Title Author(s) Citation Issue Date 大阪大学看護学雑誌 2巻1号 編集後記 太中, 千代子 大阪大学看護学雑誌. 2(1) P.56-P.56 1996-03 Text Version publisher URL http://hdl.handle.net/11094/56722 DOI Rights Osaka University 大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌VoL2No.1(1996) 編 集 後 記 1995年 は 兵 庫 県 南 部 地 震 に あ け 、 オ ウ ム に く れ た 一 年 で した 。 地 震 に よ る 被 害 は 建 物 の み に と ど ま ら ず 、 政 界 、 財 界 を も揺 る が し 、 日本 国 を根 底 か ら揺 さぶ り ま した 。 社 会 で は 急 遽 、 危 機 管 理 に つ い て 学 習 さ れ 、 防 災 製 品 が脚 光 を浴 び、 防 災対 策 マ ニ ュ アル作 成 が 急 が れ ま した。 医 学 界 、 看 護 界 で も 、 こ の 貴 重 な 体 験 を今 後 に 生 か す べ く、 数 多 くの 調 査 、 研 究 が 行 わ れ 発 表 さ れ ま し た 。 ボ ラ ン テ ィ ア で 参 加 さ れ た 看 護 学 生 、 看 護 婦 は 、 施 設 外 で の 看 護 の 役 割 、看 護 へ の ニ ー ズ を 身 を も っ て 体験 し、 福 祉 も含 め て 実 践 学 習 の 場 と して 多 くの 学 び を 得 る こ とが 出 来 ま し た 。 今 回 の ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 は 、 よ り地 域 に 密 着 し た 医 療 の 重 要 性 を 示 唆 す る もの で あ っ た と 思 い ま す 。 今 、 大 学 で は 、 教 育 ・研 究 ・診 療 の3本 柱 の 見 直 しか ら大 学 院 大 学 の 構 想 が 打 ち 出 さ れ 、 身 近 な と こ ろ で は 保 健 学 科 の 臨 床 実 習 も 開 始 さ れ ま した 。 そ ん な 中 で 看 護 学 雑 誌 は2巻 目 の 発 刊 と な り ま した 。 創 刊 号 は 国 会 図 書 館 を 初 め 、全 国 国 立 大 学 病 院 、 看 護 系 大 学 や 医 療 短 大 そ し て 近 県 医 療 施 設 等 へ 謹 呈 し、 賞 賛 、 激 励 、 是 非 同 様 の 企 画 を と様 々 な 評 価 を頂 い て い ま す 。 大 学 と 臨 床 の 場 は 学 生 指 導 と い う 点 で の 関 わ りは 深 め ら れ て き ま した が 、 研 究 の フ ィ ー ル ド と し て の 交 流 は ま だ ま だ 少 な い の が 現 実 と思 わ れ ま す 。 看 護 大 学 の 新 設 が 相 次 ぐ 中 、 大 阪 大 学 で は 看 護 学 雑 誌 を介 し、 他 大 学 の 先 陣 を き り、 研 究 交 流 が 深 め ら れ て い く こ と を期 待 し ま す 。 そ の た め に も投 稿 数 を増 や し内 容 の 充 実 を 図 る の は 勿 論 、 保 健 学 科 ・病 院 紹 介 に 続 く新 しい 企 画 も盛 り込 み な が ら、 そ し て 、社 会 の 変 化 も 反 映 し な が ら 共 に 成 長 し て い け れ ば と考 え ます 。 (編 集 委 員 編 集 委 員 会 委員 長 早 川 和 生(大 阪 大 学 医学 部 保健 学 科 地域 看 護 学 講 座) 委 安 藤 邦 子(大 阪 大 学 医学 部 附属 病 院看 護 部) 太 中 千代 子(同 上) 阪 下 麻 由 美(同 上) 松 木 光 子(大 阪 大 学 医学 部 保健 学 科 基礎 看 護 学 講 座) 山 地 建 二(大 阪 大 学 医学 部 保健 学 科 母性 ・小 児 看 護学 講 座) 小笠 原 知 枝(大 阪 大 学 医学 部 保健 学 科 基礎 看 護 学 講 座) 原 田 徳 蔵(大 阪 大 学 医学 部 保健 学 科 母性 ・小 児 看 護学 講 座) 鈴 木 敦 子(同 相 薗 紀代 子(大 阪 大 学 医学 部 附属 病 院 看 護部) 査 員 読 上) 一56一 太 中 千 代 子)
© Copyright 2024 ExpyDoc