16.初期臨床研修プログラム:麻酔科

初期臨床研修プログラム 麻酔科 コース責任者 朝日丈尚 指導医・上級医 朝日丈尚、加藤晋、加藤麻紀子、丸山正則 コースの位置づけ:必修科として、0 か月、選択科として 1 か月から Ⅰ 一般目標 (GIO: General Instructional Objective) 周術期管理を通じて麻酔科医の役割を理解し、基本的知識及び手技、術中患者
状態を把握するスキル、並びに外科系医師とのコミュニケーション技能、を
身に着ける。
(1) 術前の患者評価、麻酔方法の計画の仕方の習得
(2) 術中の患者全身状態の理解と全身管理法の習得
(3) 術後患者管理法の習得
Ⅱ 行動目標 (SBOs:Specific Behavioral Objectives) (1) 術前の病歴聴取(含:挨拶、自己紹介)、診察を通じて患者の状態を把握、 評価し、適切な麻酔方法を計画できる。
(2) 患者、家族に麻酔の目的、方法、合併症について説明することができる。
(3) 麻酔に必要な基本手技、特に気道確保、ルート確保、麻酔薬の投与方法に
ついて実施できる。
(4) 術後疼痛管理、必要に応じて適切な鎮静法を実施できる。
Ⅲ 学習方略 (LS:Learning Strategy) (1)術前診察を指導医とともに行い、患者全身状態の把握と麻酔方法を計画。
a.
胸部 X 線写真、心電図、呼吸機能検査、血液検査を評価。
b.
患者の ADL を評価
(2)麻酔計画を立て、患者に説明し、同意を取得する。
(3)麻酔記録の作成。
(4)術後回診を指導医とともに行い、術後回診診療録を作成。問題のある症例の
問題解決に介入、経過を追う。
(5)麻酔科と志望科領域両方に関連する英語論文を一つ読み、抄読会において発表。
Ⅲ 学習評価 (Ev:Evaluation) 知識:レポート、EPOC
技能:観察記録、スケールにて評価; 指導医
態度:観察記録評価;指導医、看護師、ME
*当科でのレポート作成が適している項目:内科系疾患を抱えた患者の麻酔管理、など