取手ブランド構築・発信業務委託仕様書(PDF:149KB)

取手ブランド構築・発信業務委託仕様書
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業務の趣旨
本業務は、市民自ら取手市の地域資源の掘り起こしを行い、
取手市のブランドを構築し、効果的な情報発信を行うことで人
口の流出防止や定住促進を目指すため実施されるものである。
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業務の背景
我が国を取り巻く、急速な少子高齢化や東京への一極集中に
よる地方における人口減少は、地域にとっても深刻な課題とし
て投影されている。本市においては、平成7年をピークに減少
を続け、将来人口の推計の結果、平成40年代に入ると減少幅
が大きくなることが見込まれている。
それらは、合計特殊出生率が低く、高度成長期に転入してき
た世代が高齢化し、次の世代が転出してしまうという3つの事
象が負のスパイラルとなっていることが起因している。
今回策定した第6次取手市総合計画では、基本構想としての
将来都市像を「ぬくもりとやすらぎに満ち、共に活力を育むま
ち とりで」と定め、6つの基本方針を掲げている。それらを
踏まえて、とりで未来創造プラン2016の3つのテーマのう
ち「少子高齢化への対応」の課題である人口減少問題に対して、
「取手市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定した。
この中で、人口を極力多く維持しながら人口の年齢バランス
を適正化し、多様な世代構成により、まちの活力を育んでいく
ため、重点的視点として、1)出生数の向上、2)子どものい
る世帯等の転入促進・転出抑制、3)まち・ひと・しごとの総
合的活力向上と定め、以下の4つの基本目標を統合的に、対外
的にプロモーションを実施していくこととした。特に子育て世
代(今後子育て世代を迎える世代も含む)の定住促進(Uター
ン含む)のプロモーションを市民協働のもと推進していくこと
とした。
総合戦略【基本目標1】雇用
【基本目標2】定住
【基本目標3】結婚・子育て
【基本目標4】まち活性化
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業務名称
取手ブランド構築・発信業務
業務内容等
(1)市民協働の取手ブランド構築のための活動の企画・運営・管理等業務
①取手市民を中心とした推進母体に対して、本市の地域資源を掘り起こすワ
ークショップ等の複数回開催、及び外部視点やブランド構築のための専門
家を派遣する等の企画・運営・管理を行う。
②掘り起こされた様々な地域資源をもとに、本市の「なりたい姿」や「目指
すべき状態」を表したブランドメッセージを市民からの提案としてまとめ、
本市と協議のうえ決定する。
(2)取手市プロモーション用動画の企画・制作業務
上記(1)で構築された取手ブランドを想起させ、明確なターゲット層に対
して「取手に行ってみたい、住んでみたい」という欲求を刺激し、市の魅力を
有効に訴求できる独創的な動画を制作する。
①成果物の再生所要時間
120秒から180秒程度
②映像規格・画質
ハイビジョン(HD1920×1080/60i)
③言語(ナレーションをつける場合) 日本語及び英語
④企画(コンセプト)・構成に係る全ての作業
*事前に映像の構成が分かるようなシナリオ・絵コンテなどによる打ち
合わせを行うこと。
⑤撮影 市や関係団体との調整を含む、撮影にあたっての全ての作業
⑥編集 動画制作にあたっての編集に係る全ての作業
*映像に見合う音楽、ナレーション・字幕等を含む。
⑦プレビューの実施
*仮編集時に市の確認を受け、修正の指示があった場合は修正後に再度
確認を受けること。
(3)情報発信のためのウエブサイトの企画・制作・保守
上記(1)で構築された取手ブランドを想起させ、明確なターゲット層に対
して「取手に行ってみたい、住んでみたい」という欲求を刺激し、市の魅力を
有効に訴求できるウエブサイトを制作する。
主に行政情報中心の市公式サイトとは異なるデザイン構成とし、双方向性を
意識した情報発信、上記(2)で制作した動画、今後市民が発信する動画や記
事等の配信、及び将来的なコンテンツ追加も視野に入れた柔軟性の高いものと
する。なお、ウエブサイト構築にあたっては、以下の点に留意するものとする。
①魅力とりで発信課と密に協議を進めながら構築していくこと。
②パソコン及びタブレット端末、スマートフォン等のマルチデバイス対応と
すること。
