☆ER 1.研修内容: 救急分野研修は 2 年間通年的に実施される「コア・カリキュラム」と分野別「ローテーショ ン研修」を有機的に組み合わせ実施される。 A.コア・カリキュラム OJT(外来研修):多摩総合 ER 外来研修(週 1 回) 、小児総合 ER]外来研修(月 1 回) 、 救命救急センター3 次研修(月 1 回) Off JT(コア・セミナー):①ワンポイントセミナー(年 20 回) 、②ER カンファ(週 1 回) ③ER 画像カンファ(週 1 回) B.ローテーション研修 コア重点研修(ER・画像診断)4 ヶ月、整形外科 1 ヶ月、脳神経外科 1 ヶ月 1 年次 ER 研修期間に耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、眼科、形成外科と外来診療を経験する。 2.指導体制: ER リーダーが指導にあたる。ER 外来研修開始時、終了時にディスカッションを行う。フィー ドバックを目的とした面談も定期的に行う。 3.一般目標(ER研修における): 緊急性のある患者さんを適切に診療できる医師となるために、必要な救急初期対応能力を 修得する。 4.行動目標(ER研修における): 1.救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。 2.救急チームの一員として適切に行動する。 3.専門医への適切なコンサルテーションをする。 5.経験目標(ER研修における): 1.頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。 急性腹症 呼吸不全 心不全 腎不全 意識障害(脳血管障害) 急性感染症 急性中毒 ショック 心肺停止 軽微な外傷 2.ICLS が確実に施行できる。 3.Tokyo-ER-Tama Resident`s Manual に沿った診療ができる。 4.基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができる。 5.JTAS に則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。 6.JATEC に則って多発外傷の診療に参加する。 6.研修実績: (1)研修医は ER 研修症例一覧を作成する。 (2)3 次救急初期治療 10 例。 (3)集中治療管理 2 例。 7.研修評価: 前述の「C.研修の評価」 「D.評価の方法」を参照。 91 研修方略・評価 行動目標 1 救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。 2 救急チームの一員として適切に行動する。 3 専門医への適切なコンサルテーションをする。 経験目標 1 頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。 急性腹症 呼吸不全 心不全 腎不全 意識障害(脳血管障害) 急性感染症 急性中毒 ショック 心肺停止 軽微な外傷 2 ICLS が確実に施行できる。 3 Tokyo-ER-Tama Resident`s Manualに沿った診療ができる。 4 基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができ る。 5 6 ER 研修方法 JTASに則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。 JATECに則って多発外傷の診療に参加する。 場所と人数 期間 時間(/週) 指導者・協力者 評価方法 測定者 時期 ER研修 ER 2年 指導医・上級医・患者 観察記録 指導医・上級医・看護師 2回(J1J2終了時) 看護実習 病棟 1日(入職) 看護師・患者 リポート 看護師 実習終了時 ワークショップ 大会議室 2時間(入職) 看護師・指導医 ― ― ― ER研修 ER 2年 指導医・上級医・看護師 観察記録 指導医・上級医・看護師 2回(J1J2終了時) ER研修 ER 2年 指導医・上級医 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) 週間合計 週46時間に設定 評価方法 測定者 時期 ― ― ― 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) 研修方法 場所と人数 期間 コア・セミナー CR 10時間 ER研修 ER 2年 実技実習 講堂 1日(入職) ER研修 ER 2年 時間(/週) 指導者・協力者 指導医・上級医 指導医・上級医 実地試験 指導医 実習終了時 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) 講習終了時 ICLS講習 講堂 1日 実地試験 指導医 ERマニュアル講習 大会議室 4時間(入職) ― ― ― コア・セミナー CR 2年 ― ― ― 2回(J1J2終了時) 指導医・上級医 ER研修 ER 2年 観察記録 指導医・上級医 小外科実習 大会議室 6時間(入職) ― ― ― スキルスラボ 実技研修室 2年 ― ― ― 指導医・上級医 ER研修 ER 2年 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) 実技実習 大会議室 2時間(入職) 実地試験 指導医 実習終了時 コア・セミナー CR 10時間 ― ― ― ER研修 ER 2年 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) 講習終了時 指導医・上級医 JTAS講習 院外 1日 実地試験 指導医 コア・セミナー CR 2時間 ― ― ― 救命研修 救命センター 2年 観察記録 指導医・上級医 2回(J1J2終了時) JATEC講習 院外 実地試験 指導医 講習終了時 指導医・上級医 1日 週間合計 週46時間に設定 1多摩総合ER J1(GW明け)~ ER夜間研修 17:00-24:00 J1 シフト(週 1 回) 上級医とマンツーマンで ER 診療を行う。 J2(GW明け)~ ER夜間研修 17:00-8:30 任意のシフト(週 1 回) 上級医3名と一緒に当直医としてER診療を行う。 ERグレード試験に合格した者のみに許可され、単独診療も可能とする。 2救命救急センター 救命センター研修(残り番)17:00-24:00(月 1 回) 3小児総合ER ER夜間研修 18:00-21:00(月 1 回) 0: 00~4: 00 4: 00~8: 30 1st 2nd 3rd 1st 2nd 3rd 1st 2nd 17: 00~21: 00 21: 00~0: 00 J1 1st 1st A 1st 救急車 B 1st 救急車 C 3rd 3rd 救急車 D 2nd 2nd 3rd 1st 救急車 92 救急診療科 診療科業務例 研修内容 診療科業務例 月 研修内容 診療科業務例 off-JT on-JT ミニ・レクチャー コア・セミナー 研修内容 診療科業務例 研修内容 診療科業務例 水 火 木 ER夜間研修 研修内容 金 7:00 MJC 8:00 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 申送り 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 申送り 申送り 申送り 申送り off-JT 【経2,4,5,6】 9:00 10:00 