別紙4(費目別支出リスト)に記載(受託者任意の様式でも可) 7 別記様式(別紙3) 人件費の支出状況 (単位:円) 区 分 事 業 に 従 事 し た 労 働 者 氏名 雇用開始 年月日 雇用満了 年月日 ①賃金・諸手当 (社会保険料等 控除前) ②交通費 ③社会保険料 (事業主負担額) 計 (①+②+③) ①+③ 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 7 0 0 8 0 0 9 0 0 10 0 0 11 0 0 12 0 0 13 0 0 14 0 0 15 0 0 16 0 0 17 0 0 18 0 0 19 0 0 20 0 0 21 0 0 22 0 0 23 0 0 24 0 0 25 0 0 0 0 合計 (注) 雇用期間中の支払額を労働者ごとに記載すること。 8 別記様式(別紙4) 費目別支出リスト 費目別支出リスト 費目 支出年月日 内容 金額 計 支出先 備考 0 ※ 費目(旅費,需用費〔消耗品費,燃料費,印刷製本費,光熱水費等〕,役務費〔通信費,広告 料,保険料等〕,使用料及び賃借料等)毎に全ての経費について記入すること。 9
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