Imamura Report 最新版

Imamura Report Vol.91
2016-05
Contents
・マーケット動向
・北陸経済動向
・北陸企業ニュース
~北陸の新規公開企業~
富山第一銀行
アイドママーケティングコミュニケーション
Imamura Report Vol.91 2016-05
マーケット動向
2014年度
2015年度(計画)
製造業
11.5
▲ 3.5 ( ▲ 6.6
非製造業
3.7
11.9 (
1.9
3.9 ( ▲ 2.4
7.6
全産業
製造業
11.8
7.7 ( ▲ 0.9
中堅企業
非製造業
▲ 0.6
5.0 (
1.8
全産業
3.1
5.9 (
0.9
0.2 ( ▲ 2.7
8.6
製造業
中小企業
非製造業
0.8
6.0 (
4.4
全産業
2.6
4.6 (
2.6
製造業
11.2
▲ 1.9 ( ▲ 5.5
全規模合計 非製造業
2.2
9.2 (
2.5
全産業
5.9
4.3 ( ▲ 1.0
(注)前年度比・%、( )内は15年12月調査との対比。
大企業
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
2016年度
(計画)
▲ 1.9
▲ 2.1
▲ 2.0
▲ 0.8
2.1
1.2
2.4
▲ 7.9
▲ 5.4
▲ 1.3
▲ 2.8
▲ 2.2
2015年
世界
3.1
2016年
予想
イタリア
上海
日本
ドイツ
スペイン
香港
フランス
豪州
インド
英国
ロシア
米国
韓国
ブラジル
インドネシア
日本株の戻りが鈍い。世界の株式市場に資金 (%)
25
が回帰し、米ダウ工業株 30 種平均は 9 カ月ぶ 20
昨年末→2月12日
りの高値となり、昨年 5 月に付けた史上最高値 15
昨年末→4月25日
10
(18,312 ドル)が視野に入ってきた。原油価格の 5
0
上昇、米ドル安などを追い風に、米国の景気や -5
企業業績に対する過度な不安が後退しているこ -10
-15
とが背景にある。この流れが波及し、ドイツ株 -20
式指数(D A X)、英 F T S E100 種総合株価指数など -25
も年初来高値を付けた。日本株は、小型株に物
色の矛先が向かい、東証マザーズ指数が 2007 年
主要株式市場の騰落率
1 月以来の高値を付けた一方、日経平均株価は昨
年末より 8% 安い水準にとどまる。
日経平均株価の上値を押さえているのは「円高」だ。円相場は一時 1 ドル= 107 円台と 1 年 5
カ月ぶりの水準まで上昇した。4 月 6 日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨において
利上げに慎重な見方が多くみられたほか、安倍首相が「恣意的な為替市場への介入は慎まなけれ
ばならない」と発言、為替介入に否定的な見方を示したと受け止められた。米財務長官が「円相
場の動きは秩序的」と日本の円安誘導をけん制したことも重荷となった。
日銀企業短期経済観測調査(短観)で大企業製造業の 2015 年度経常利益計画は前年度比▲ 3.5%
となり、中国をはじめとした新興国景気の減速、資源価格の下落を映して前回調査の増益計画か
ら 4 期ぶりの減益へと下方修正された。この状況下に円高が追い討ちをかける。2016 年度の経常
利益は前提為替レート 1 ドル= 117.46 円で▲ 1.9% の計画だ。前提レートよりも円高の現状水準
が続くようならば、業績の下振れは避けられそうにない。また、5 月 18 日に発表される 1-3 月期
の国内総生産(G D P)速報値が 2 四半期連続でのマイナス成長になると予想する声もある。国際通
貨基金(I M F)が改定した今年の成長率見通しでも日本の下方修正幅は大きい。熊本地震の影響も
懸念されるところだ。
2017年
予想
3.2 ( ▲ 0.2 )
3.5 ( ▲ 0.1 )
日本
0.5
0.5 ( ▲ 0.5 )
▲ 0.1 ( ▲ 0.4 )
米国
2.4
2.4 ( ▲ 0.2 )
2.5 ( ▲ 0.1 )
ユーロ圏
1.6
1.5 ( ▲ 0.2 )
1.6 ( ▲ 0.1 )
中国
6.9
6.5 (
0.2 )
6.2 (
0.2 )
インド
7.3
7.5 (
0.0 )
7.5 (
0.0 )
4.8 (
ASEAN-5
4.7
0.0 )
5.1 (
0.0 )
ブラジル
▲ 3.8
▲ 3.8 ( ▲ 0.3 )
0.0 (
0.0 )
ロシア
▲ 3.7
▲ 1.8 ( ▲ 0.8 )
0.8 ( ▲ 0.2 )
(注)単位は%、▲はマイナス。( )内は16年1月見通しからの変化。
日銀短観の経常利益実績・見通し
出所:日銀短観を元に今村証券作成
世界経済成長率実績・見通し
出所:IMF データを元に今村証券作成
円高が一服した場面では、日経平均株価も上昇基調を強めた。欧米株高に加えて、足元で重荷
となっていたマイナス金利においては、4 月 22 日に「日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金
利の適用を検討」と報道された。1 月のマイナス金利の導入発表以降、金融機関の経営を圧迫する
-2-
Imamura Report Vol.91 2016-05
上段:日経平均株価、中段:円相場(赤:対米ドル、青:対ユーロ)、下段:10 年国債利回り(緑:日本、橙:米国、紫:ドイツ)
出所:ブルームバーグ
2014年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2015年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2016年1月
