第 123 回 金融業務能力検定(2016 年 5 月 22 日実施) 《模範解答》 ・法人営業力強化・海外進出・取引コース ※配点は、特に記載のない限り、公表しておりません。また、配点・試験の内容に関す るお問合せには、お答えできません。 ※合格発表は、6月29日の予定です。 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター 〈合格基準〉100 点満点で 60 点以上 (注)記述式の解答例は一例であり、表現に相違があっても趣旨が適切であるもの、また、 妥当性のあるものは可とします。 【第1問】 番号 問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問 10 正解 3 3 1 3 1 2 2 2 1 1 番号 問 11 問 12 問 13 問 14 問 15 問 16 問 17 問 18 問 19 問 20 正解 3 3 1 2 2 3 3 4 1 2 1 【第2問】 《問 21》 (解答例) ① コール ② プット ③ プット ④ コール 《問 22》 (解答例) (1)〔判断〕 (オプション権を)行使する (2)〔理由〕 (甲社が、将来、米ドルを 1 米ドル 120 円の行使価格で購入する権利の買い手であったと 仮定して、オプションの行使期日に、市場の直物相場が 1 米ドル 130 円の円安になってい たとすれば)甲社は行使価格である 1 米ドル 120 円で米ドルを購入する方が、1米ドル当 り2円のオプション料を支払っても有利であるため、オプション権を「行使」することに なる。 《問 23》 輸出で受け取った外貨を円貨に交換しないで、そのまま輸入代金の支払に充当するなど、 外貨建ての債権(受取)と債務(支払)を個別に決済せず、双方を組み合わせて相殺させ、 為替リスクを回避すること。 2 【第3問】 《問 24》 (解答例) (1)① 間接貿易(「間貿」も可) (2)② 直接貿易(「直貿」も可) 《問 25》 (解答例) (1) ③ 独資(企業)、単独出資(企業) (2) ④ 合弁(企業) 《問 26》 (解答例) 〔メリット〕 (1)出資者の自由な意思決定を行うことが可能であり、業務に関する意思決定にあた って機動的な対応ができること。 (日本流の経営の仕方を持ち込めること) (2)海外企業などへの機密や技術、ノウハウなどの流出を防ぐことができること。 (3)独資企業で得た利益を独占することができること。 (4)現地パートナーがないため、経営を巡っての方針や意見の相違がなく、利害対立 の可能性が低いこと。 などが挙げられる。 〔デメリット〕 (1)現地での海外企業等の販売網やノウハウの活用が困難であること。 (2)出資の負担が大きくなること。 (3)経営のさまざまなリスクをすべて被ること。 (4)対象国の規制において、業種によっては独資企業の設立が禁止されていることが あること。(つまり、現地法人の設立にあたって、現地の監督官庁による許認可の取 得が困難であること) などが挙げられる。 3 【第4問】 《問 27》 (解答例) 現地での他社との競合が激しいことが予想されるので、E電機との取引がどこまで保証 されているか、注意すべきである。 《問 28》 (解答例) 現地の給与相場が将来上昇する可能性や、原材料や部品の運送費や関税などのコストが 増加する可能性があることに注意すべきである。 《問 29》 (解答例) 〔ヒト〕 進出後の経営をどういう人材が行っていくのか。 〔モノ〕 原材料の調達の方法はどうするか。 〔カネ〕 現地借り入れの場合は現地銀行との取引をどうやって始めるか。 4
© Copyright 2025 ExpyDoc