11:00 12:00 昼食 13:00 14:00 15:00 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 申送り 申送り 申送り 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 16:00 17:00 申送り 申送り ミニレクチャー 【行1-3,経1】 申送り ミニレクチャー 【行1-3,経1】 18:00 画像カンファ ワンポイント セミナー ER カンファ 19:00 20:00 21:00 22:00 三次研修指導 三次救急研修 は救命救急コー 【行1-3,経1-6】 ディネーターが 行う 23:00 24:00 救命救急センター 診療科業務例 研修内容 診療科業務例 月 研修内容 診療科業務例 火 off-JT on-JT ミニ・レクチャー コア・セミナー ER夜間研修 研修内容 診療科業務例 研修内容 診療科業務例 研修内容 水 木 金 7:00 MJC 8:00 9:00 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 救命救急セン ター当直 救命救急セン ター夜間研修 申送り 申送り 病棟回診 病棟回診 明け 明け 10:00 11:00 12:00 昼食 13:00 14:00 15:00 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 救急患者診療 【行1-3,経1-6】 救急患者診療 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り 16:00 17:00 病棟回診 申送り 病棟回診 申送り ミニレクチャー 【行1-3,経1】 病棟回診 申送り ミニレクチャー 【行1-3,経1】 画像カンファ ワンポイント セミナー 18:00 19:00 ER カンファ 20:00 救命救急セン ター当直 21:00 22:00 23:00 24:00 93 救命救急セン ター夜間研修 【行1-3,経1-6】 チェックリスト(ER) 行動目標 (ER研修における) 評価の項目: □ 1.救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。 □ 2.救急チームの一員として適切に行動する。 □ 3.専門医への適切なコンサルテーションをする。 経験目標(ER研修における)評価の項目: □ 1.頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。 急性腹症 呼吸不全 心不全 腎不全 意識障害(脳血管障害) 急性感染症 急性中毒 ショック 心肺停止 □ 2.BLS、ACLS が確実に施行できる。 □ 3.Tokyo-ER-Tama Resident`s Manual に沿った診療ができる。 □ 4.基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができる。 □ 5.JATS に則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。 □ 6.JATEC に則って多発外傷の診療に参加する。 研修実績(ER研修における)評価の項目: □ (1)研修医は ER 内科研修報告書、研修症例一覧を作成する。 □ (2)3 次救急初期治療の 10 例。 □ (3)集中治療管理 2 例 94 厚生労働省経験目標(2年間で16回)の到達度評価の項目: □A.経験すべき診療法、手技、治療法 研修分野別マトリックス票 A経験目標(66小項目) □B.経験すべき症状、病態、疾患 研修分野別マトリックス票 B経験目標(140小項目) □C.特定の医療現場の経験 研修分野別マトリックス票 C経験目標(27小項目) 態度教育(2年間で16回)評価の項目: □1.仕事の処理(処方箋、指示票など) □2.報告・連絡(スタッフとの共有すべき事項など) □3.患者さんへの接し方 □4.規律(時間厳守、病棟毎のルールなど) □5.協調性 □6.責任感(検査・治療、スタッフへの申し送り、患者さんへの説明) □7.誠実性(患者さんの前で、スタッフの前で) □8.明朗性(誰の前でも) □9.積極性(臨床能力向上に向けて) □10.理解・判断(指示出しが的確である) □11.知識・技術(診療能力を高めようとする姿勢と自己に対しての謙虚さ) □12.リーダーシップ(スタッフへの) 95 研修評価用紙(ER) 救急診療科 行動目標(ER研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 評価 ( )( )( ) 合計( /9) 経験目標(ER研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 4 5 6 評価 ( )( )( )( )( )( ) 合計( /18) 研修実績(ER研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 評価 ( ) ( ) ( ) 合計( /9) 合計( /9) 合計( /60) 合計( /60) 厚生労働省の経験目標(2年間で16回)の到達度評価 項目 A.診療法・手技・治療法 B.症状・病態・疾患 C.特定の医療現場 評価 ( ) ( ) ( ) 態度(2年間で16回)の到達度評価(指導医) 項目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 態度(2年間で16回)の到達度評価(看護師) 項目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 評定者: 病棟< > 指導医総評: 評価実施日:平成__年__月__日 研修医名:____________ 研修期間:2ヶ月 診療科名:_______科 評定者名:____________ 96 研修評価用紙(ER) 救命救急センター 行動目標(救命研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 評価 ( )( )( ) 合計( /9) 経験目標(救命研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 4 5 6 評価 ( )( )( )( )( )( ) 合計( /18) 研修実績(救命研修における)の到達度評価 項目 1 2 3 評価 ( ) ( )( ) 合計( /9) 合計( /9) 合計( /60) 合計( /60) 厚生労働省の経験目標(2年間で16回)の到達度評価 項目 A.診療法・手技・治療法 B.症状・病態・疾患 C.特定の医療現場 評価 ( ) ( ) ( ) 態度(2年間で16回)の到達度評価(指導医) 項目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 態度(2年間で16回)の到達度評価(看護師) 項目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( ) 評定者: 病棟< > 指導医総評: 評価実施日:平成__年__月__日 研修医名:____________ 研修期間:1ヶ月 診療科名:_______科 評定者名:____________ 97
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