2月
3月
4月
との見方から銀行株が売り込まれ、日本株の下 (10億円)
落に繋がっていただけに、ポジティブな印象を 800
600
400
与えた。
200
需給面では海外投資家が買い越しに転じた。
0
-200
海外投資家は今年に入って産油国の経済悪化 → -400
財政悪化で運用資産売却 → オイルマネー流出 -600
-800
―という悪循環から売り越しを続けていた。し -1,000
海外投資家
個人
信託銀行
-1,200
かし、4 月第 1 週に 14 週ぶりに買い越しに転じ、
第 2 週も買い越した。
当面の日本株は出遅れ修正の動きが続くだろ
投資部門別売買代金差額
う。ただ、注目材料が多い。例えば、原油価格
(東京・名古屋 2 市場、1・2 部・新興企業向け市場合計)
の動向だ。W T I(ウエスト・テキサス・インター
ミディエート)は 5 カ月ぶりの高値まで戻した。しかし、4 月の主要産油国の会合では原油増産凍
結は合意できなかった。5 月にも再協議が行われる見通しで再び不調に終わり、原油価格が下落す
るリスクがある。米国が追加利上げに向けた地ならしを進めると、円安・米ドル高につながる可
能性がある半面、新興国からの資金流出懸念が再燃しかねない。ギリシャ支援問題の浮上などに
も警戒したい。値動きの荒い展開が続きそうだ。
(注)出所:資料に記載がないものは、ブルームバーグデータを元に今村証券作成
日経平均株価
TOPIX
10年国債利回り
為替
円
%
円/米ドル
円/ユーロ
2015年6月末
20,235.73
1,630.40
0.455
122.24-26
136.52-56
2015年9月末
17,388.15
1,411.16
0.350
120.02-04
134.77-81
-3-
2015年12月末
19,033.71
1,547.30
0.270
120.41-42
131.66-70
2016年3月末
16,758.67
1,347.20
-0.050
112.42-44
127.52-56
2016年4月25日
17,439.30
1,401.83
-0.075
111.21-23
125.16-20
Imamura Report Vol.91 2016-05
北陸経済動向
見通し
北陸の景気は総じて良好な水準を保っている
北陸短観 業況判断DI
ものの、足踏み状態となっている。北陸新幹線 20
0
効果減退への懸念や、中国経済の減速の影響か
ら企業の景況感には慎重な見方が増えている。 -20
日銀金沢支店が発表した 3 月の企業短期経済観 -40
測調査(短観)では、業況判断指数(D I)が全 -60
産業でプラス 8 と 3 期ぶりに悪化し、先行きも -80
プラス 2 と悪化見通しだ。
経済指標をみると、雇用・所得環境が改善
北陸製造業
北陸非製造業
するなかで住宅投資が持ち直しており、設備投
北陸全産業
全国全産業
資も堅調だ。日銀短観では、2016 年度の設備
北陸企業の設備投資計画(日銀短観2016年3月調査)
投資計画は全国全産業で 4.8% 減少見通しだが、
(前年度比、前回比修正率・%)
北陸では全産業で 3.3% 増加見通しだ。
2014年度 2015年度
2016年度
前回比
実績
計画
計画
一方、個人消費では百貨店やスーパーの売上
修正率
32.9
46.8
▲ 2.8
7.6
高や乗用車の新車販売などで持ち直しに足踏み 北陸 製造業
非製造業
56.4
51.4
▲ 0.3
▲ 0.8
がみられ、公共投資が減少傾向にある。
全産業
44.0
49.2
▲ 1.6
3.3
6.8
10.8
▲ 1.3
▲ 0.9
全国 製造業
製造業の生産は高水準で推移しているものの
▲ 6.8
1.0
非製造業
3.1
6.7
横ばい傾向だ。2 月の鉱工業生産指数(速報値・
全産業
4.3
8.0
0.2
▲ 4.8
(注)ソフトウェア投資額を除く。
季節調整済み)は 116.7 と前月比 5.4% 低下し
た。業種別では、中国向け電子部品の減少で電子部品・デバイス工業が前月比 8.0% 減と 2 カ月ぶ
りに低下し、化学も医薬品などが減少したことから 14.2% 減と 5 カ月ぶりに低下、はん用・生産用・
業務用機械工業や繊維工業、金属製品工業も低下し、主要 5 業種すべてが低下した。主要 5 業種
すべてが低下するのは 2015 年 5 月以来 9 カ月ぶりのことだ。生産の水準自体は高いものの、低下
幅が大きいだけに今後の動向に注意が必要だ。
鉱工業生産指数(季節調整済)
鉱工業生産指数(主要業種別、季節調整済)
北陸
200
全国
130
180
120
160
110
140
100
120
90
100
80
2011年
80
70
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2012年
2013年
金属製品工業
電子部品・デバイス工業
繊維工業
2016年
2014年
2015年
2016年
はん用・生産用・業務用機械工業
化学工業
総じて北陸の景気は堅調だが、先行きに不透明感が強まっている印象だ。為替および原油・原
材料価格の動向、海外経済の影響などに注視する必要があろう。
(参照:日銀金沢支店発表資料「北陸の金融経済月報」、「北陸短観」、国土交通省発表資料、経済
産業省及び経済産業省中部経済産業局発表資料、財務省北陸財務局発表資料より今村証券作成)
-4-
Imamura Report Vol.91 2016-05
北陸の新規公開企業
2015 年の新規上場会社数は 92 社(プロ
向け市場を除く)と、8 年ぶりの高水準と