③ 納 品 す る シ ス テ ム は 、 本 市 所 有 の パ ソ コ ン ( Windows7 ・
InternetExplorer11 搭載)上で作業可能なものであり、本市担当者が運用
するにあたり、容易にコンテンツの作成・修正が可能なものとする。また、
運用方法などについても、研修、マニュアル等で提示すること。
④市公式サイトとは異なるサイトであることを考慮したデザイン等とする
こと。
⑤コンピューターウイルス等の不正プログラム、不正アクセスをはじめとす
るセキュリティに関する事件・事故に対し、万全の対策を講じること。
(4)モニターツアーの企画・実施、分析
上記(1)で構築された取手ブランドを発信するため、主に上記(1)で掘
り起こされた地域資源を、マスコミ、ライターや旅行業者等へ紹介するモニタ
ーツアーを実施する。
①催行人員は、10 社程度(1 社あたり 1~2 名)とする。
②上記(1)で掘り起こされた地域資源を現実的なコースに作り変え、プレ
スリリースを行う等の方法により参加者を募る。
③受注型企画旅行とする。ただし、参加者からは代金を徴収しない。
④交通手段である貸切バスについては、車両と運転手は取手市が手配する。
⑤旅程管理のため添乗員を一名派遣すること。
⑥昼食経費一回分を含める。
⑦有料の入場料金等が発生する場合は、その経費を含める。
⑧参加者の集約、日程連絡、当日誘導等を行う。
⑨モニターアンケートを行い、その分析を行う。
⑩記事や旅行商品化になるよう参加者への継続的フォローアップを行う。
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成果品
本業務の成果品は、次のとおりとする。
① ワークショップについての業務報告書
③ 以下のプロモーション用動画データ
ア)マスターデータ(DVD1枚、ブルーレイディスク1枚)
イ)複製データ(DVD10枚、ブルーレイディスク10枚)
*盤面余白へのラベル印刷及びタイトル印刷した専用ケースに収納して
納品すること。
*リージョンフリー対応で作成すること。
ウ)成果物作成に係り撮影した全てのデータ及び白素材
WEB サイトシステム及びシステム運用に係るマニュアル一式
モニターツアーについての業務報告書
上記①~④についての最終業務報告書
③
④
⑤
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委託期間
契約の日から平成29年3月31日まで
但し、検査期間10日間を含むものとする。
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履行場所
取手市寺田5139番地
取手市政策推進部魅力とりで発信課
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権利の帰属及びその手続
(1)成果物の納入、検査合格後は、成果物に係る著作権(著作権法第27条
及び第28条に規定する権利を含む)を、直ちに市に無償で譲渡すること
とする。
(2)成果物の納入・検査合格後は、市は成果物をインターネットを含むあら
ゆる媒体や会場において自由に公表できるものとする。
(3)納入、検査合格を経た成果品の所有権は、委託料の支払いにより取手市
に移転する。
(4)市は、委託業務の成果物を利用するにあたって、著作者を表示すること
を要しない。
(5)市は、著作権法第20条(同一性保持権)第2項に該当しない場合にお
いても、委託業務の成果品の使用に当たり、使用様態に応じてサイズ、色
調の変更、一部の切除その他の方法により改変を行うことができるものと
し、受託者はこれに同意し、著作者人格権を主張しないこととする。
(6)受託者は、画像、映像素材等として許諾が必要なものを使用する場合は、
すべての手続きを行い、使用に係る費用も全て負担すること。
(7)受託者は、市に対し、委託業務の成果物の著作者が受託者であること並
びに係る成果物及びその利用が、第三者の著作権、プライバシー権、肖像
権、名誉権、パブリシティ権その他いかなる権利をも侵害しないことを保
証し、第三者から成果物またはその利用について権利侵害を主張された場
合の一切の責任は、受託者が負うこととする。
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留意事項
(1)事業の実施にあたっては、企画段階から取手市と綿密な協議を行うとと
もに、事業実施期間中は進捗状況を逐次報告すること。
(2)本仕様書に定めのない事項または解釈に疑義が生じた場合は、受託者と
取手市の協議により、決定することとする。