ER (91-97p) - 東京都立 多摩総合医療センター

☆ER
1.研修内容:
救急分野研修は 2 年間通年的に実施される「コア・カリキュラム」と分野別「ローテーショ
ン研修」を有機的に組み合わせ実施される。
A.コア・カリキュラム
OJT(外来研修):多摩総合 ER 外来研修(週 1 回)
、小児総合 ER]外来研修(月 1 回)
、
救命救急センター3 次研修(月 1 回)
Off JT(コア・セミナー):①ワンポイントセミナー(年 20 回)
、②ER カンファ(週 1 回)
③ER 画像カンファ(週 1 回)
B.ローテーション研修
コア重点研修(ER・画像診断)4 ヶ月、整形外科 1 ヶ月、脳神経外科 1 ヶ月
1 年次 ER 研修期間に耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、眼科、形成外科と外来診療を経験する。
2.指導体制:
ER リーダーが指導にあたる。ER 外来研修開始時、終了時にディスカッションを行う。フィー
ドバックを目的とした面談も定期的に行う。
3.一般目標(ER研修における):
緊急性のある患者さんを適切に診療できる医師となるために、必要な救急初期対応能力を
修得する。
4.行動目標(ER研修における):
1.救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。
2.救急チームの一員として適切に行動する。
3.専門医への適切なコンサルテーションをする。
5.経験目標(ER研修における):
1.頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。
急性腹症
呼吸不全
心不全
腎不全
意識障害(脳血管障害)
急性感染症
急性中毒
ショック
心肺停止
軽微な外傷
2.ICLS が確実に施行できる。
3.Tokyo-ER-Tama Resident`s Manual に沿った診療ができる。
4.基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができる。
5.JTAS に則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。
6.JATEC に則って多発外傷の診療に参加する。
6.研修実績:
(1)研修医は ER 研修症例一覧を作成する。
(2)3 次救急初期治療 10 例。
(3)集中治療管理 2 例。
7.研修評価:
前述の「C.研修の評価」
「D.評価の方法」を参照。
91
研修方略・評価
行動目標
1
救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。
2
救急チームの一員として適切に行動する。
3
専門医への適切なコンサルテーションをする。
経験目標
1
頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。
急性腹症 呼吸不全 心不全 腎不全 意識障害(脳血管障害) 急性感染症
急性中毒 ショック 心肺停止 軽微な外傷
2
ICLS が確実に施行できる。
3
Tokyo-ER-Tama Resident`s Manualに沿った診療ができる。
4
基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができ
る。
5
6
ER
研修方法
JTASに則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。
JATECに則って多発外傷の診療に参加する。
場所と人数
期間
時間(/週)
指導者・協力者
評価方法
測定者
時期
ER研修
ER
2年
指導医・上級医・患者
観察記録
指導医・上級医・看護師
2回(J1J2終了時)
看護実習
病棟
1日(入職)
看護師・患者
リポート
看護師
実習終了時
ワークショップ
大会議室
2時間(入職)
看護師・指導医
―
―
―
ER研修
ER
2年
指導医・上級医・看護師
観察記録
指導医・上級医・看護師
2回(J1J2終了時)
ER研修
ER
2年
指導医・上級医
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
週間合計
週46時間に設定
評価方法
測定者
時期
―
―
―
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
研修方法
場所と人数
期間
コア・セミナー
CR
10時間
ER研修
ER
2年
実技実習
講堂
1日(入職)
ER研修
ER
2年
時間(/週)
指導者・協力者
指導医・上級医
指導医・上級医
実地試験
指導医
実習終了時
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
講習終了時
ICLS講習
講堂
1日
実地試験
指導医
ERマニュアル講習
大会議室
4時間(入職)
―
―
―
コア・セミナー
CR
2年
―
―