なった。2016 年も 4 月末までで 28 社が上
場し、公開後の株価も概ね好調に推移して
いる。
北陸では 2015 年は新規に上場する企業
はなかったが、2016 年は 3 月に富山第一銀
行(富山市)とアイドママーケティングコ
ミュニケーション(富山市)の 2 社が上場
した。地方企業の上場は、その地域の産業
育成、雇用拡大、経済の活性化に大いに寄
与する。新規上場企業の動向に注目すると
ともに、これから株式を公開する北陸の企
業が増加することを期待したい。
今回は今年 3 月に上場した富山第一銀行
とアイドママーケットコミュニケーション
を紹介する。
新規上場会社数推移
(社)
250
200
150
100
50
0
新規上場
会社数
北陸IPO
2010年
22
ダイト
2011年
36
黒谷
2012年
46
2013年
54
2014年
77
2015年
92
2016年(4月末現在)
28
今村証券
富山第一銀行、アイドマMC
2016年IPO一覧
上場日
4/21
4/19
4/15
4/8
4/5
3/31
3/31
3/24
3/24
3/22
3/18
3/18
3/18
3/18
3/18
3/18
3/17
3/16
3/15
3/15
3/15
3/14
3/11
3/9
3/4
3/3
3/2
2/24
会社名
ジャパンミート
グローバルウェイ
エディア
丸八ホールディングス
ハイアス・アンド・カンパニー
PR TIMES
エボラブルアジア
ウイルプラスホールディングス
ベネフィットジャパン
チエル
アグレ都市デザイン
グローバルグループ
フェニックスバイオ
イワキ
ヒロセ通商
アイドママーケティングコミュニケーション
アカツキ
昭栄薬品
富士ソフトサービスビューロ
ユー・エム・シー・エレクトロニクス
富山第一銀行
LITALICO
フィット
ブラス
ヨシムラ・フード・ホールディングス
中本パックス
バリューゴルフ
はてな
コード
市場
3539
3936
3935
3504
6192
3922
6191
3538
3934
3933
3467
6189
6190
6237
7185
9466
3932
3537
6188
6615
7184
6187
1436
2424
2884
7811
3931
3930
東証2部
マザーズ
マザーズ
名証2部
マザーズ
マザーズ
マザーズ
JQスタンダード
マザーズ
JQスタンダード
JQスタンダード
マザーズ
マザーズ
東証2部
JQスタンダード
マザーズ
マザーズ
JQスタンダード
JQスタンダード
東証1部
東証1部
マザーズ
マザーズ
マザーズ
マザーズ
東証2部
JQスタンダード
マザーズ
公募・売出
価格
(円)
1,010
2,960
1,630
680
950
1,340
1,800
1,880
1,980
810
1,730
2,000
2,400
2,000
830
1,440
1,930
1,350
890
3,000
470
1,000
1,890
4,370
880
1,470
1,280
800
初値
(円)
1,040
14,000
3,165
757
2,750
2,130
2,670
1,729
3,310
2,151
3,505
3,200
2,350
2,050
830
1,230
1,775
2,001
1,010
2,480
500
1,880
1,741
4,650
1,320
1,480
3,215
3,025
その後
の高値
(円)
1,210
15,400
3,740
936
2,829
2,590
4,430
1,798
3,700
3,155
3,700
3,655
3,600
2,624
1,050
1,348
4,880
4,385
1,170
2,554
534
3,000
1,772
5,350
1,320
1,900
3,400
3,355
出所:ブルームバーグ。その後の高値は 4 月 22 日現在。
-5-
Imamura Report Vol.91 2016-05
北陸企業ニュース 富山第一銀行(7184)
作成者 近藤 浩之
レーティング: OUTPERFORM
健全性・安定性・積極運用が特長。
経常収益
(百万円)
連12/3
29,659
連13/3
27,213
連14/3
25,923
連15/3
27,336
連16/3(予)
29,500
第3四半期累計期間
連14/4-12
20,947
連15/4-12
22,804
株価(2016/4/25)
発行済み株式数(16/3/29)
自己株式数(15/12末)
時価総額
ROE(15/3実績)
予想配当利回り
伸び率
(%)
+2.9
-8.2
-4.7
+5.5
+7.9
経常利益
(百万円)
3,740
2,601
5,667
8,062
7,700
伸び率
(%)
+4.0
-30.5
+117.9
+42.3
-4.5
+5.0
+8.9
6,654
6,808
523
67,309
440
35,203
5.0
2.7
+72.0
+2.3
円
千株
千株
百万円
%
%
純利益
(百万円)
1,606
1,680
2,594
4,324
5,000
伸び率
(%)
-36.5
+4.6
+54.4
+66.7
+15.6
EPS
(円)
26.58
27.82
42.95
71.62
82.46
1株配
(円)
7.50
7.50
8.75
10.00
14.00
4,036
+82.3
66.85
4,442
+10.0
73.58
予想PER
6.3 倍
BPS(15/3実績)
1,586.24 円
PBR
0.3 倍
CFPS(15/3実績)
337.9 円
PCFR
1.5 倍
EV/EBITDA(15/3実績)
