磁化ベクトルの投影 サンプル:北海道の岩内岳より得た蛇紋岩。方位付なし。ハンドサンプリング。 実験: 段階交流消磁(0.0、5.0、10.0、15.0、20.0、25.0、30.0、35.0、40.0、45.0、50.0、60.0mT) 段階熱消磁(20、100、200、 300、350、400、450、500、550、600℃) シュミット投影(Schmidt Projection) 使うソフト:カレイダグラフの極グラフでよい。Xに Dec、Yに r を指定する。 形式→極座標オプションで基準角度を 90゜、時計回りに設定する。 軸オプションでY軸を0-1にする。Y軸の刻みはリニアしかできない。 r→原点Sからの距離 r=sqrt(2)*R*sin((π/2-I)/2) R→投影円の半径 I→伏角;D→偏角 慣習として正帯磁は●、逆帯磁は○であらわす。 伏角の-15゜と+15゜は同じ位置に来る。 方位付をしていないので違う方位のデータになっている。 まとまり具合が交流消磁(AFD)と熱消磁(ThD)は違う。 R IR25-AFD 0 1 330 30 0.8 0.6 60 0.4 R 0.2 0 90 240 120 210 150 180 R IR25-ThD 0 1 330 30 0.8 60 0.6 0.4 R 0.2 0 90 240 120 210 150 180 ザイダーベルド投影(Zijderveld projection) 使うソフト:カレイダグラフでもエクセルでもよい。Xに Ni、Yに Ei と Zi をプロット。 南北鉛直面(白丸) 、東西水平面(黒丸)が慣例なので、Zi を白丸、Ei を黒丸にする。 NRMi;磁化強度、Di, Ii;偏角、伏角 Ni=NRMi*cosIi*cosDi Ei=NRMi*cosIi*sinDi Zi=NRMi*sinIi E Z Up,W IR25-AFD 0.001 S N (Am2/kg) 0 60mT -0.001 -0.002 -0.003 -0.004 0mT -0.005 -0.005 -0.004 -0.003 -0.002 -0.001 0 0.001 Down,E Ei Zi Up,W IR25-ThD 0.0002 0.00015 0.0001 5 10-5 S N (Am2/kg) 0 600℃ -5 10-5 -2 10-5 0 Down,E 2 10-5 4 10-5 6 10-5 8 10-5 0.0001 0.00012 磁化強度の変化 使うソフト:カレイダグラフでもエクセルでもよい。Xに磁場または温度、Yに磁化強度 をプロット。磁化強度はそのままの値をプロットしてもよいが、交流消磁の場合、MDF(磁 化強度が半分になった時の磁場の値)を読みやすくするために、消磁前の磁場を1として 割合で示すことも多い。 ir25-AFD 1 proportion-Int 0.8 割合 0.6 0.4 0.2 MDF 0 0 10 20 30 40 50 60 AF(mT) IR25-ThD 0.0002 Jr(Am2/kg) 0.00015 0.0001 5 10-5 0 0 100 200 300 400 Temp(℃) 500 600 700
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