乾草の品質評価 乾草の品質評価が多くのやり方でできます。昔からのやり方は、乾草のベールを開いて少しサ ンプルを取ります。 上質の乾草は黄色や茶色であるよりむしろ緑であるべきです。(乾草中のクローバーが緑色に 見せるので、これが必ずしもカビの有無の指標にはならないことを覚えておきましょう)。 良質の乾草は、葉を多く含んで(“茎が多い”草は成熟しすぎています)おり、雑草が少なく、 気持ちが良いやや甘い臭いがするべきです。目に見えるカビ(白または黒い、斑点状)や異物 が入っていてはいけません。 ひと握りの乾草を掴んで捻っても、手が傷ついてはいけません。とげだらけの乾草は、あまり にも遅刈りで、栄養価は下がっています。数 10 センチの高さから乾草を落としても、ホコリが 舞い上がってはいけません。ほこりは収穫時に機械の歯をあまりにも低くして刈り取ったこと を示します。 一般的に、ふわふわの乾草の中で寝たいと思えるような乾草は良い品質の乾草です!!しかし、 乾草の栄養価を知るためには分析する必要があります。 見た目は栄養価の指標としてはあまり良くありません。非常に良く似た乾草でもタンパク値が 2〜3倍も異なることがあります。乾草を購入したら、輸送までのどの時点でも良いので、栄 養価の分析を行うように習慣づけると良いでしょう。その結果次第で、馬に与えるエン麦やサ プリメントの量や成分が大きく変わる可能性があります。 どれぐらい与えるべきか?おおざっぱなガイドラインとして、馬は 1 日あたり乾草類を体重の 1〜2%摂取すべきです。非常に強い運動をしている馬でも、飼い葉量の少なくとも 50%が乾 草であるべきです。 多くの人は、餌のわずかな量の違いに言及しますが、乾草の給与量は重要で、乾草の重さを測 定することでガイドラインに近いかどうかを知ることが出来ます。これは人間用の体重計で実 施することができます。 乾草を与える際、馬が草食動物であり、1 日に少なくとも 12 時間は茎や繊維質の植物を咀嚼す るようにできていることを忘れないで下さい。咀嚼する行動は、齧歯類と同じくらい噛む衝動 を持っており、乾草は2つの機能を果たします。 すなわち、まず栄養の供給(そして消化器系を良い健康状態に保ちます)、2つ目は、同時に 馬を忙しい状態にすることで、齰癖や他の馬の尻尾を食べないようにします。2〜3回の大量 の乾草の給与方法よりも、こまめに少しずつ乾草を給与する方が、馬の自然な習慣としての咀 嚼行動に近く出来るため、有益な効果があります。 たくさんの良質の乾草を馬の飼料の基礎にしてください。そうすれば馬の健康と満足の両方に 関して有益でしょう。 About the Author Karen Briggs Karen Briggs is the author of six books, including the recently updated Understanding Equine Nutrition as well as Understanding the Pony, both published by Eclipse Press. She's written a few thousand articles on subjects ranging from guttural pouch infections to how to compost your manure. She is also a Canadian certified riding coach, an equine nutritionist, and works in media relations for the harness racing industry. She lives with her band of off-the-track Thoroughbreds on a farm near Guelph, Ontario, and dabbles in eventing.
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