- 倍
出所:富山第一銀行、ブルームバーグ、今村証券
富山県を地盤とする第二地方銀行で、富山県に 56 店、石川県・新潟県に 3 店、岐阜県に 2 店、東京都・
大阪府に 1 店を構える。2015 年 3 月期末の預金残高、貸出金残高は地方銀行・第二地方銀行(全
105 行)のなかでは 80 位台前半、北陸地銀 6 行のなかでは 4 番目の規模である。特長は①健全性
…北陸地銀で最も高い自己資本比率、②業績安定性…創業(1944 年)以来黒字維持、③資金の積
極運用…配当重視の株式運用による高い利回りの獲得―の 3 点だ。
北陸地銀の預金・貸出金・有価証券残高、自己資本比率、利回・利鞘の比較(2015 年 3 月期)
預金
(億円)
貸出金
(億円)
有価証券
(億円)
内、株式
(億円、構成比%)
自己資本
比率(%)
利鞘:全店(%)
有価証券
利回
総資金
利鞘
富山第一銀行
10,673
8,139
3,882
777
(20.0)
11.41
2.06
0.47
北陸銀行
58,468
43,653
12,754
1,438
(11.3)
10.61
1.05
0.21
0.09
富山銀行
4,320
2,751
1,662
142
(8.5)
10.01
1.40
北國銀行
30,848
23,631
11,882
1,358
(11.4)
11.18
1.15
0.31
福井銀行
20,828
15,525
6,354
376
(5.9)
10.92
1.05
0.17
福邦銀行
全国銀行(116行)
4,231
3,167
1,199
25
(2.1)
8.51
1.59
0.19
6,989,844
5,230,015
2,573,750
268,630
(10.4)
10.42
0.86
0.10
地方銀行(64行)
2,438,165
1,794,165
822,588
第二地方銀行(41行)
632,570
474,995
172,352
(注) 総資金利鞘=資金運用利回り-資金調達原価。
全国銀行:自己資本比率…国内基準採用行100行ベース、利鞘…国内業務ベース。
出所:各行決算短信・決算説明資料、一般社団法人全国銀行協会資料を元に今村証券作成。
-
-
-
-
地方銀行の役割は、個人、企業等の各地域によって異なるニーズに応え、金融機能を発揮し、
地域経済の活性化に繋げることだ。同行もこの地方銀行の役割を果たすことを明確に示している。
経営の基本方針では「地域になくてはならない、信頼され、評価される銀行を目指します」、中期
経営計画の基本理念では「地域とともに。さらなる信認、さらなる進化を」と掲げる。今回の上
場に伴った増資で調達した資金 27 億円も、自己資本の充実により財務体質の強化とリスク許容量
の拡大を図り、地方創生への取り組みに貢献するとともに中小企業等を中心とした資金ニーズに
適切に対応していくために使うとしている。
具体的には、中小企業の経営支援として、①創業・新規事業開拓支援(外部専門家を通じた創
業支援アドバイス・補助金活用の情報提供、経営相談会・個別相談の実施等)、②海外展開の支援
-6-
Imamura Report Vol.91 2016-05
PBR実績(
倍)
(専門家の紹介、海外情勢・法規制についての情報提供等)、③成長段階における支援(大規模商
談会の主催・協力、食のバイヤー紹介による販路開拓支援等)、④事業承継期における支援(本部
に事業承継・M&A専担者を配置等)、⑤経営改善・事業再生・業種転換等の支援(外部機関・外
部専門家との連携、金融円滑化対応先「一人一担当先制」の実施等)―に取り組んでいる。その他、
融資やローン、ソリューションビジネスなどに特化した店舗や、インターネット支店の開設を視
野に入れる。
また、資金運用の取り組みを強化する。2 月に日銀がマイナス金利を導入したことに伴い、貸出
利鞘の縮小は避けられない。これをカバーするべく、株式運用を強化する。これまでの積極運用
で培ってきた運用やリスク管理のノウハウを活かし、他行に差をつける方針だ。
決算発表は 5 月 10 日に予定する。今期見通
地方銀行の投資指標の比較
2.0
しは貸出利鞘の縮小のほか、与信費用の積み増
1.8
しなどを考慮して慎重な内容となる可能性があ
1.6
地方銀行
る。ただ、株式運用の強化などで大幅な落ち込
1.4
第二地方銀行
1.2
みは避けられると考える。株主還元については、
1.0
「継続的かつ安定的に配当を実施」するとして
0.8
0.6
おり、現在の水準を維持できよう。
0.4
足元の地方銀行株の投資指標面には割安感が
0.2
ある。そのなかでも同行は割安感が強い。投資
0.0
富山第一銀
0
5
10
15
20
判断はOUTPERFORMとする。尚、リス
予想PER(倍)
ク要因は、今後の日銀の金融政策変更だ。マイ (注) EPS:2016年3月期予想、BPS:2015年3月期実績、株価:16
年 4月25日終値を用いて算出。
ナス金利幅の拡大があった場合は収益性の低下
出所:ブルームバーグデータ等を元に今村証券作成。
懸念が再燃しかねない。
北陸地銀の業績・投資指標の比較
銘柄
7184
富山第一銀行
東1部
8362
東1部
8363
東1部
8365
東1部
福井銀行
北國銀行
富山銀行
ほくほく
8377
フィナンシャル
東1部
グループ
株価
経常収益 伸び率 経常利益 伸び率 純利益 伸び率
(16/4/25) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
523
229
330
3,965
163
EPS
(円)
予想
PER
(倍)
BPS
(円)
PBR
(倍)
25,923
