Title Author(s) Citation Issue Date 翻刻『万代大雑書古今大成』(六) 伊藤, 孝行 北海道大学留学生センター紀要 = Journal of International Student Center, Hokkaido University, 19: 46-74 2015-12 DOI Doc URL http://hdl.handle.net/2115/61524 Right Type bulletin (article) Additional Information File Information JISCHU19_04.pdf Instructions for use Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP N ︵ 呂町︶[盟剛歯時] んたいせい︶の害誌および翻刻の一部を掲げる。﹃万代大雑害古今大成﹄ は天保年間に発行され、明治に入り改訂版が発行された、生活する、?え で必要なことが記してある便覧である。それゆえ、古くから伝わる習慣 ﹃万代大雑書古今大成﹄は版本であるが、管見のかぎり今のところ翻 から占星術、名付けの際の留意点等々、多岐にわたる内容となっている。 刻されていない。近代日本語資料の一として、また近代に於ける日本の 習慣や風俗についての資料として、ニ疋の価値はあろうロ本稿では伊藤 ︵ 二O 一 四 ︶ 1に続き、﹁ね四﹂より﹃な一一﹂まで掲げる。 ︻キーワード︼近代語、翻刻、万代大雑害古今大成 zaoE] 問 。U oロ 畠Ego− 2Eヨ恒国自昔−。 Nmmω苫円。r ー ﹃ 巴ωE σ 、 " ' v武烈八人v継体八二十七v安閑ム一﹀ 一 反正︿六v允恭︿四十一一v安康八三v雄略︿十= v清寧︿五v顕宗︿三v仁賢八十 開化︿六十v崇神︿六十人v垂仁︿九十九 V景行︿六十v成務︿六十一 v仲哀︿ 九V神功八六十九v応神︿四十五v仁徳八八十七v履中八六v ︿八十三v孝安八百一一v孝霊八七十六﹀孝元八五十七v 神皇正統神武︿七十三﹀綬靖︿一一一十=一﹀安寧︿三十人v擦徳八三十五﹀孝照 ね四年号略年代記 −.は翻刻しかねた箇所である。今後の課題としたい。 −割注は︿﹀で示した。割注中の改行箇所は/で示した。 ・漢字の表記は、通行の字体に改めた。 凡例 ’ − f 一 丁 潜54 孝 品甘帯出比庁特誼件降中川ぃ、山可[世湘 藤 ﹃万代大雑書古今大成﹄ ︵ 六 ︶ 伊 本稿では、﹃万代大雑害古今大成﹄︵読みぼんだいおおざっしょここ 要旨 翻 刻 宣化︿四v欽明八三十一一v敏達︿十四v用明八二v崇峻八五v推古︿二一十六﹀鮮 明八三v皇極︿二一﹀孝徳︿五十七﹀ 年号濫勝大化︿五﹀白矯八五﹀年号断絶斉明八七﹀天智八十﹀年号再興 白鳳︿十四v朱雀︿一 v持統八十四v文武八四v年号始元大宝︿=一﹀慶雲︿四v 和銅︿七v霊亀︿一 v 養老︿七v神亀︿五v天平︿二十v天平勝宝︿八﹀天平宝字︿入v天平神護︿二 V神護慶雲ム一v宝亀八十一 v天応︿一 v延暦︿二十四v 衡 ︿ 一 一 一v 寿 ︿ 一 一 一v斉 大同八四﹀弘仁八十四﹀天長︿十﹀承和八十四 V嘉 祥 ︿ 一 一 一 V仁 天安︿二v貞観︿十人v元慶八八v 仁和︿四v寛平八五v畠泰八二v延喜︿二十二v延長︿人﹀泰平︿七v天慶八九﹀ 天徳︿十v応和︿三﹀康保八四v 安和︿二v天禄八二一v天延ム一﹀貞元八二v天元︿五Y水観ム一﹀寛和八二v永延 ム 一v永一昨︿一 v正暦︿五﹀ 長徳︿四﹀長保八五 V寛弘︿八﹀長和︿五 V寛仁八四﹀治安八一一一v万寿八四v長暦 ︿ = 一v長久︿四﹀寛徳︿一﹀ 永承︿七﹀天喜八五v康平︿七v治暦︿四v延久八五v承保︿二v承暦︿四Y水保 ︿=マ応徳︿三v寛治︿七v 嘉保ム一v永長︿一﹀承徳ム一v康和八五v長治︿二﹀嘉承︿二v天仁八二﹀天永 会一﹀永久︿五v元永八二v 保安︿四v天治︿二v大治︿五v天承八一 v長承︿三﹀保延︿六v永治八一 v康治 ︿ 二v天養︿一﹀久安八六﹀ 仁平八三﹀久寿八二v保元︿三v平治︿一 Y水暦八一 v応保八二﹀長寛︿二﹀永万 八 一 v仁安︿二v嘉応︿二v 承安︿四v安元︿二﹀治承︿四﹀養和八一﹀寿永︿二 V元暦︿一﹀文治八五﹀建久 八 九v正治︿一 v建仁︿=一﹀ 元久ム一v建永︿一 v承元︿四﹀建暦八二v建保︿六﹀承久八三v貞応ム一v元仁 ︿ 一 v嘉禄ム一v安貞八二v 寛喜ム一v貞永八一 v天福︿一 v文暦︿一 v嘉禎八=一v暦仁︿一 v延応八一 v仁治 八 = 一v寛元︿四﹀宝治︿三﹀ 建長︿七v康元八一 v正嘉︿二v正元︿一 v文応︿一 v弘長︿二﹀文永︿十一﹀建 治八三v弘安八十v正応八五﹀ 永仁八六v正安八二一v乾元︿一﹀嘉元ム一一v徳治︿一﹀延慶ム一一v応長八一 v文保 ム 一v元応︿一﹀元亨八三v ョ 、 占h h v 正中︿一﹀嘉暦︿三v元徳︿一 v元弘八一﹀正慶︿二v建武︿四v延元︿二v暦応 ︿四v康永八= 貞和八五v 観応︿二v文和︿四v延文八五﹀康安八二v貞治︿六﹀応安八七Y氷和︿四﹀康暦 ︿ 一 Y水徳会一﹀至徳会一v 嘉慶今一﹀康慶︿一 v明徳︿四v応永︿三十v正長八一 Y氷亨︿十一一v嘉吉八三v 文安︿五﹀宝徳︿二一v亨徳︿三﹀ 康正八一﹀寛正︿六v文正︿十人v応仁八二v文明︿十八v長亨︿二v延徳︿=一v 明応︿九v文色︿三v永正八十七v 大永︿七﹀享禄八四v天文八二十=一﹀弘治ムニv永禄八十一一v元亀︿=一v天正︿十 九v文禄︿四﹀慶長︿十九v元和八九v 人皇初代神武天皇元年より今天保九年まで二千五百三十 甲子/金 。