―
2回(J1J2終了時)
指導医・上級医
ER研修
ER
2年
観察記録
指導医・上級医
小外科実習
大会議室
6時間(入職)
―
―
―
スキルスラボ
実技研修室
2年
―
―
―
指導医・上級医
ER研修
ER
2年
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
実技実習
大会議室
2時間(入職)
実地試験
指導医
実習終了時
コア・セミナー
CR
10時間
―
―
―
ER研修
ER
2年
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
講習終了時
指導医・上級医
JTAS講習
院外
1日
実地試験
指導医
コア・セミナー
CR
2時間
―
―
―
救命研修
救命センター
2年
観察記録
指導医・上級医
2回(J1J2終了時)
JATEC講習
院外
実地試験
指導医
講習終了時
指導医・上級医
1日
週間合計
週46時間に設定
1多摩総合ER
J1(GW明け)~
ER夜間研修 17:00-24:00 J1 シフト(週 1 回)
上級医とマンツーマンで ER 診療を行う。
J2(GW明け)~
ER夜間研修 17:00-8:30 任意のシフト(週 1 回)
上級医3名と一緒に当直医としてER診療を行う。
ERグレード試験に合格した者のみに許可され、単独診療も可能とする。
2救命救急センター
救命センター研修(残り番)17:00-24:00(月 1 回)
3小児総合ER
ER夜間研修 18:00-21:00(月 1 回)
0: 00~4: 00
4: 00~8: 30
1st
2nd
3rd
1st
2nd
3rd
1st
2nd
17: 00~21: 00
21: 00~0: 00
J1
1st
1st
A
1st
救急車
B
1st
救急車
C
3rd
3rd
救急車
D
2nd
2nd
3rd
1st
救急車
92
救急診療科
診療科業務例
研修内容
診療科業務例
月
研修内容
診療科業務例
off-JT
on-JT
ミニ・レクチャー
コア・セミナー
研修内容
診療科業務例
研修内容
診療科業務例
水
火
木
ER夜間研修
研修内容
金
7:00
MJC
8:00
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
申送り
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
申送り
申送り
申送り
申送り
off-JT
【経2,4,5,6】
9:00
10:00
11:00
12:00
昼食
13:00
14:00
15:00
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
申送り
申送り
申送り
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
16:00
17:00
申送り
申送り
ミニレクチャー
【行1-3,経1】
申送り
ミニレクチャー
【行1-3,経1】
18:00
画像カンファ
ワンポイント
セミナー
ER
カンファ
19:00
20:00
21:00
22:00
三次研修指導 三次救急研修
は救命救急コー 【行1-3,経1-6】
ディネーターが
行う
23:00
24:00
救命救急センター
診療科業務例
研修内容
診療科業務例
月
研修内容
診療科業務例
火
off-JT
on-JT
ミニ・レクチャー
コア・セミナー
ER夜間研修
研修内容
診療科業務例
研修内容
診療科業務例
研修内容
水
木
金
7:00
MJC
8:00
9:00
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
救命救急セン
ター当直
救命救急セン
ター夜間研修
申送り
申送り
病棟回診
病棟回診
明け
明け
10:00
11:00
12:00
昼食
13:00
14:00
15:00
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
救急患者診療
【行1-3,経1-6】
救急患者診療
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
16:00
17:00
病棟回診
申送り
病棟回診
申送り
ミニレクチャー
【行1-3,経1】
病棟回診
申送り
ミニレクチャー
【行1-3,経1】
画像カンファ
ワンポイント
セミナー
18:00
19:00
ER
カンファ
20:00
救命救急セン
ター当直
21:00
22:00
23:00
24:00
93
救命救急セン
ター夜間研修
【行1-3,経1-6】
チェックリスト(ER)
行動目標 (ER研修における) 評価の項目:
□
1.救急患者および家族の不安に配慮した対応、説明をする。
□
2.救急チームの一員として適切に行動する。
□
3.専門医への適切なコンサルテーションをする。
経験目標(ER研修における)評価の項目:
□