-4.7
5,667
117.9
2,594
54.4
42.95
1,297.48
27,336
5.5
8,062
42.3
4,324
66.7
71.62
1,586.24
29,500
7.9
7,700
-4.5
5,000
15.6
82.46
48,247
5.0
14,376
-
7,443
-
31.24
48,537
0.6
5,910
-58.8
2,262
-69.6
9.48
44,900
-7.5
9,900
67.4
5,100
125.4
19.23
66,573
-3.9
16,798
18.9
7,855
12.3
24.98
74,109
11.3
18,941
12.7
7,989
1.7
25.54
71,500
-3.5
16,500
-12.8
10,000
25.1
32.86
10,873
6.5
770
224.5
701
117.5
12.91
9,846
-9.4
1,415
83.7
1,261
79.7
23.21
-
-
1,500
5.9
1,050
-16.7
193.25
190,966
-4.1
49,448
68.6
27,332
51.0
193,936
1.6
48,140
-2.7
28,235
3.3
6.3
14.00
5.50
0.5
5.00
683.54
7.00
0.4
8.00
493.90
5.00
2.4
5.00
-
50.00
19.20
335.36
4.00
19.87
385.83
0.4
2.2
7.00
0.6
2.7
5.00
-
615.14
20.5
10.00
-
782.94
10.0
予想配当
利回り
(%)
8.75
0.3
458.60
489.96
11.9
配当金
(円)
1.3
4.25
190,000
-2.0
44,000
-8.6
29,500
4.5
20.81
7.8
4.25
2.6
(注) 上段:2014年3月期実績、中段:2015年3月期実績、下段:2016年3月期見通し。
富山銀行…平成27年10月1日付で普通株式10株につき1株の株式併合を実施しており、2016年3月期のEPS・配当金は当期首に分割が行われたと
仮定して算定。
出所:各行決算短信を元に今村証券作成
-7-
Imamura Report Vol.91 2016-05
北陸企業ニュース アイドママーケットコミュニケーション(9466)
作成者 織田真由美
レーティング: NEUTRAL
小売業の販促をアウトソーシングで受託。増収続くが割安感乏しい。
売上高
伸び率
(百万円)
(%)
単12/3
4,985
+7.9
単13/3
5,198
+4.3
単14/3
5,790
+11.4
単15/3
6,574
+13.5
単16/3(予)
7,118
+8.3
第3四半期累計期間
単15/4-12
5,502
株価(2016/4/25)
期末発行済み株式数(15/3末)
期末自己株式数(15/3末)
時価総額
ROE(15/3実績)
予想配当利回り
営業利益
(百万円)
497
479
741
伸び率
(%)
-3.6
+54.7
経常利益 伸び率
(百万円)
(%)
416
+18.5
466
+12.0
506
+8.6
483
-4.5
724
+49.9
純利益
伸び率
(百万円)
(%)
223
+32.7
220
-1.3
264
+20.0
235
-11.0
487 +106.7
EPS
(円)
38.18
37.67
44.45
38.89
79.99
1株配
(円)
800.00
15.00
17.00
0.00
0.00
635
1,321
6,760
0
8,930
22.0
0.0
633
423
69.96
円
予想PER
16.5 倍
千株
BPS(15/12実績)
259.60 円
千株
PBR
5.1 倍
百万円
CFPS(15/3実績)
63.9 円
%
PCFR
20.7 倍
%
EV/EBITDA(15/3実績)
- 倍
出所:アイドママーケティングコミュニケーション、ブルームバーグ、今村証券
前期は四半期財務諸表を作成していないため、対前年同期比は記載せず。
2015年11月19日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施し、2016年3月に公募70万株を実施。2016年3月期の
EPSはこれらを考慮して算出。
3 月 18 日に東証マザーズ市場に上場。新聞の
売上高と経常利益
折込広告(チラシ)など小売業の販売促進を支 (百万円)
(百万円)
8,000
800
売上高(左軸)
7,118
6,574
724
援。強みは、① スーパーマーケットやドラッグ 7,000
700
経常利益(右軸)
5,790
633 600
6,000
5,198
4,985
5,502
ストアなど特定業界に特化していること、② チ 5,000 4,621
506
500
483
466
416
400
ラシの制作にとどまらず、売上データや気象デー 4,000
351
3,000
300
200
タ、トレンド情報などを独自分析したシステム 2,000
1,000
100
を活用した販促が可能なこと、③ 顧客先での常 0
0
駐サービス、が挙げられる。顧客のリピート率
は高く、安定したストック型のビジネスモデル
を確立、売上高は増加傾向が続いている。常駐
サービスは 2016 年 1 月末時点で 11 社において提供している。
同社の成長のカギを握るのは、① 顧客の増加、② 顧客の成長だ。ターゲットとする年商 100
億円以上のスーパーマーケット、ドラッグストアの市場規模約 20 兆円に平均販促比率 1.5%(売上
