燕市橋梁長寿命化修繕計画 PDF

燕市橋梁長寿命化修繕計画
燕
市
橋とは
橋は市民のみなさんの日常生活や災害の際の避難に
不可欠な道路を担う重要な施設です。
IC
橋は常に厳しい自然環境にさらされな
がらも、私たちや車を安全に通行させて
います。
橋も人と同じように歳
をとり、疲れや病気が
生じやすくなります。
雨、風、雪
海から飛
んでくる
塩分
地
震
燕市の橋にもいずれ高齢化社会が訪れる
燕市は約609橋を管理しています。2000年代に架けられた
新しい橋が多い一方、古い橋も多く存在します。現在架設後
50年以上経過した橋梁は4%ですが、20年後には36%と、徐々
に高齢化が進行し、傷みやすい橋が多くなっていきます。
橋の寿命は50年が目安といわれ、健康診断や治療が急がれま
す。
架設年別橋梁数
不明:なし
35
30
高度経済成長期
25
橋 20
梁
数
15
10
5
0
1930年代
1940年代
【平成23年度】
1950年代
1960年代
【平成33年度】
50年
以上
50年
未満
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
【平成43年度】
50年
以上
50年
未満
放っておくと・・・
50年
以上
50年
未満
橋を 安全 に 長持ち させ るた め の 取り 組み
健康診断と計画的な治療を
高齢化する橋梁が増加していく中、放っておくと一斉に悪
くなることが心配されます。多くの治療費(修繕費)をいっ
ぺんには払えないことは容易に想像できます。
橋の健康診断(点検)を実施していき、診断結果をもとに
計画的な治療(修繕)を行うことが必要です。
大切な診断カルテ(点検データ)は今後も有効に活用するた
めに蓄積していきます。
健康状態の結果
のチェックと診
断をします。
診断結果を
記録します。
橋の健康
状態を確
認します。
点検
(検診)
記録
管理
18
16
14
12
10
百
万
円
8
6
4
(
L
C
C
中長期予算計画(長寿命化:優先度評価による平準化)
100
90
)
80
2
0
70
60
0
50
10
40
20
30
40
50
60
残寿命(年)
70
80
90
100
億
円 30
)
計画に基づいて
治療(修繕)を
行います。
(
工事
(治療)
計画
(検査)
補
修
費
お
よ
び
更
新
費
シナリオ1
シナリオ2
シナリオ3
シナリオ4
20
10
0
2009
2014
2019
鋼上部工 腐食
コン上部工 剥離・鉄筋露出
床版 抜け落ち
下部工 ひび割れ
2024
2029
鋼上部工 亀裂
床版 ひび割れ
支承 支承機能障害
下部工 漏水・遊離石灰
2034
2039
コン上部工 ひび割れ
床版 漏水・遊離石灰
伸縮装置 変形・欠損
下部工 剥離・鉄筋露出
2044
2049
2054
コン上部工 漏水・遊離石灰
床版 剥離・鉄筋露出
高欄 補修費
架け替え
いろいろな結果を
使って最適な計画
を策定します。
すでに病気になっている橋は適時適切に治療します
健康診断(点検)で病気になっている(傷んでいる)とわかっ
た橋は適時・適切に治療していきます。
治療
手遅れの場合は
架替え
病気が進行する前に予防対策を行います
予算の状況に応じて重要な橋から随時、予防対策を行っ
ていきます。予防対策を行うことで、病気の進行を防ぎ、費
用の削減が期待できます。
橋も人間と同じよ
うに、症状が軽い
段階で対応すると
治療費が安くすみ
ます。
計 画 を 支 える 仕 組 み づ く り
長寿命化の取組みの継続
橋梁の長寿命化への取組みは継続して行っています。
経験豊富なベテラン職員が講師となり、勉強会や現場
での講習会などを行い、ますます大切になる維持管理
に携わる職員の育成や技術力向上に取組みます。
現場見学会、講習会の開催
橋を適切に管理す
るために、さまざ
まなことに取組ん
でいます。
計画は下記の有識者からの助言をもとに策定しました。
長岡技術科学大学
丸山 久一
教授
長岡技術科学大学
長井 正嗣
教授
新潟大学
佐伯 竜彦
准教授
担当部署:燕市 都市整備部 土木課
TLE 0256-92-1111