ボルドーの日本人醸造家 篠原麗雄 テロワールと拘りの醸造が生み出す

Clos Leo
ボルドー地方
クロ・レオ
雄
麗
原
篠
家
造
醸
人
ボルドーの日本 が生み出すグランヴァン
造
醸
の
り
拘
と
ル
ー
ワ
テロ
み
旨
る
あ
の
感
縮
凝
フルーティさと
2008年6月、ボルドー地方ジロンド河右岸の銘醸地サンテミリオンから程近いカスティヨンの篠原邸へ。
クロ・レオのオーナー篠原麗雄は兵庫県宝塚生まれの日本人醸造家です。大阪のワイン販売店で働いていましたが、ジャン・リュック・テュヌヴァンに誘われ
渡仏し、サンテミリオンのシャトー・ヴァランドローでワイン造りを手掛けた後、2002年にこのカスティヨンで0.83haのブドウ畑付きの家を購入しました。
北向き斜面は良く手入れされ、土壌の質も樹齢も充分で、テュヌヴァンやシャトーオーゾンヌのアラン・ヴォティエが太鼓判を押し羨ましがるほどです。樹齢
は40 ~ 50年、石灰質が多い区画にはカベルネフランを、粘土質のところにはメルローを栽培にしていますが、畝ごとに品種が分かれているわけではなく自然
な混植となっています。この粘土質石灰質土壌の畑は、畝と畝の間を広めにとり、夏に1枝に2房に絞る作業を行うなど手間と工夫を惜しみません。
醸造・熟成は自然にゆっくりと行い、2006年に新しく購入したステンレスタンクにより、更に柔らかいタンニンの抽出に成功しました。麗雄は、「凝縮感があ
り、複雑で厚みのある味わいのワイン造りを目指している」と語ります。
【53744】
Clos Leo クロ・レオ13
呼称
Castillon Cotes de Bordeauxカスティヨン・コート・ド・ボルドー
参考小売
¥11,000 JAN:4571455201145
規格/タイプ 750ml×12 /赤・フルボディ
栽培/認証 - / テロワール
6月
割当品 新着
土壌
標高・向き
面積・収量
粘土石灰
110m・北と平地 0.83ha・35hl/ha
品種(収穫/樹齢) メルロー 80% カベルネフラン20%(手摘み/ 40 ∼ 50年)
醸造 発酵 20日間の醸し後、ステンレスタンクで発酵
・ (14日間のマロラクティック発酵あり)
熟成
350Lの新樽で6 ヶ月熟成後、
225Lの古樽(1年樽・2年樽)で28 ヶ月熟成
澱引きは瓶詰めまでに4回/無濾過・無清澄
SO2
瓶詰め時:34㎎/L トータル:34㎎/L
アルコール度 13%
特徴
篠原麗雄が造る生産量極少量のワインです。北向きの粘土石灰土壌の畑でメル
ローとカベルネフランを20日間マセラシオンし、初めの半年間は新樽、それ以降は
古樽で計28 ヶ月間熟成しました。濃い紫の色調に、プラムやカシスの香りの奥に
土っぽいニュアンスも感じます。綺麗な酸が溶け込んだ豊かな果実味と程よいタン
ニン、バニラのニュアンスを伴うアフターが魅力的なグランヴァンです。
篠原麗雄からのコメント
2013年は4月中旬から雨が多く気温の上がらない日が続き、
開花の時期もまちまちで花ぶるいが起こり、ベト病やうどん粉
病などの病気の被害を含めて約20%減の被害に遭いました。
極めつけは7月26日と8月2日に大粒の雹が降り最終の生産量
は例年の1/3に減りました。
収穫日は10月3日と遅らせることが出来ましたが、熟してい
ない葡萄も多かったので、例年より収穫の人数を増やし選果を
厳しくしました。発酵期間は短くし、反対に熟成期間を長くす
ることによりダシの様なコクを出しています。
2016年2月に28 ヶ月の樽熟成を経て約900本のワインをリ
リースする事が出来ました。
味わいは2002年から作ってきた物とは全く違い軽快な仕上
がりとなっています。
従来のクロ・レオとイメージが違うので、ブルゴーニュボト
ルに入れ、エチケットはボルドー在住の書道家マーヤさんに描
いて貰ったライオンにし別物と分かるようにしています。