に対する販促費の比率の平均)を乗じた 3000 億円が同社の市場規模と試算され、拡大余地は大きい。
また、顧客の新規出店やM&Aによる規模拡大も業績にプラスの影響をもたらす。
リスク要因としては、特定の取引先の依存が高いことだ。常駐サービスを提供している顧客へ
の依存が高いことはもちろんのこと、最大顧客であるバローホールディングスへの依存度は 5 割
以上だ。何らかの要因によって取引関係に問題が生じたり、販売促進政策に変更等があった場合
の影響は大きい。現状ではそうした問題はみられないが、リスク要因として認識しておきたい。
2016 年 3 月期の業績予想は、新規の大型案件が寄与し増収増益見通し。今期 2017 年 3 月期につ
いても堅調な業績が期待できそうだ。2016 年 3 月期までの 5 年間の平均増収率である 9% 程度の増
収を見込むと売上高は 78 億円程度、利益率は 2016 年 3 月期並みの水準を維持できるとして経常
利益は 8 億円程度と 2 桁増益が見込まれる。ただ E P S は 83 円程度となり、バリュエーション面で
の割安感は乏しい印象だ。
-8-
Imamura Report Vol.91 2016-05
7184 富山第一銀行(日足)
9466 アイドマMC(日足)
出所:ブルームバーグ
-9-
Imamura Report Vol.91 2016-05
主要経済指標
日 本
GDP
雇用
実質GDP
前期比年率%
有効求人倍率
前年(同期)比%
倍
家計
2015年
2014年
1.4
0.93
0.0
1.09
4.0
5.8
3.6
4.0
4.1
3.0
-0.8
2.1
1.1
-2.3
-1.3
-0.8
失業率
%
機械受注:船舶・電力を除く民需 前期(月)比%
企業部門 鉱工業生産
2015年
2013年
前期(月)比%
前年(同月期)比%
1-3月
4.6
4-6月
-1.4
-1.0
1.15
0.7
1.18
7-9月 10-12月
1.4
-1.1
1.7
1.22
9月
2016年
10月
11月
12月
1月
2月
0.7
1.26
1.23
1.24
1.26
1.27
1.28
1.28
-6.5
2.6
3.4
5.9
3.2
6.4
3.3
-9.7
3.3
1.0
3.2
15.0
3.3
-9.2
-1.0
-0.9
0.1
-0.8
0.3
-1.2
1.2
-1.6
-1.1
1.4
-1.2
-2.1
2.5
-4.2
-5.2
-1.2
3月
景気動向指数:一致指数
2010年=100
111.4
112.9
111.6
110.7
112.3
110.7
:先行指数
百貨店売上高
2010年=100
前年(同月期)比%
1.6
0.3
-8.6
6.4
2.7
0.3
101.6
1.8
102.7
4.2
101.8
-2.7
100.3
0.1
101.2
-1.9
96.8
0.2
-2.9
スーパー売上高
新車販売台数(登録車)
前年(同月期)比%
前年(同月期)比%
-0.7
-3.8
-0.6
0.8
-4.0
-15.0
4.1
4.0
2.3
-1.0
0.5
1.1
2.9
-3.0
2.8
0.2
-1.0
0.3
0.0
3.1
2.3
0.2
3.4
-4.6
-0.3
-3.2
新設住宅着工戸数
消費者物価(CPI)
前年(同月期)比%
前月比%
11.0
-9.0
-5.4
7.6
6.2
-0.7
2.6
0.1
-2.5
-0.1
1.7
-0.3
-1.3
-0.1
0.2
-0.4
7.8
0.1
コア(除く食料・エネルギー)
前年(同月)比%
前年(同月)比%
0.4
-0.2
2.7
1.8
0.0
0.9
0.3
0.7
0.3
0.9
0.2
0.8
0.0
0.7
0.3
0.8
2013年
2014年
物価
米 国
GDP
雇用
実質GDP
前期比年率%
前年(同期)比%
非農業部門雇用者数
失業率
前期(月)差・千人
%
ISM製造業総合指数
ISM非製造業総合指数
企業部門
鉱工業生産
消費者信頼感指数
小売売上高
家計
除く自動車
新車販売台数
住宅着工件数
消費者物価(CPI)
物価
コア(除く食料・エネルギー)
2015年
1-3月
4-6月
7-9月
10-12月
2.0
2.1
1.4
2.0
10月
11月
12月
2016年
1月
2月
3月
1.5
2.4
0.6
2.9
2,311
7.4
3,015
6.2
570
5.6
752
5.4
576
5.2
846
5.0
149
5.1
295
5.0
280
5.0
271
5.0
168
4.9
245
4.9
215
5.0
DI
53.8
55.6
53.2
52.6
51.0
48.6
50.0
49.4
48.4
48.0
48.2
49.5
51.8
DI
前期(月)比%
54.6
56.2
57.0
56.5
58.2
56.9
56.7
-0.3
58.3
-0.1
56.6
-0.6
55.8
-0.4
53.5
0.5
53.4
-0.6
54.5
-0.6
前年(同月期)比%
1985年=100
1.9
73.2
2.9
86.9
2.4
101.4
0.4
96.2
0.1
98.3
-1.6
96.0
-0.3
102.6
-0.5
99.1
-2.0
92.6
-2.3
96.3
-1.3
97.8
-1.8
94.0
-2.0
96.2
3.9
3.9
2.7
1.9
2.3
1.9
2.8
15.5
928
3.0
16.4
1,001
1.2
16.7
978
0.7
17.1
1,158
1.1
17.8
1,158
0.8
17.8
1,135
1.5
1.6
-0.1
0.0