二条大坂の御城修ふく/0とう患いざん立 年になる也元和九年より次の寛永元につずく左の通りなり 寛永 f公いへミつ公日光ご/しやさん O東五いざんおんミや立/O大ぢしん 一 一 丁卯/火 ノ ノ \ 、n O日くわう御しやさん/O、っしゃくびゃうはやる O的ぱらのぞくとごせいばっ/=一万七千人ちうす Oなんばん舟ごてうじ/Oきりしたんごせいきん 。しまばら切したんの/徒おこる O寛水通宝をゐる/O てうせん人きたる 。御大名かた御こうたい初/O七月天あかく火のごとし O いへミつ公御上らく/O京の町へぎんをたまふ 。上登しのぶがおかにせい堂/たつO小田原大ぢしん Oひでたダこうごたかい 。後ミづをくらゐをゆづり/給ふOせいすいじゑん上 Oろうやさんゑん上/Oりうきう人きたる Oせいすい寺さいこん/O諸国かんろふる //////////// 金土土水水火火金金土土木 戊辰/水 。ひでた 庚己戊丁丙乙甲突壬辛庚己 辰卯寅丑子亥成酉申未午己 O いせごせん 乙丑/金 O いへミつこう日光ごしや/さんO奥州山なる 丙寅/火 。みかど二条おんしろへミゆき/五日ごとうりうO大ひ でり 六 七 可、 J ノ 九 十 十一 十二 十三 十四 十五 十六 十七 " 白 五四 Oみかどくらゐゆづり/Oてうせん人来へい Oいへつな公ごたんじゃう/O春夏あめふらず O日光ごしやさん/O諸こくき﹀ん 辛己/金 壬午/木 Oけいづおんあらため/Oりうきう人きたる Oあたごさんゑん上/O五条の石ばしか﹀る O明のこくせんや日本へ/加勢を乞Oぎをん堂上 O犬おふもの上らん/O つなよし公ごたんじゃう Oじげんだいしおくりな/O日光ごしやさん 。りうきう人きたる/O いへつな公日光ごしやさん O国々こう水/O去年はしかはやる 発未/水 戊成/木 己亥/木 壬寅/金 辛丑/土 突卯/金 甲辰/火 Oてうせん人きたる/Oわうばくこんりう Oさんせいふじゅふせ家/ごきんぜい 乙巳/火 丙午/木 O二月堂阜ん上 戊申/土 己酉/土 大火 Oせつ津大風っちをふらす/大坂つなミ Oりうきう人きたる/O去年五ぞおこる " ' 品 庚戊/金 辛亥/金 。諸こく大かんばっ/Oさほのごとき白き西に立 O糸きしんおすくひ出る/O いせごせんぐうO去年江戸 丁未/木 む O大うち主ん上 。二月日月くれないのごとし/O大ぢしん O日くわ、つ御しやさん/Oじゅんしやむ O京の大ぶつを木像に作り/なをすO絹布二丈七尺と改 O大さかおてんしゅらい火/Oけんふ二丈七尺とあらた 庚子/土 。大坂御しろらい火人おほく/死すOもりた座居たつ 。江戸日本ぱし初てか﹀る/Oミんより兵を乞あたへず O江戸りゃうごくばしか﹀る/O いせごせんくう 丁酉/火 。江戸大火人多く死す/ゑこういん立 丙申/火 。五しきのくもいづる 乙未/金 壬辰/水 O 二条ミだうゑん上 突巳/水 。犬、っちゑん上/りうきう人きたる 甲午/金 。いんげんおしゃうらいてう/みかどほ、つぎよ 辛卯/木 。いへミつ公ごたかい/O正せっちうやごせいばっ 庚寅/木 戊子/火 己丑/火 丁亥/土 丙成/土 乙百/水 甲申/水 五四三ニ寛三二万三二明三二承四三二慶四三二工二十十 文 治 暦 応 安 保十九八 九八七六 十十 壬子/木 。いんげんおせ、っせんげ/O十一月山のつ︾じミな花さ 、 Jt O大、っちゑん上 O諸こくこうずい/O巾一丈余のくろくも出る O大き﹀んにて御せぎやう/下さるO大うち且ん上 発丑/木 乙卯/水 O両院宮ゑん上/O諸こくこうずい 甲賀/水 丙辰/土 。いへつな公ごたかい/O江戸にしミだうたっ Oいせないくう五ん土/O日れん四百年忌 了巳/土 O仙洞女院ごぞう且い 0とうふくもんいんほ、つぎよ/Oほうじゃ、つゑさいかう O いなばゃくしかいてう 戊午/火 己未/火 庚申/木 辛酉/木 Oこよミあらたまる/Oよしむね公ごたんじゃう O後西院ほ、つぎよ/Oりうせい出る O大こうすい/O日光大ぢしん 壬成/水 。てうせん人りうきう人/きたる 笑亥/水 甲子/金 乙丑/金 O京せいぐわんじ江戸にて/かいちゃう O加茂あふひまつりさい/こう O元の字きんぎんん\を改/ゐる Oごぢいんたつ/ちをんいん立 O いせごせんぐう/Oなべかづき女西国をあるく Oはしかはやる/昌平坂にせいだう立 Oはしかはやる人多く/死す O大っかごこくじたつ/Oしんによだう且ん上 丙寅/火 O紀州和佐大八とをし矢/天下一 丁卯/火 。くらゐゆづり/Oあさくさかいてう 戊辰/木 己巳/木 庚午/土 辛未/土 耳目酉/金 壬申/金 甲成/火 乙亥/火 丙子/水 。六月信州へゆきふる/O江戸大火Oき冶ん 丁丑/水 Oほふねん上人を五んかう/だいしとおくりなす 戊寅/土 O永代ばしか﹀るO上野中堂/るりでんなる 己卯/土 。ゑんのぎや、っしゃ/千年忌 庚辰/金 。きがのしやかごこくじ/にでかいちゃう O江戸大火大ぢしん 辛己/金 O京大らい九十人ところ/へおつる 壬午/木 。義士四十七人ょうち/O てんまんぐう八百年忌 突未/木 g J 十 十十十十十十十九人七六五四三二元四三二貞三二天人七六五四三二延 六五四三二一 禄 享 和 宝 十九 O いせおかげまいりくん/じゅす 甲申/水 。とね川こう水さるが/またきれる 乙酉/水 丙成/土 。