平成 24(2012)年3月7日 【自治労明石市水道労働組合への回答】 2012

平 成 2 4 ( 2 0 1 2) 年 3 月 7 日
【自治労明石市水道労働組合への回答】
2012春闘要求について(回答)
みだしのことについて、次のとおり回答いたします。
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年間を通じた基本的な労使関係のルールを確立すること。
労 使 交 渉 等 に つ い て は 、地 方 公 務 員 法 及 び 労 働 諸 法 令 の 定 め る と こ ろ に
より、適正に対応しているところである。
今 後 も 引 き 続 き 、国 に お け る 法 改 正 の 動 き に 注 視 し つ つ 、適 切 な 対 応 に
努めていく考えである。
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生活向上のために賃金水準の維持・改善に努めること。
給 与 水 準 の 設 定 に あ た っ て は 、人 事 院 勧 告 の 趣 旨 を 尊 重 し 、国 家 公 務 員
の 給 与 等 と の 均 衡 を 考 慮 す る と と も に 、国 に お い て 示 さ れ た 考 え 方 で あ る
地域の民間給与水準の反映に努めていく必要があると考えている。
こ の た び の 地 域 手 当 の 引 き 下 げ に つ い て は 、労 働 組 合 に お い て 、現 下 の
市 政 を 取 り 巻 く 厳 し い 状 況 を 考 慮 し た 、苦 渋 の 決 断 で あ っ た も の と 拝 察 す
るが、引き続き、継続協議となっている給与のさらなる適正化について、
十分な協議を進めていかなければならないと考えている。
1
3
臨時・非常勤等職員の処遇改善に努めること。
臨 時 職 員 等 の 勤 務 条 件 は 、採 用 事 由 、期 間 、形 態 及 び 業 務 内 容 等 か ら 定
め て い る と こ ろ で あ り 、賃 金 等 に つ い て は 、一 般 職 員 の 給 与 改 定 等 を 基 準
に し て 改 定 す る と と も に 、近 隣 他 都 市 と の 均 衡 も 考 慮 し な が ら 改 善 し て き
ているところである。
な お 、前 年 度 か ら 、現 行 制 度 の 雇 用 期 間 等 の 課 題 を 踏 ま え た う え で 、順
次 、法 令 等 に 基 づ く 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 へ の 切 り 替 え を 進 め て お り 、よ
り安定した雇用の確保や勤務条件面の改善を図っているところである。
また、勤務形態及び業務内容等から、任期付短時間勤務職員への切り
替 え が 困 難 な 職 場・職 種 に つ い て は 、関 係 法 令 に 基 づ く 、よ り 適 正 な 制 度
運 用 を 図 る た め 、来 年 度 か ら 、新 た な 臨 時 的 任 用 制 度 を 導 入 し て い く 予 定
である。
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公 共 サ ー ビ ス 基 本 条 例・公 契 約 条 例・入 札 制 度 改 革 な ど 公 共 サ ー ビ ス 基
本 法 に の っ と っ た 施 策 を 推 進 し 、公 共 民 間・中 小 の 労 働 条 件 の 底 上 げ を は
かること。
公 共 サ ー ビ ス 基 本 法 の 趣 旨 を 踏 ま え 、事 業 委 託 等 に お け る 委 託 契 約 等 の
締 結 に あ た っ て は 、労 働 諸 法 令 の 遵 守 を 盛 り 込 み 、従 業 員 の 労 働 条 件 が 公
正な労働基準を下回ることがないよう指導に努めているところである。
ま た 、入 札 制 度 に お い て は 、極 端 な 低 価 格 で の 落 札 を 解 消 す る た め 、変
動 型 低 入 札 価 格 調 査 制 度 を 導 入 し 、適 正 価 格 で の 落 札 と な る よ う 対 応 を 図
る と と も に 、価 格 以 外 の 要 素 を 加 味 し た 総 合 評 価 落 札 方 式 を 試 行 実 施 す る
な ど 、今 後 と も 、対 象 案 件 や 評 価 項 目 等 に つ い て 、調 査・研 究 し て い く 考
えである。
な お 、公 契 約 条 例 の 制 定 に つ い て は 、今 後 と も 国 や 他 の 自 治 体 の 動 向 を
見極めながら、引き続き、慎重に検討していきたいと考えている。
5
男 女 平 等 社 会 実 現 を 踏 ま え た ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス の 具 体 化 を は か
ること。
職 員 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に つ い て は 、次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に
基 づ く 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 周 知 徹 底 を 図 る と と も に 、積 極 的 な 推 進 を 図
っ て き た と こ ろ で あ り 、今 後 も 必 要 な 見 直 し を 適 宜 行 っ て い く 考 え で あ る 。
ま た 、3 6 協 定 の 趣 旨 を 踏 ま え た 時 間 外 勤 務 等 の 縮 減 、介 護 休 暇 及 び 育
児短時間勤務制度並びに時間単位の年次休暇制度の導入を図るとともに、
前年度においては、育児休業の取得制限の廃止等や看護休暇の改善等を
行うなど、休暇・休業制度の充実にも努めてきたところであり、引き続
き、仕事と家庭の両立支援に向けて取り組んでいく考えである。
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