0.1
0.4
1.8
1.7
1.7
1.8
1.8
2.0
-0.1
2.2
-0.5
0.6
18.1
1,207
-0.1
0.0
0.2
1.9
0.0
1.6
0.1
0.4
18.1
1,071
0.2
0.2
0.2
1.9
0.3
1.5
0.3
0.5
18.1
1,176
0.1
0.5
0.2
2.0
0.3
2.6
0.4
1.6
17.2
1,159
-0.1
0.7
0.2
2.1
-0.4
3.0
-0.3
2.5
17.5
1,117
0.0
1.4
0.3
2.2
0.0
3.7
0.0
2.7
17.4
1,194
-0.2
1.0
0.3
2.3
-0.3
1.7
0.2
1.8
16.5
1,089
0.1
0.9
0.1
2.2
前期(月)比%
前年(同月期)比%
前期(月)比%
前年(同月期)比%
年率・百万台
年率・千戸
前期(月)比%
前年(同月期)比%
前期(月)比%
前年(同月期)比%
3.9
2.7
2015年
9月
主要経済指標カレンダー(5 月)
日 本
1-2日
2日
3日
4日
第1週
(1~7日)
海 外
1日
2-5日
2日
G7エネルギー相会合
新車販売台数(4月)
休場(憲法記念日)
休場(みどりの日)
5日 休場(こどもの日)
6日 マネタリーベース(4月)
4日
第2週
(8~14日)
第3週
(15~21日)
第4週
(22~28日)
第5週
(29~31日)
6日
8日
10日
12日
13日
9日 消費者態度指数(4月)
11日 景気動向指数速報値(3月)
12日 国際収支(3月)
景気ウォッチャー調査(4月)
13日 マネーストック(4月)
第3次産業活動指数(3月)
14-15日 G7教育相会合
14日
15-16日 G7環境相会合
15-17日 G7科学技術相会合
16日 企業物価指数(4月)
工作機械受注速報値(4月)
17日 鉱工業生産確定値(3月)
18日 GDP速報値(1-3月)
19日 機械受注(3月)
全産業活動指数(3月)
工作機械受注確報値(4月)
20-21日 G7財務相・中央銀行総裁会議
23日 貿易収支(4月)
景気動向指数改定値(3月)
26-27日 G7首脳会議
27日 全国消費者物価指数(4月)
31日 有効求人倍率、失業率(4月)
鉱工業生産速報値(4月)
16日
17日
18日
19日
24日
26日
27日
30日
31日
新設住宅着工戸数(4月)
中
中
製造業購買担当者指数(4月)
アジア開発銀行年次総会
上海・香港休場(Labour Day)
欧州
マークイットユーロ圏製造業購買担当者指数(4月)
欧州
米
欧州
米
米
米
中
中
欧州
欧州
欧州
米
中
中
中
米
欧州
米
米
米
欧州
米
米
英休場(Early May Bank Holiday)
ISM製造業景況指数(4月)
ユーロ圏小売売上高(3月)
貿易収支(3月)
ISM非製造業景況指数(4月)
非農業部門雇用者数(4月)
貿易収支(4月)
消費者物価指数(4月)
ユーロ圏鉱工業生産(3月)
EU27カ国新車登録台数(4月)
ユーロ圏GDP速報値(1-3月)
小売売上高(4月)
上海・香港休場(Buddha's Birthday)
鉱工業生産(4月)
小売売上高(4月)
ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月)
ユーロ圏貿易収支(3月)
住宅着工件数、建設許可件数(4月)
消費者物価指数(4月)
鉱工業生産、設備稼働率(4月)
ユーロ圏消費者物価指数(4月)
連邦公開市場委員会(FOMC)議事録
フィラデルフィア連銀景況指数(5月)
米
欧州
米
米
欧州
新築住宅販売件数(4月)
英GDP改定値(1-3月)
耐久財受注(4月)
GDP、個人消費改定値(1-3月)
英休場(Spring Bank Holiday)
米
欧州
米
休場(Memorial Day)
ユーロ圏失業率(4月)
S&Pケース・シラー住宅価格指数(3月)
米
消費者信頼感指数(5月)
(注) 各経済指標の発表日は予定であり、変更される場合がある。
出所:各経済指標、ブルームバーグを元に今村証券作成
-10-
Imamura Report Vol.91 2016-05
アナリストによる証明
本資料に示された見解は、言及されている発行会社とその発行会社等の有価証券について、各アナリスト
の個人的見解を正確に反映しており、さらに、アナリストは本資料に特定の推奨または見解を掲載したこと
に対して、いかなる報酬も受け取っておらず、今後も受け取らないことを認めます。
-----------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
OUTPERFORM
: 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンを 10% 超上回ると予想さ
れる。
NEUTRAL
: 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンの +10% と -10% の間に入
ると予想される。
UNDERPERFORM : 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンを 10% 超下回ると予想さ
れる。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は 12 ヵ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。