林家毎月おしろにて/四書かうしゃく 丁亥/土 Oふじさん大やけ/Oほ、つゑいざんできる O京大火/O十文銭をゐる OZんざ引かへ初まる Oりうきう人きたる/ごかうさつおあらため Oてうせん人らいてう O神祖百四御忌 Oこうふくじ/ゑん上 O乾金やむ/Oてうせん人きたる 壬寅/金 Oおんましたかは巳まる/Oあさくさかいてう O江戸大火しばぐち御門/やける Oこがねばらおし﹀がり/O本所五百らかん入ぶつ O人丸千ねんき/Oこいしかハおやく忌んたつ 乙巳/火 甲辰/火 Oまたこがねばら/おし﹀がり 丁未/水 戊申/土 己酉/土 壬子/木 笑丑/木 日 甲寅/水 。こうぽうだいし九百年忌/Oたかをかいてう 二十 乙卯/水 。犬のやまひはやる/Oふないたのミゃうがうかいて、っ OかんろふるO江戸大火/日蓮四百五十年忌 O西国作物にうんかっく O夏秋諸国風邪はやる/Oおほりはらへ 庚成/金 。あかきか氷川ところがへ/Oはしかはやる 辛亥/金 O初てきしや上らん/O大すきまつりはやる O日光ごしやさん/O九月こう水りやうごくばしおつる Oこうちこくとり大ぞう/をけんず 丙午/水 発卯/金 辛丑/土 O御評定所へ目やす箱/いづる 庚子/土 。去年聖徳たいし千年忌/Oくらまやまかいてう 己亥/木 戊成/木 。り、っきう人きたる/Oふか川石ぢざうはやる 丁酉/火 丙申/火 。いへつぐ公ごたかい 乙未/金 突巳/水 。将軍せんげ/Oしゃうごいん大ミね入 甲午/金 。りうきう人きたる/Oきんぎんぐふきかへ 壬辰/水 。元金つうようとなる 辛卯/木 庚寅/木 己丑/火 戊子/火 十十十十十十十十十九八七六五四三二享五四三二正七六五四三二宝 八七六五四三二一 保 徳 永 同 丙辰/土 。いへはるこうごたん生/Oもんじきんをゐる 丁巳/土 O京江戸にて新銭をゐる 戊午/火 O十一月大しゃう阜 O秋大坂大らい人多く死す 己未/火 庚申/木 辛酉/木 Oもくぞのうまる/Oくわんとう大ミづ Oぜんくわうじ如来江戸/にでかいちゃう Oかまくら八まん江戸にて/かいてう 丙寅/火 Oてうせん人りうきう/人らいでう O いせごせんぐう/O江戸こうすい O法家の御朱印改ため/O江戸大火 Oはしかはやり人おほく/死す Oしゃうごいん大ミね入/O中ごくすぢこう水 O五匁銀をいる/O日光御神忌万部 " ' 丙成/土 。くわんと、つこう水/Oかだあハしま江戸にでかいて、つ 丁亥/土 O尾州三州こう水/くわんとう川々御ふしん 乙百/水 辛巳/金 O いへしげ公ごたかい/Oゑんくわう大師五百五十年忌 壬午/木 Oミかどほ、つぎよ/O いへもと公たんじゃう 美未/水 。てうせん人らいてう/O大さか大火 甲申/水 。りうきう人きたる 戊寅/土 Oかしま本地仏江戸にて/かいて、つ 己卯/土 。ふかがハれいかんいんたつ/Oか賀大火 庚辰/金 O いへはる公将軍せんげ/O江戸大火 丁丑/水 丙子/水 。江戸大火/O去年九州大かぜ 甲成/火 。こよミ御改/木曽川さらへ 乙亥/火 O秋五畿内こ、っ水/ゑかういんニて十万八千人百年忌 発酉/金 庚午/土 Oさくらまちほうぎよ/Oくハんぜ一代能こうぎやう 辛未/土 Oよしむね公ごたかい 壬申/金 。天まんぐう人百五十年忌/Oりうきう人きたる O相州甲州大風/Oしよ切﹂くかぜはやる 丁卯/火 戊辰/木 己巳/木 突亥/水 。天王寺のしゃうとくたいし/江戸にでかいて、つ 甲子/金 O諸国風邪大にはやる 乙丑/金 。日光のミや上法/O いへしげ公しゃうぐんせんげ 壬成/水 五四三二宝三二寛四三二延三二寛五四三二元 暦 延 享 保 文 四三二明十十十十九八七六 和=一一 印 戊子/火 。四文銭はじまる/太子立 己丑/火 。いせごせんぐう/Oあさくさかいてう 庚寅/木 。大ひでり/Oさがのしやかえどにでかいてう 壬辰/水 美己/水 甲午/金 乙未/金 丙申/火 0とうごくこうすい/ミのぶさんかいてう O清水ち hふ札所江戸/にでかいてう O日光ごしやさん/Oはしかはやる O大かんばっ/Oいせおかげまいりやる O江戸大火人多く死す/Oなんりゃうぎんをゐる 丁酉/火 Oらく中、﹂うすい/O江戸大火 Oゑきれいはやる人参/をくださる O諸こく大風/O大川ばしか、る 戊成/木 己亥/木 O諸こくはいふる/O いへもと公ごたかい 庚子/土 。らかん寺さずゐだうたっ/Oきんぎんぐ星いづる て 、 っ 辛丑/土 Oくハんとうこう水/O日蓮五百年忌 壬寅/金 。くわんと、っ大ぢしん/Oかまくら八まん江戸にでかい 愛卯/金 甲辰/火 乙巳/火 丙午/水 Oあさやま大やけ東国/砂ふるO諸国大き﹀ん O去年より午としまで関東/大き﹀んおすくひくださる Oさがのしやか江戸にて/かいて、つ Oいへはるこうごたかい/Oしょこくこう水 O大き益んおすくひ米/くださる O大、っちゑん上 Oいせごせんぐう Oひぜんしまパら山やけ/人馬多く死す 乙卯/水 Oこがねパらおし冶がり/Oあさくさらいじんもんたつ 丙辰/土 Oせんがくじぎしかいてう/Oりうきう人きたる 丁巳/土 。こよミ御あらためあり/O両こくばしかけかへ 戊午/火 O京大ぶつらい火/品川へくじら上る 発丑/木 O家慶公ごたん生/O っきぢミだうたっ 甲寅/水 。川口ぜんくわうじいはふね/ぢざうかいてう 壬子/木 庚成/金 。りうきう人きたる/O大、っち御ざう五い 辛亥/金 Oあさくさかいてう/O九月大かぜこう水 丁未/水 戊申/土 己酉/士 政 辛卯/木 二天九八七六五四三二安八七六五 明 永 十十九八七六五四三二覚八七六五四三 お 己未/火 。