電離真空計 タフゲージ・CCTG説明資料 タフゲ ジ CCTG説明資料

電離真空計
タフゲ ジ CCTG説明資料
タフゲージ・CCTG説明資料
株式会社アンペール
VTC-A016_04
2015.8.24
1
真空技術の環境
10-6Pa
地球
~100000Pa
真空技術
星間:10-14Pa
星間
2
真空領域と最近使用される真空計
高真空
超高真空
極高真空
10-9
水素
10-5
中真空
低真空
103
空気(窒素)
10-1
区分
Pa
通常残留ガス
水と一酸化炭素
プロセスガス
ベーク
圧力を直接測る
圧力に依存する物理量を測る
分子密度を測る
真空計の
動作原理
隔膜真空計
水晶振動子真空計
ピラニ真空計
スピニングロータ真空計
極高真空計
分析評価装置
真空計の種類
と動作領域
電離真空計
真空を使う製造業
3
B-A真空計の原理
圧⼒
P
Ie
Ii = S IeP
e
e
グリッド
感度係数
電子電流
e
フィラメント
e
<計測器の条件>
1.Ieが一定
が 定
2.S が不変
コレクター
Ii
4
真空計は危険に曝されている
プラスチックの表面に
金属などを蒸着する
真空蒸着装置
スパッタ装置
真空装置内の配線、
モータ、シール材
モ
タ、シ ル材
半導体製造装置
プラスチック可塑剤が蒸発
フタル酸 アジピン酸
フタル酸、アジピン酸
シロキサン、フッ素塩素化合物等が発生
有機金属原料ガスの付着 レジストなどが残留
5
従来のB-A真空計の問題点
◇有機性汚染ガスの雰囲気中では、すぐに電極が汚染
気
グリッドの汚染 → エミッション電力の増大→フィラメントが短寿命
短時間 デ
短時間のデガス機能で汚染を除去しきれない
機能 汚染を除去
れな
◇ レクタに汚染ガスが付着 気付かないうちに感度低下が発生
◇コレクタに汚染ガスが付着
コレクタの汚染 → 真空が良くなった → 実は感度低下!
コレクタのデガス機能がない
◇短期間での交換が必要
総合的にコスト高 → 直ぐに交換作業、都度購入
6
BA真空計の汚染
グリッドの汚染
コレクタの汚染
ee-
マイナス極
プラス極
+
+
+
イオン
+
e
分解→重合→不導体膜
エミッション電力の増大
→ フィラメントが短寿命
+
堆積→重合→不導体膜
真空が良くなった
→ 実は感度低下
7
Taugh Gauge(タフゲージ)の構造
8
従来型真空計の電極
タフゲージの電極
~700℃
タフゲージ
(BA型真空計)
コールドカソードタフゲージ
CCTG (冷陰極型真空計)
9
フタル酸ジエチル中曝露試験
10
シロキサン中の感度の経時変化
1.2
1.0
1.0
タフゲージ
08
0.8
比感度係数
0.6
市販のBAゲ ジ
市販のBAゲージ
0.4
02
0.2
×
フ ラメント点灯不能になる
フィラメント点灯不能になる
0.0
0
5
10
15
20
経過時間 (h)
11
優れたリニアリティ(直線性)
12
相対誤差(スピニングローターゲージと比較)
13
Windowsアプリケーション:表示、データ保存
14
B-A型タフゲージの特長
 有機性汚染ガス中で感度が低下しない
グリッドとコレクターを加熱しながら測定
汚染物質が電極に吸着するのを防ぐため、
高精度の圧力測定が長期間に亘り可能
 常に真の圧力を測定
電極が清浄なので電子、イオンの軌道が安定し感度が変化しない
 メンテナンスフリーで経済的
頻繁な測定子の交換が不要
 専用のwinアプリケーションでデータ取得
PCに接続しデ タ管理 Excelにデータ変換可能。
PCに接続しデータ管理。
E
lにデ タ変換可能
15
B-A型タフゲージの主な仕様
測定圧力範囲
10 ~ 10-77Pa (測定子 ICF70 使用時)
測定フィラメント
イットリアコート・イリジウム 2本
(フィラメント1,2自動切換)
タフモード(汚染防止)
グリッド及びコレクタの通電加熱
外部通信
USB, RS232C接続 (TG200シリーズはRS232Cのみ)
入力信号
測定開始 ・ デガス開始
出力信号
0-10V (対数 / リニア)
セットポイント
アラ ム
アラーム
16
冷陰極型真空計の原理
17
冷陰極型真空計の種類
ペニング型
逆マグネトロン型
B
B
K
正マグネトロン型
A
B
A
K
HV
A
K
K
Ii
Ii
Ii
18
CCTGの概念図
19
カソードのスパッタを抑える制御
バイアス電圧の最適制御
10
0-3
従来の制御
(定電圧)
一般式
10-4
放電電流
流(A)
10-5
10-6
10-7
最適化制御曲線
スパッタ率の大幅な低減
汚れの軽減
広帯域化
10-8
10-9
100
1000
10000
zzzzzzzzz
バイアス電圧(V)
20
CF4+02混合ガスを用いた腐食実験
※2
21
腐食実験結果
比感度
(
(真空計指示
示値 / 基準
準真空計指
指示値)
10
CCTG
3.2×10‐2Pa
3.0×10‐2Pa
1
1.7×10‐22Pa
基準圧力計
0.1
1.2×10‐3Pa
A社冷陰極(逆マグネトロン)
A社冷陰極(逆マグネト
ン)
0.01
5.4×10‐5Pa
10-3
1.4×10
1
4×10‐55Pa
B社冷陰極(ペニング)
10-4
1.0×10‐6Pa
熱陰極真空計(5日後にフィラメント切れ)
10-5
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
22
CCTGの特長
 汚染・腐食性ガス中でも長寿命
セラミック製カソードの加熱と最適制御により実現
 安定した放電を維持・開始
過酷な使用環境・超高真空でも安定した放電を行います
 メンテナンスフリーで経済的
メンテナンスフリ で経済的
頻繁な測定子の交換が不要
 低漏洩磁束
周囲100G以下でドライバーやネジがつかず作業性UP
 専用のwinアプリケーションでデータ取得
PCに接続しデータ管理、Excelにデータ変換可能
23
CCTGの主な仕様
測定圧力範囲
0.1 ~ 10-8Pa (測定子 ICF70 使用時)
フランジ形状
NW25, ICF70
タフモ ド(汚染防止)
タフモード(汚染防止)
カソード温度を 3段階に設定可能
バイアス電圧
3kV ~ 500V最適制御
外部通信
USB RS232C接続 (CCTG200はRS232Cのみ)
USB,
入・出力信号
測定開始 ・ テ
デガス開始
カ ス開始
0-10V (対数 / リニア)
セットポイント
アラ ム
アラーム
24