-----------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
本資料に記載された意見及び予想は、記載された日付における今村証券の判断であり、これらは予告なく
変更される場合があります。今村証券は本資料の記載された日付以降に内容の変更・修正を行う義務を負い
ません。本資料はお客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の有価証券売買に関する申込また
は勧誘を意図するものではなく、お客様に対して投資の助言を提供するものでもありません。また、本資料
に記載されている情報もしくは分析がお客様にとって適切であると表明するものでもありません。投資に関
する最終決定はあくまでもお客様ご自身の判断でなさいますようお願い申し上げます。
本資料に記載された内容は、信頼できると思われる情報、または信頼できる情報源から得た情報を基に今
村証券が作成しておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性があります。当社はその内容の正
確性や妥当性、適時性または完全性を保証するものではありませんし、本資料における過誤又は遺漏に対し
て何らの責任を負うものでもありません。本資料でインターネットのアドレス等を記載している場合があり
ますが、当社自身のアドレスが記載されている場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負
いません。本資料は、当然にお客様の投資結果を保証するものではございませんので、今村証券は、本資料
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結果としてお客様が被った損害または損失については一切責任を負いません。また、今村証券は本資料に関
するお客様からのご質問やご意見に対して、何ら対応する責任を負うものではありません。
当社および関係会社の役職員は、本資料に記載された証券について、ポジションを保有している場合があ
ります。当社および関係会社は、本資料に記載された証券、同証券に基づくオプション、先物その他の金融
派生商品について、買いまたは売りのポジションを有している場合があり、今後自己勘定で売買を行うこと
があります。また、当社および関係会社は、本資料に記載された会社に対して、引受等の投資銀行業務、そ
の他サービスを提供し、かつ同サービスの勧誘を行う場合があります。
日本および外国の株式・債券への投資は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに
関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより、投資元本を割り込むリスクがあります。
本資料は当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承認なく、また電子的・
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株式、債券、投資信託の手数料等およびリスクについて
■ 国内株式等の売買取引には、約定金額に対して最大 1.1799% ( 税込 )(1.1799% に相当する
金額が 2,565 円未満の場合は 2,565 円 ( 税込 ))の委託手数料をご負担いただきます。
■ 国内株式等を募集等によりご購入いただく場合は、購入対価のみのお支払いとなります。
■ 国内株式等は、株価など売買価格の変動により損失が生じるおそれがあります。
■ 外国株式(外国 ETF、外国預託証券を含む)の外国金融商品市場等における委託取引にあたっ
ては、売買金額(約定金額に外国金融商品市場における手数料と税金等を購入の場合には
加え、売却の場合は差し引いた額)に対し、最大 0.9720%(税込)の国内取次手数料をい
ただきます。外国金融商品市場での取引にかかる手数料、税金等は国(市場)により異な
ります。
■ 外国株式の国内店頭取引にあたっては、取引価格に取引の実行に必要なコストが含まれて
いるため、別途手数料は必要ありません。
■ 外国株式(外国 E T F、外国預託証券を含む)の売買、配当金等の受取り等にあたり、円貨
と外貨を交換する際は、外国為替市場の動向をふまえて今村証券が決定した為替レートを
用います。
■ 債券を募集・売出し等によってご購入いただく場合は、購入対価のみのお支払いとなります。
■ 債券は、市場の金利水準の変動等により債券の価格が変動しますので、損失が生じるおそ
れがあります。さらに外国債券は、為替相場の変動等により元本損失を生じる場合があり
ます。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により元本損失を生じる場合があります。
■ 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が
保証されていないため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により投
資 1 単位当りの価値が変動します。したがって、お客さまのご投資された金額を下回るこ
ともあります。
■ 投資信託にご投資いただくお客様には、銘柄毎に設定された販売手数料および信託報酬等
の諸経費等をご負担いただきます。
■ 株式、債券および投資信託のリスクにつきましては、上場有価証券等書面、契約締結前交
付書面やお客様向け資料をよくお読みください。
金融商品取引業者 北陸財務局長(金商)第3号
日本証券業協会加入
発行・編集:今村証券株式会社 営業業務部 調査課