ゑんのぎやうじゃ千百/年忌Oせいだうごさいこん 一 庚申/木 辛未/土 壬申/金 奨百/金 甲成/火 乙亥/火 丙子/水 丁丑/水 己卯/土 戊寅/土 丙成/土 丁亥/土 戊子/火 。ふじさんへ女人のぼる/Oあたご山火 。てんわうじらい火/Oさがのしやか江戸ニでかいてう O天まんぐ、つ九百年忌/O諸こく風邪大はやり 。はしかはやる/O去年しよ事﹂く切﹂う水 O出羽大ぢしん山くづれ/人馬多く死す O息かういん十万人千人百五十/年忌 O三月江戸大火/Oりうきう人きたる 。八月永代ばしおち人多/死すOは、きぼしいづる O日本ばし京ばし永代ばし/か﹀る O永代ばし新大ばし/大川ばし等のはしせんやむ 。ゑんか、っ大し六百年忌/Oしんらん土人五百五十年忌 Oくハんとうぢしん/O去年てうせん人つしまへきたる O入わたりんじまつり/はじまる 。てんわうじさいこう/Oあさくさかいてう O東照宮二百四御神忌/日光山ニてちょくゑ Oくわんとう御てんにん/御けんにん O三月ごそくゐ/O三月京大あられ O四月二分金通用/はじまる 。天わうじかいてう/O小判一分ばん吹かへ O夏ながあめ/Oきんぎんぐふきかへ Oおらんだよりらくだ/わたる ~ 庚寅/木 。いせおかげまいりはやる/京ぢしん 己丑/火 。江戸大火/O 一朱銀はじまる O諸国大豊年 O道とんぼり大火/Oおくハまつりはやる O人月九州大かぜ大こう/すい 甲申/水 O 一朱金はじまる/Oはしかはやる 乙酉/水 。去年二朱銀吹かへ 突宋/木 。八月大あらし/十一月東本願寺炎上 壬午/木 辛巳/金 。諸国風はやる/Oくハんとうひでり 庚辰/金 つ 庚午/土 。すミよし正せんぐう/Oさがのしやか江戸ニてかいて 己巳/木 戊辰/木 丁卯/火 丙寅/火 乙丑/金 突亥/水 甲子/金 壬皮/水 辛百/木 七六五四三二文三二享十 化 和二 四三二文十十十十十九人 政四三二一 天十十十九八七六五 保二一 O大坂川さらへ/O天保山できる Oりうきう人きたる/O 二朱金はじまる 。諸こくき、んおすくひ/いづるO明年江戸大火 Oこうぼう大師千年忌/O東本願寺たつ Oごぢいんがはらニてかたき/うちO百文銭はじまる O巳年より明年にて五ヶ年/の同大き﹀ん人多く死す O大坂大火/O五両判通用はじまる O去年秋諸国豊作 て犬の毛と交へ煎じ汁を以泥となし 鼠の通ふ道にぬり又ねづミの穴に 来らず又清明の日戊の方の土を把 尾を切て血をとり梁にぬる時は 鼠来らず又三月庚午の日鼠の ミつといへる日鼠の穴をふさげパ の日ミづのえたつの日又暦の中段 正月上の辰の日十二月かのえとら ね五鼠の穴をふさぐ法 笑壬辛庚己戊丁丙乙甲突壬辛 卯寅丑子亥成酉申未午巳辰卯 ///////////// 金金土土木木火火金金水水木 ぬりふさぐ時ハ鼠蛇其外虫来らず 日 十九八七六五四三二 ね六 な一流星 按るに流星ハ星の如くにして 白く其跡に白き筋を引故星 と号といへ共元星にあらず中天 にある処の天火のたぐひ也万宝全 書に日流星束より西にうつれパ 明日雨束より甫にうつれパ明日必ず 日和よし束より北にうつれパ七日の うちにさハがしき事あり南より 東にうつれパひでりを主どる 南より北にうつれパ明日霧 西より束にうつれパ二日のうち に風をつかさとる西より南にうつ れパ其年水難早損のうれひ甚 しかるべし西より北にうつれパ明日風雨 きびしきしるし也北より束にうつれば 思 満 除 破 取 と 定 た た 危 あ や や だ さ 平 み の 建 し 、 て 〉 て 〉 づ る ぷ る ら く ん ぞ く ふ る ん ら 閉 と ひ 開 納 お さ 成 な p寅 月正 丑 子 亥 戊 酉 申未 午 巳 辰 g 京 丑 子 亥 成 酉 申未 午 巳 辰 g p月二 卯 寅 丑 子 亥 成 酉 申 未 午 己 辰 月三 g p寅 丑 子 亥 成 酉 申 未 午 巳 月 四 p 且 丑 子 亥 成 酉 申 未 午 月五 巳 辰 g 辰 { 午 巳 辰 g p寅 丑 子 亥 成 酉 申 未 月 六 g p寅 丑 子 亥 成 酉 申 月七 未 午 巳 辰 申 未 午 己 辰 卯 寅 丑 子 亥 成 酉 月/\. p寅 丑 子 亥 成 月九 酉 申 未 午 巳 辰 g 成 酉 申 未 午 己 反 g p且 丑 子 亥 月十 { 一 月十 一 亥 成 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子 月十 子 亥 成 酉 申 未 午 巳 辰 g p寅 丑 明日くもりで雨なしこれ故人の 考ふる処といへ共唐土の事は しかと合ず本朝にてハ流星ハ 早年に多く流星ある夜は 明日かならず日和よし な二男女一代八卦よ段の生れの部八延事元甲子より六十/年の閏上元の 生れ也V ︷ 表 略 ︼ 一代人卦上中下段の事 上元中元下元この三の年代を考ふべき事 右の通り也六十年を一元といふなり 上元の産れハ永禄七年甲子よりはじまれり 元和元年発亥まで六十年の聞なり 中元の産れハ寛永元年甲子よりはじまれり 天和三年発亥まで六十年の聞なり 下元の産れハ貞享元年甲子よりはじまれり 寛保三年発亥まで六十年の聞なり 上元の産れハ延享元年甲子より初まれり 享和三年発亥まで六十年の聞なり 中元の産れハ文化元年甲子よりはじまれり 己後六十年の同突亥とし迄中元中段なり 右一元六十年上中下合て=一六百八十年にて一周来と云也 知斯此三段ハ次第/九にいつまでも上り返し繰ベし然パ下段 六十年過て又元の上段へくり戻すときハ上段なれども 下段のとしのうち子生れたる人をパいつ迄も下段の卦よりかぞへ 初べし上段の生れの人中段にでも又長命なれパ下段にもある 