1.頻度の高い(経験すべき)救急疾患(下記)について鑑別診断、初期治療ができる。
急性腹症
呼吸不全
心不全
腎不全
意識障害(脳血管障害)
急性感染症
急性中毒
ショック
心肺停止
□
2.BLS、ACLS が確実に施行できる。
□
3.Tokyo-ER-Tama Resident`s Manual に沿った診療ができる。
□
4.基本的手技(簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽微な外傷・熱傷の処置)ができる。
□
5.JATS に則って救急患者一般について初期対応、重症度トリアージができる。
□
6.JATEC に則って多発外傷の診療に参加する。
研修実績(ER研修における)評価の項目:
□
(1)研修医は ER 内科研修報告書、研修症例一覧を作成する。
□
(2)3 次救急初期治療の 10 例。
□
(3)集中治療管理 2 例
94
厚生労働省経験目標(2年間で16回)の到達度評価の項目:
□A.経験すべき診療法、手技、治療法
研修分野別マトリックス票 A経験目標(66小項目)
□B.経験すべき症状、病態、疾患
研修分野別マトリックス票 B経験目標(140小項目)
□C.特定の医療現場の経験
研修分野別マトリックス票 C経験目標(27小項目)
態度教育(2年間で16回)評価の項目:
□1.仕事の処理(処方箋、指示票など)
□2.報告・連絡(スタッフとの共有すべき事項など)
□3.患者さんへの接し方
□4.規律(時間厳守、病棟毎のルールなど)
□5.協調性
□6.責任感(検査・治療、スタッフへの申し送り、患者さんへの説明)
□7.誠実性(患者さんの前で、スタッフの前で)
□8.明朗性(誰の前でも)
□9.積極性(臨床能力向上に向けて)
□10.理解・判断(指示出しが的確である)
□11.知識・技術(診療能力を高めようとする姿勢と自己に対しての謙虚さ)
□12.リーダーシップ(スタッフへの)
95
研修評価用紙(ER) 救急診療科
行動目標(ER研修における)の到達度評価
項目
1
2
3
評価 ( )( )( )
合計(
/9)
経験目標(ER研修における)の到達度評価
項目
1
2
3
4
5
6
評価
( )( )( )( )( )( )
合計(
/18)
研修実績(ER研修における)の到達度評価
項目 1
2
3
評価 ( ) ( ) ( )
合計(
/9)
合計(
/9)
合計(
/60)
合計(
/60)
厚生労働省の経験目標(2年間で16回)の到達度評価
項目 A.診療法・手技・治療法 B.症状・病態・疾患 C.特定の医療現場
評価
(
)
(
)
(
)
態度(2年間で16回)の到達度評価(指導医)
項目 1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11 12
評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )
態度(2年間で16回)の到達度評価(看護師)
項目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11 12
評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )
評定者:
病棟<
>
指導医総評:
評価実施日:平成__年__月__日
研修医名:____________
研修期間:2ヶ月
診療科名:_______科
評定者名:____________
96
研修評価用紙(ER) 救命救急センター
行動目標(救命研修における)の到達度評価
項目
1
2
3
評価 ( )( )( )
合計(
/9)
経験目標(救命研修における)の到達度評価
項目
1
2
3
4
5
6
評価
( )( )( )( )( )( )
合計(
/18)
研修実績(救命研修における)の到達度評価
項目 1
2
3
評価 ( ) ( )( )
合計(
/9)
合計(
/9)
合計(
/60)
合計(
/60)
厚生労働省の経験目標(2年間で16回)の到達度評価
項目 A.診療法・手技・治療法 B.症状・病態・疾患 C.特定の医療現場
評価
(
)
(
)
(
)
態度(2年間で16回)の到達度評価(指導医)
項目 1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11
12
評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )
態度(2年間で16回)の到達度評価(看護師)
項目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11
12
評価 ( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )( )
評定者:
病棟<
>
指導医総評:
評価実施日:平成__年__月__日
研修医名:____________
研修期間:1ヶ月
診療科名:_______科
評定者名:____________
97