伊達市発達支援室通信 平成28年5月23日発行 №1 文責 朝倉聡子 新緑の緑が色鮮やかに、さわやかな風が薫る季節となりました。 保育園や幼稚園の入園,進級で新しい春を迎えたみなさん。おめでとうございます。 新しい生活の緊張や不安も落ち着き、安心感から疲れも見られることと思います。また、 朝夕の気温の差が大きいこの季節、体調を崩しやすくなっています。ご家庭でも体調の 変化に留意され、子どもたちが健やかな毎日を過ごせることを心より願っております。 今年度も事業内容が変化し、新しい発達支援室「こどもも」がスタートしました。 スタッフ一同真心をもって、お子様の健やかな成長をお手伝いさせていただきたいと 思います。どうぞよろしくお願いします。 室 長 あさくら さとこ 朝倉 聡子 好きな動物:🐇 と 🐹(わかるかな?) こども一人一人に寄り添った子育ての力 になれるように保護者のみなさまと一緒に 歩んでいきたいと思います。 よろしくお願いします。 コーディネーター かんの けいこ 菅野 恵子 好きな動物:にゃんにゃん(こねこ) 子どもさん,親さんたちに寄り添って コーディネーターとしていっしょに考え ていきたいと考えています。 よろしくお願いします。 保育士 にらさわ か な 韮澤 佳奈 好きな動物:ネコ🐈 保護者のみなさまと一緒に考えながら、お子さ んの成長を支えていきたいと思います。よろしく お願いします。 指導員 えんどう なつみ 遠藤 夏美 好きな動物:レッサーパンダ🐼 『こどもも』で子どもも、保護者も皆が 笑顔になり安心できる場となるよう努 めたいと思います。よろしくお願いします。 指導員 かんの のりこ 菅野 紀子 好きな動物:🐼とチンパンジー 4 月からこどももに仲間入りしました。 よろしくお願いします🍑 ○ 発達支援室が休みの日は、土・日・祝日・年末年始です。しかし、研修会や出張等でお休みに なることがあります。休みの際は事前にお知らせします。ご理解とご協力をお願いします。 ○ インフルエンザ等感染症のため、学級閉鎖・学年閉鎖・園閉鎖になった場合、お子さんが罹患 していなくても発達支援室の利用はできません。 ○ 今年度も連絡カードが連絡ファイルになります。保護者の方の記入欄には、支援の様子で感じ たことや、その後の変容、支援へのご意見等をご記入ください。押印も忘れずにお願いします。 保護者の記入後に所属園の担任の先生にコメント記入と押印をお願いし、次回利用の際にご持参 ください。 ○ 発達支援室教材費として年間500円を集金します。支援の玩具や教材等の購入に使用しま す。ご理解とご協力をお願いします。 平成 28 年 5 月 16 日 民報新聞より、私たちの生活について考えさせられる記事が掲載されて いました。みなさんは守れていますか? 「子どもと女性の健康相談室」 福島医大ふくしま子ども・女性医療支援センター 横山浩之氏 子どもの行動異常 近年、行動異常を示す子どもが増え、発達障害を診察している施設は予約待ちでいっぱいです。 発達障害が増えていると思われがちですが、文部科学省の調査結果では、ここ十年で発達障害が あるこどもの割合は一定です。その一方で、保育士や教師が感じる「気になるこども」や「個別 配慮を要する子ども」は十年前に比べてかなり増えています。その理由として、生活習慣が整っ ていないことが挙げられます。実際に診療をしていて、生活習慣が整わないことが原因で行動異 常が生じていることをよく経験します。 第一歩は早寝・早起き・朝ご飯です。 「早寝・早起き」はセットです。睡眠を十分にとること が重要です。寝る子は育つといいます。三歳児ではせめて 9~10 時間程度が望ましいとされて います。大人も睡眠が大切です。睡眠時間が少ないと、高血圧、糖尿病、肥満といった生活習慣 のリスクが高まります。 子どもの場合はさらに深刻で、精神発達や記憶・学習に悪影響を及ぼすことが動物実験でも確 かめられています。また、不安・抑うつや引きこもり、攻撃的行動といった心理的問題も増える こともわかってきました。 早寝・早起きについては、子どもの早起きをすすめる会のホームページ(http://www.hayaoki .jp/)をご覧ください。睡眠時間の確保が大切です。遅寝・早起きは悪影響があります。 早寝・早起きのために大切なことは、午前中にたっぷり光を浴びて運動することです。また、 日が暮れたらできるだけ光を浴びないようにしましょう。ホテルに泊まった時の暗さを思い出し てください。メディア(テレビ、スマホ、ゲームなど)の画面はかなり明るいので、日暮れ後は 控えた方がよいでしょう。メディアは子どもを興奮させ、眠りを妨げます。絵本の読み聞かせな ど、他の楽しみを覚えさせましょう。 朝ごはんを食べない子どもでは、学習に悪影響があります。これは大学生を対象にした調査で も、立証されています。朝ごはんを出しても食べないとよく言われますが、それは早寝・早起き ができていないことが原因であることが多いようです。実際、朝ごはんを食べない幼児は、保育 園でずっと不機嫌で、おやつや食事後にやっと落ち着きが出ます。 早寝・早起き・朝ごはんを守らないからと言って、行動異常に直結するわけではありません。 しかし、早寝・早起き・朝ごはんを守らないと行動異常が出る割合が高くなります。また、守ら ない子どもたちが、守った時に発揮できる能力を養えないということはできるでしょう。 =次回は 6 月 20 日掲載=
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