也以下如斯心得占ふべし故に上男中男下男上女中女下女 と云事ありたとへパ上段の男をパ離の卦より一とかぞへ初 る也下段の生れの男をパ巽の卦より一とかぞへはじむる也 又上段の生れの女をパ攻の卦より一とかぞへはじめ中段 の生れの女をパ乾の卦より一とかぞへはじめ下段のうまれの " 日 女をパ震の卦より一とかぞへはじむべし 八卦順逆めぐりの事 男ハヱ順といふ事ハ甲丙戊庚壬の子寅辰午申成のとし の男ハミな順にかぞへ廻るべし順とハ左より右へ弓引に 向より前へかぞへまハすを順と云也 男ハト逆と云ハ乙丁己辛突の丑卯巳未酉亥のとしに当る おとこハミな逆にかぞへ廻るべし逆とハ右の方より左のかたへ茶磨まハ しに向ひより前へかぞへまハすを逆と云也 女ハト順と云ハ乙丁己辛奏の丑卯巳未酉亥のとしの女ハ 順にかぞへるなり 女ハヱ逆と云ハ甲丙戊庚壬の子寅辰午申成のとしの をんなハ逆にかぞへめくるべし 八卦かぞへゃうの事 百一をおどると云事ハたとへパ上段の生れの男ヱ順にハ離の卦 初八を越て四十一おどり四十八を越八十一をおどり人十人をこへで を一とかぞへはじめ坤の卦をことかぞへ免の卦をパ三とかぞへ 乾の卦を四とかぞへ攻を五艮を六震を七巽を八とかぞふべき を一ツ飛して本の初によみし離の卦を入と飛越故に初入を こゆるとハ云也掠初一ツとかぞへ初たる離の卦を人とかぞへ坤の 卦を九免を十とかぞへのばし次第にかぞへ扱離の卦へ四十と かぞへ又今一度離の卦を四十一とかぞへる也是を四十一おどるといふ也 夫より坤の卦を四十二免を四十三とし乾を四十四吹を四十五とし艮を 四十六震を四十七とかぞへ巽を飛越て離を四十人とかぞふるゆへ 四十八をこゆると云次の坤の卦を四十九免を王十とかぞへ乾を飛 越て吹を六十とかぞへ又艮を飛越て震を七十とかぞへ巽の 卦を飛越て離を人十とかぞへ則其離を八十一とかぞふる によって八十一おどると云也次の坤の卦を八十二免を八十三と かぞへ乾を人十四吹を八十五艮八十六震八十七巽の卦飛越て 離の卦を八十八とかぞふるゆへに入十八をこゆると云次の坤の卦 人十九とかぞへ免を九十とかぞへ乾を飛こして攻を百と かぞへ今一たび炊の卦を百一とかぞふる故に准じて繰ベし 回 次にくりゃうの図を出す見合すベし 離上男上段の生れの男ハ離の/卦よりくり初る也ト逆ハ/右より左へ 坤陰女 ぎゃくにくる也 免下男下段の生れの男ハエ順にハ免の卦より右へ順に/くるなりト逆 にハ左へぎゃくにくるべし 乾中女中段の生れの女ハヱ逆にハ/乾の卦より左へぎゃくに/くるべ し/ト順にハ右へ順にかそふる/なり 攻上女上段の生れの女ハ/ヱ逆にハ乾の卦より/左へきゃくにくるべ し/ト順にハ右へ順に︿るべし 艮陽男 震下女下段の生れの女ハヱ逆にハ/震の卦より左へぎゃくに/くるべ し/ト順にハ右へ順にくるべし ︷図略︸ 上元中元下元くりゃうの事 前にもしるせし知く延享元年きのえね より上段の生れなりたとへパ上段のおとこ子の としの生れにて 一才人才十六才二十四才三十二才四十才 右のとしハ離中断に当るなり又寅のとしの男は 四十一才四十八才五十六才六十四才七十二才 二才九才十七才二十五才三十三才四十二才 四十九才五十七才六十五才七十三才 右の年ハ坤皆断に当る也上段の女子年の生れならパ 五才十二才二十才二十人才三十六才四十五才 五十二才六十才六十六才七十六才 右ハ離中断なり余ハこれになぞらへロの図に引合せ てしるべし 日 離/中/断 勢/至/菩/薩 。 巳 むま/二十三日 っかひ日/たつミむま/ひつじさる きらひ日/、っしとらう/とりいぬゐ 吉方/南たつミ/東西 あしき方/北うしとらゐ/ひつじさるいぬ 此卦にあたるとしハ位高き人につきしたがふて/よし目上の人にそむくハ あし﹀本番禍なる故に離免巽の一ニ卦ハ大事の卦なり万慎ミてよし若不信心 /なれば親子兄弟わかる、事あるべし或ハ主君にはなる、か住処にはな る﹀事有なり木性土性は/相生ゆへよし火性ハ殊更よし水性金性の人ハ悪 し/商ひハ半吉なり出家ハ寺塔の志と﹀なふベし海河慎ベし 艮 正月/十二月 禍/害 此月ハ禍害にあたるゆへ万刀初かなものなど/買もとむることをいむべし 又牛馬の売買/すべからず竹木をきる事忌ベし右の/しなをつ﹀しめパよ ろづよし 震 二月 生/家 一一月ハ木の番なり生家にてよろづよし/住所さだまるべし女ハ主んづき と﹀なふベし/出家ハてらをもっベししかれども男色につきておもひごと あるべし 三月/四月 巽 福/徳 三月四月ハ福徳にてよし旅をして/得あり女ハはらむことあるべしもし又 /あやしきことありともくるしからず家内へ蛇/きたる事あり必ずよし但 しゅもつの病慎ベし 離 五月 遊/年 此月ハ火なるゆへに土性木性の人ハよし水性金性/の人ハわろし主人また g ; ハ親兄師匠など B不/和になりて住所をはなる冶ことあるべし又/さいし につきてくらうあるべし 坤 六月/七月 遊/魂 六七月ハ住所につきくらうあるべし百姓は/たねものをそこなふベし又田 地に付公事/ざたあるべし女ハかほにくさいできて煩ふ/べし但金火性ハ さハりなし 八月 免 h ろを/つ﹀しむべしかならず変事あるべし水性/土性の人ハ殊に 天/医 此月にあたれパ武士ハ名作の刀を得ベし/出家ハ経巻書物を得ベし女ハ両 ト 61ν 道のこ 乾 九月/十月 絶/命 此両月ハ俗ハ主よりゆづりを、つくるなり/出家ハ師匠のゆづりを得ベしわ かきをんなの/はらむことあり木性土性ハ絶命なれども/のぞミことかな ふベし 状 十一月 きらひ日/いぬゐね/うたっミ σ3 っかひ日/うしとらむま/ひつじきるとり