下呂市CKD手帳

私はどのステージにいるのかな?
GFRとたんぱく尿(アルブミン尿)によってみてみましょう
原疾患
尿たんぱく区分
尿アルブミン定量
尿アルブミン/Cr比
糖尿病
高血圧
尿たんぱく定量
腎炎
多発性のう胞腎
移植腎
不明
その他
尿たんぱく/Cr比
G1
正常または
高値
90以上
G2
正常または
軽度低下
89~60
G3a
軽度から
中等度低下
GFR区分
CKD診療ガイドより改変
A1
正常
30未満
A2
微量アルブミン尿
30~299
A3
顕性アルブミン尿
300以上
正常
軽度たんぱく尿
高度たんぱく尿
―
+
2+以上
0.15未満
0.15~0.49
尿潜血
+以上
0.50以上
59~50
49~45
G3b
中等度から
高度低下
44~30
G4
高度低下
29~15
G5
末期腎不全
(透析または
移植の導入)
15未満
重症度は原疾患・eGFR区分・蛋白尿区分を合わせたステージにより
評価する。
CKDの重症度は死亡、末期腎不全、心血管死亡発症のリスクを
のステージを基準に、 の順にステージが
上昇するほどリスクは上昇する。
保健活動を考える自主的研究会より引用
年齢による腎機能(eGFR)の低下速度
一般的な腎機能の変化は、
3年間で約1下がります
~私の腎臓はこれからどうなるか~
健診結果からeGFRをグラフに書き込み、自分の将来を予想しましょ
eGFR
(ml/min/1.73㎡)
G
F
R
軽
度
低
下
腎
障
害
(男性)
(女性)
70
70
60
60
50
50
40
40
30
30
(
+
)
年
齢
に
よ
る
低
下
の
範
囲
内
に
と
ど
ま
る
★糸球体の
働きは半分
G
F
R
中
等
度
低
下
腎度G
不低F
全下R
高
20
人
工
透
析
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70~79歳
80~89歳
①高度の蛋白尿
(尿蛋白/Cre比0.50g/gCr以上、または2+以上)
②蛋白尿と血尿がともに陽性(1+)
腎臓専門医への
③GFR50ml/分/1.73㎡未満
紹介基準
(40歳未満の若年ではGFR60ml/分/1.73㎡未
満、腎機能の安定した70歳以上ではGFR40ml/分
/1.73㎡未満)
20
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70~79歳
7
0
歳
以
上
で
4
0
以
上
あ
れ
ば
80~89歳
(Imai E , Horio M , Yamagata K ら、「Slower Decline of Glomerular Filtration Rate in
the Japanese General population : A Longitudinal 10-Year Follow-Up Study」
Hypertensive reserch 2008 in press から改変)
からだノートより引用
腎臓の働きと健診結果
①腎臓の働きに影響を与えるもの
②腎臓の構造
2つの腎臓(250g)に
心臓
1分間に1リットル
血液が流れ込む
心臓より低い位置にある
増える
血流量
内臓脂肪から
BMI
でる物質
腹囲
下図
塩分摂取量
直角に枝分かれした血管
減る
狭いところに
腎動脈 (8㎜)
腎臓の大きさに比べて
A
腎動脈
たくさんの血液が流れる
太い血管
血管を収縮させて
C
B
血流量を調節
収縮
細動脈
血管
タバコ
動脈硬化
高血圧
血
管
内
皮
障
害
糸球体毛細血管
大量の老廃物をろ過 するために
一定の圧(60㎜Hg)が必要
*他の毛細血管(15㎜Hg)の4倍の圧
血管の壁は薄い
ろ過に最適
は網目を通さずそのまま輸出細動脈
輸出細動脈
輸入細動脈
(0.3mm)
シャープペンの芯
糸球体
蛋白質、赤血球、白血球など
C
F
間質
D
水分
ナトリウム(塩)
(高血糖)
随 時 血糖
HbA1c(NGSP)
高LDLコレステ
中性脂肪
ロール血症
LDLコレステロール
高尿酸血症
血清尿酸
高尿酸尿症
尿酸排泄
尿細管周囲
E
尿細管
毛細血管
尿細管
他の毛細血管と同じ
15㎜Hgの圧
間質性障害
尿路結石
尿の流れが
尿路感染症
悪くなる
D
血液に戻す(99%再吸収)
アミノ酸
糖尿病
糸球体硬化
細いくねくねと曲がる
ブドウ糖
拡張期血圧
(0.005mm)
クレアチニン)を尿細管へ落とす
F
間質を通って
収縮期血圧
尿糖
毛細血管
網目からいらないもの(尿素窒素、
E
一日の本数
空腹時 血糖
動脈硬化
1つの腎臓に
糸球体が
100万個ある
受け皿
体にとって必要なものを
健診項目
(1日約150リットル)
拡大は
腹部大動脈 (25㎜)
血液量増加
E
尿
F
血尿(尿潜血)
前立腺肥大
C
をつくる
1~1.5リットルにな
(腎へ流れる血液量の1%)
からだノートより引用