ひつじさる/二十八日 大/日/如/来 坤/皆/断 し 絶/体 絶体ハ水にあたる妻子に大事あり女ハなん/ざんの恐れあるべし又はらむ 月なりすべて/海川をつ﹀しむべし金性土性ハ相生ゆへ/わざハひなかる ミ F ~ 吉方にし大吉/丑寅未申/午半よし 悪方北ひがし/いぬゐたつミ/半よし 此卦にあたるとしハ万事他人にしたがひてよし/おごる心あればあし﹀此 卦土なるゆへに水性木/性の人ハわろし金火土ハよし五性共に兄弟/に下 人につきてくぜつあるべしまた妻子に っきてくらうする年なりあきなひこと半よし/なり坤ハ地なるゆへ万物を やしなひでしたがふ/心あれパよし奉公人ハ主人につきふ足の心あり/と も申出すべからず此年ハふかく信心すべし 良 正月/十二月 生/家 土の番にして金銀金道具等を、つしなふ事/あるべし又住所につきくらう占め るべし信/心してよしもし不信心なれば家をうし/なふべし 震 二月 禍/害 此月ハわざハひ木にありやしきのうちの樹木かる︾こと有ベし出家ハ寺に つきくぜつごと/あるべしつ冶しむべし 巽 三月/四月 天/医 三月四月ハ女ハはらむ月なり男女ともくぜっ/ありて家をいづることある べしっ、しむべし/又こんれいハと冶なふ月なり 離 九月 遊/魂 男女とも此月ハ心にたがふことあるべし又/気のちがふ事もあるべし惣じ てむつかしき/事を閲ベし小児ハけがをつ﹀しむべし 坤 h 六月/七月 遊/年 、 。コ 土の番にして水性木性の人ハよし金性火性の/人ハわろし住所をいづる事 あるべし又妥を求/べし奉公仕官の人ハかぞうを得べし 免 八月 つき公事さた有/ベしすべてのぞみごとかなふ月なり 福/徳 金の番にして衣類糸をもとむるか又金銀袋/などを得るなり百姓ハ団地に 乾 九月/十月 絶/体 水の番にして金性木性の人ハよし火性土性の人/ハよろしからず親にはな る﹀事有ベし衣類などを/失ふか又死霊狐のわざハひ有べし信心してよし +l 一 回 ハ パ 状 絶/命 って井をほれば/宮寅の身となるべし 水の番にして木性金性の人ハよし住所を求る/ことあるべし北の方にあた 免/上/断 不/動/尊 とり/二十八日 っかひ日/むまひつじさる/とりいぬゐ きらひ日/ねうしとら/うたっミ よき方/ひつじさる大吉/西南いぬゐ あしき方/うしとら/たつミ/北 此卦にあたる年ハ悦びあるとし也何事をのぞミてもよし/位高き事望ミて よし然ども離党巽の三ツとて大事/の卦也慈悲善根をなしてよし本番金な るゆへ水性/土性ハよし木性火性ハわろし家屋敷につきて公/事さたを云 こと有ベし堪忍すベし五性ともに/妻子につきくらうあり但刀脇差を求て よし其/外よろづっ、しミてよし尤何事も此方より云出/す事あし、口論 お あらそひ出来たがるとし也/心得て諸事ひかへてよし 艮 正月/十二月 絶/体 土の番なれパ金性火性ハよし絶体なれども事/によるべし水性木性わろし 喧嘩口論公事/沙汰つ冶しむべし衣類を失ふ事有然ども運ハよし 震 一 一 月 絶/命 木の番にして諸事じゃうじゆする月也水性火性/殊によしそせうのぞミ事 かなふベし出家/ハとりわけでよろし 巽 三月/四月 遊/魂 へ出て一しほ大事/なり万心しづまりてよし信心すベし 水の番にして木性金性の人ハよし火性土性の/人ハあし益病事あるべし旅 離 天/医 五月 火の番にて木性火性ハよし水土性ハあし﹀/親類に病人有べししかし大病 ならず思ハざる/酒食にあふ月なるべし 六月/七月 坤 福/徳 土の番にして火性金性ハ殊更よし酒食に足て/富貴なる月なりよろづさい ハひあり但し/神のとがめあり慎むべし 党 人月 遊/年 下人につきくぜっ/あり女につききづかひわづらひあるべし 金の番にして土水性ハよしよき妥をもとめ/又よき下人をか、ゆベし但し 乾 九月/十月 生/家 宏 金の香にして万事大事なり奉公人ハ主人より/おんしやうにあひ其外諸人 ともにさいハひある/月なり女ハはらむべし 吹 十一月 禍/害 水の番にして木金性ハよし住処につき/よき事あり子に付ちかひをたつる 事有ベし/女ハ月の難有盗賊のなん心得ベし 乾/皆/連 人/幡/大/菩/薩 っかひ日/うしとらう/とりいぬゐ いぬゐ/十五日 きらひ日/ねたつミ/むまひつじきる よき方/うしとらう/とりいぬゐ あしき方/北南たつ/ミひつじさる 此卦にあたる年ハ心正直なれパ取分天の加護あり/乾ハ健にしてつよくす こやかなりといへどもおごる心有/パわろし金の香なれパ水性土性ハよし さいし又ハ下人につきくらうあるべし 金性半育也商/半吉也貴人より禄を得年也人に物を施てよし火性木性/ハ 良 正月/十二月 福/徳 此月ハ土の番にして金火性ハ殊によし何事にも/仕合よき有也望事叶ひ福 徳心のま﹀にきたると/いへどもおごる心あればものをうしなふ 震 天/医 一 一 月 木の香にして水火性ハよし出家ハ寺を/もつベし女ハはらむ事あるべしし かしふた/子の恐れあり神仏をまつりてよし 巽 三月/四月 禍/害 B l h 水の番にして木性金性ハよししかれども/海川舟馬の上を慎べし旅へいづ ること悪し/病事あるべし 離 五月 絶/命 火の番なるゆへ土性木性火性ハよし金性/水性ハわろしさいしにはなる か煩らふ事/あるべし又衣類をやくかすべてあしき月也 坤 六月/七月 絶/体 土の番なるゆへ金性火性ハよき事もあり/農人ハ団地につきてこうろん有 ベし住所/に付公事ぎた有ベし万つ﹀しむべし 免 人月 生/家 金の番にして水性土性ハとりわけよし/家を求る事有其外望事叶ふ奉公人 ハ妥/を求め加増を得べし又心ひがむ事有ベし 乾 九月 遊/年 火の番にして木土火性ハよし奉公人ハ心持正/からざれパ浪人する事有又 心持正しくハよき/主取すベし但病気の恐あるべし 攻 十月/十一月 遊/魂 水の番にて金土性ハよし海河を慎ベし/妻子にわづらひあり住所かハるか 盗人の/なん有ベし信心すべし 攻/中/連 千/手/観/音 ね/十七日 っかひ日/ねうしとら/うたっミ きらひ日/むまひつじさる/とりいぬゐ g : よき方/、つ大吉たつ/ミねうし/とら あしき方/むまひつじさる/とりいぬゐ 此卦にあたるとしハ五性ともに大事の年也よく/\慎ミ万/惰心あるべか らず 位有人ハ位さがり身上よき人もおと/ろふる年也信心して慎パ望ミ事叶べ し貴人より恵を諮る事あり商事よし此卦水なる故土性火性悪し/木性金性 の人ハよし水性もよし併海川の難慎むべし 艮 正月/十二月 天/医 此月ハ土の番にて金性火性ハよし水性木性ハ/悪し土ハ半吉也諸人にしら る﹀事有酒食集る/又煩ふ事あり又道具をうしなふ事有ベし 二月 震 福/徳 木の番也火性水性ハ殊によし万福有ベし/女ハはらむ也出家ハ寺をもっベ し望事ハ/かなふ月なり信心してよし 国持 三月/四月 生/家 木の香にて火性水性ハ大によし旅をする/こ﹀ろありゆきてよし又家をや ぷる事/あり女ハわづらひをつ﹀しむべし 離 五月 絶/体 火の番にして土性木性ハくるしからず水性金性/ハあしく衣類をやくか火 災にあふかもしくハ/やけどする事有ベし随分火を大切にすべし 六月/七月 坤 絶/命 土の番にして火性金性ハ絶命なれともよし/住所をもとむる事ありさりな がら喧/嘩こうろんを慎べし其外さハりあり " 1 免 人月 禍/害 金の番にして水性土性ハ少しょし火性木/性悪しなべかまをわる事有べし 又かなものを/求べからず其外家内に付くぜつを慎ベし 乾 九月/十月 遊/魂 火の番にして土性木性ハよし水性金性ハ悪し/盗人にあふこと有ベし用心 すベしまたハ/病難のきたる事あるべし 攻 十一月 遊/年 水の香にて金性木性ハよし火性土性ハ/あし﹀奉公人ハ浪人する事有ベし 住処/かハる事あるべし 艮/土/連 虚/空/蔵/菩薩 うしとら/十三日 っかひ日/うしとらひっじ/さるいぬゐ きらひ日/たつミう/とりむまね 吉方/うしとらさる/ひつじいぬゐ あしき方/たつミう/むまね 此卦の本番生家にて五性とも利得ある年也然共親/兄弟に付てくらうする 事有べしおごらされパ仕合よし/すべて失物の用心すべし何事も気をせく べからず物事/十分にすべからず妻をむかへ又家屋鋪をもとめ又は/家督 を受る事有べし然し多欲をふかく慎ベし 良 正月/十二月 遊/年 土の番にして火性金性ハよし我より目高/人の気に入て仕合よし油断すべ からず失物を/用心すべし望事ハおそくしてもかなふなり 震 8 l 遊/魂 一τ月 木の番にして水性火性ハよし男女ともに/こんれひの沙汰あるべしいんよ くハ慎べし/油断あらパ公事ざた盗難つ﹀しむべし 巽 三月/四月 水の番にて金性木性ハよし水性わろし頓死/する事有養生してよし又人と 絶/命 妻を/あらそふ事有何れ難有付き也用心すベL 離 五月 禍/害 火の番にして木土性ハよし水金性ハわろし/火難の恐を慎用心すべし又子 のわづらふ/事あるべし信心してよし 六月/七月 坤 生/家 ハ親子わかる﹀/こと有べし衣類をうしなふ事も有ベし 土の番にして金火性ハよし土性もよし水木性/ハわろし子と不和に成か又 党 八月 金の香にして水土性ハくるしからず火木性ハ/わろし失物女難のうれひあ 絶/体 り慎べししかし/力となる人多かるべし 乾 天/医 九月/十月 水の番にして木金性ハよし火土性ハわろし/住処のかハる事あるべし女ハ はらむ月なり/男女とも二心いでくる事有べし慎べし 攻 十一月 福/徳 <O 品 金の香にして水土性の人ハ大によし奉公人ハ主/人の気に入ベし諸事望事 叶ふベししかし/俵物をぬすまる﹀かしゅもつを煩ふベし 震/下/連 文/殊/菩/薩 っかひ日/うむまゐ/いぬね う/二十五日 きらひ日/たつミひつじ/さるとらうし よき方/いぬゐよし/むまう半吉 あしき方/うしとら/たつミ/ひつじさる 此卦にあたる年ハ身上よく成住所きハまり万事望ミ/かなひ威勢有て名高 く諸人にうやまハれ仕合よき/年なり併商売替べからず神仏を信心すれば に付公事ぎた有べしふかく慎ベし 諸願成就/すベし火性水性ハよし木性もよし奉公人は身上かハり/商売筋 良 正月/十二月 土の番にして火金性ハよし木水性ハわろし/ぬす人にあふ事あるべしいん 遊/魂 よくを慎ベし また/しゅもつをわつらふ事有ベし慎ベし 畳居 一 一 月 遊/年 よろづっ﹀しミ/てよし諸事よき事多き月なる故なり 木の番にして火水性よし木性ハ半よしなり/その余ハわろし此月にあたり 巽 三月/四月 絶/体 水の番にて金木性ハよし火性ハわろし武士ハ/あやうき事有ベし旅をして わろし舟川/を慎むべし盗なん用心すベし 五月 離 0 吋 生/家 火の番にして火土木性ハよし水金性ハ悪し/けんくハこうろん火災をつ︾ しむべし親兄弟/につき心づかひなる事出来るべし 坤 禍/害 六月/七月 土の番にして火金性ハよし木水性ハわろし/住所につきあらそひ有べし武 士ハ手がらを/して名を顕す月なり信心して万よし 党 八月 絶/命 金の香にして水土性ハよし火木性ハわろし/出家ハ経書物を得俗ハたから を得武士ハよき/名作のかたなを得る也しかし病の気遣あり 乾 九月/十月 天/医 金の番にて五性ともに前に同じ病気の/さハり多ししかれともやうじゃう をなさパ/本ぷくもはやかるべし信心すべし 攻 福/徳 十一月 水の番にして木金性ハ殊によし住処を出る/ことあり妻子につきくら、つあ るべし又ハ/美安をもとむること有ベし 巽/下/段 普/賢/菩/薩 たつミ/二十四日 っかひ日/たつミむま/ひつじさるね きらひ日/うしとらう/とりいぬゐ よき方/たつミむま/ひつじさるね あしき方/うしとらう/とりいぬゐ 此卦にあたる年ハ住処にはなる冶か病の愁有ベし/離党巽の三の内なれパ − 大事也万ひかへめにしてよし/奉公人ハ主人へ忠節の心あつければ加増を ~ 得る年也/不奉公なれパ身をうしなふ也此卦水なるゆへ木金性ハ/よし火 土性ハわろし商ひ事よし信心して随意なるべし 正月/十二月 艮 絶/命 し損有月/なりたダし害物を求る月なり 土の番にして火金性ハよし水木性ハわろし/剣難を慎べしうせ物心得てよ 震 二月 木の番にして火水性よし其余はわろし/下人に縄をかくる事有ベし又庭木 絶/体 枯る/事有べし万事愁事有ベし慎ベし 一一一月/四月 巽 遊/年 水の番にて木金性ハよし土火性ハわろし/水性よし入製となるか人の家督 となる事/有しかししたしき者にも敵となる事有ベし 離 五月 福/徳 火の番にて土木性よし水金性わろし万事/損失多し火難を慎ベしのぞミ事 ハ叶ふ/月なれハ心を正しくまもるべし 坤 六月/七月 天/医 土の番にて火金性ハよし水木性ハわろし/ふくちうをわづらふ事有ベし又 住処をやぷる/事有又もとむる幸も有て損徳まち/\也 党 八月 遊/魂 金の香にて水土性よし火木性ハわろし/万事のぞミ事ハ叶ベしなるほどよ き/月なりしかし盗人の用心すべし ; : 3 乾 九月/十月 禍/害 金の番にて水土性よし外ハ前におなじ/けんくわこうろんをつ︾しむべし 殊さら/いぬゐのかたのくぜつをつ﹀しむべし 攻 十一月 生/家 水の番にて木金性ハよし土火性ハあし主/盗人にあふか人にだまさる‘事 有ベし衣類/など分而ふんしつ用心すベし υ 注 伊藤孝行︵二O 一四︶翻刻﹃万代大雑書古今大成﹄︵五︶、﹁北海道大学留 学生センター紀要﹂十人、一一 O 一一一六頁 w 吋 J o u r n a lo ft h eI n t e r n a t i o n a lS t u d e n tC e n t e rH o k k a i d oU n i v e r s i t yN o . 1 9( 2 0 1 5 ) R e p r i n t i n g : 目 “B a n d a iO z a s s y oK o k o nT a i s e i ” (6 ) ITOTakayuki T h i sp a p e rp r e s e n t sap a r to ft h eb o o ke n t i t l e d“B a n d a iO z a s s y oKokon 1 8 3 7 1 8 5 8 ) ,r e w n t t e n T a i s e i " ,w h i c hwasf i r s ti s s u e di nt h eTenpoP e r i o d( i np r e s e n t d a yJ a p a n e s e[ c h a r a c t e r s ] .I ti sag u i d ebookd e s c r i b i n gt h e p a r t i c u l a r so fd a i l yl i f ea tt h el i m e .I tr a n g e sw i d e l yo v e rmanyt h e m e s , fromt r a d i t i o n a lc u s t o m sa n da s t r o l o g y ,t ot h ep o i n t st on o t ei nnammg c h i l d r e n .A l t h o u g h“ B a n d a iO z a s s y oKokonT a i s e i "i sap r i n t e db o o k ,and h a shad ar e v i s e de d i t i o ni s s u e di nt h eM e i j ip e r i o d ,i th a sn o tb e e n t r a n s l a t e di n t omodernc h a r a c t e r sb e f o r et ot h ea u t h o r ' sk n o w l e d g e . As 』 o n eo ft h es o u r c e so fmodernJ a p a n e s ea n da l s oa sam a t e r i a ld e s c n b i n g J a p a n e s emannersa n dc u s t o m so ft h ep a s t .i ti so fi n d i s p u t a b l ev a l u e . An a b s t r a c tfromt h eb en k ,t o g e t h e rw i t ht h et i t l e ,c o l o p h o na n dp r e f a c e .a r e r e p r o d u c e dh e r e . 一74
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