2016 年 5 月 15 日 重度障害支援ネットはりま 第 2 回研修会にいらしたみなさんへ 有限会社しぇあーど NPO 法人地域生活を考えよーかい 李 国本 修慈 今回はけっこう近く(と思う)に位置しながら意外に行くことの無かった(振り返ると姫路 駅周辺に降り立つのは高校卒業後以来??30 年以上振りのようです^^;)姫路に行けることと なりまして大変喜んでいます。 「姫路」と言えば、官兵衛さんや姫路城を連想しますが(伊丹 は有岡城と荒木村重さんの地だったりで因縁があるように思ったりです)、食いしん坊な私 は「姫路おでん」や「焼きアナゴ」をイメージしちゃいまして、この機会に美味しいモノ を食べて帰りたいと思ったり、お土産はやっぱり「塩見饅頭」かしら?と色々思いを巡らせ ています(おススメのお土産があれば教えてくださいね^^;)。 なんのこっちゃですが、今回は私なんぞが皆さんの前でお話しすることになり申し訳な いような(たぶんくだらない駄洒落を駆使してしまったり)、ご期待に応えられるかしら?と 心配なんですが、とりあえず私あるいは私たちがやっていること、やってきたこと、それ 以上に私たちが関わらせていただいています彼女や彼等のコトをお伝えしながらみなさん といろんなコトを考えていければと思っています。 今回のテーマと言いますか、お話しの名目は「みんながご機嫌に暮らせるために」とい うことで、私たちが日頃行っている楽しい (見方によってはくだらなかったりですが^^;)あ れこれを感じてもらいつつ、それでもやっぱり「しんどい」ことや「辛い・苦しい」こと もある訳で、そんなことも交えつつ、それでもやっぱりみんなが笑顔でいたいなー、とい うようなことを感じ合えればと願っています。 少し、私自身のことを振り返ると 1990 年代頃に見た様々なモノ(例えば入院生活だとか 入所生活の有り様)に当時青年だった私(今は後期中年??ですが)は少なからず衝撃を受けま して、何か「おもろいこと」(私が勝手に思う、ですが)ができまいか?と考えながら始めて みました。具体的には入院中や入所中の方々を連れ出して一緒に遊びに行く…といったよ うなことで、その後 2000 年に事業として「地域共生スペースぷりぱ」という名(当時は法 人格はなく任意団体で現在は NPO 法人を経て社会福祉法人)で活動を開始しました。その 際に思ったことは「潜在化していたニーズ」(とでも言うのでしょうか)はこれほどまでにあ るんや…ということ(2 年程で利用希望される方が 300 名程になったり等々)でしたが、今(と いうか、その後=2003 年の支援費制度が開始になった以降の頃からですが^^;)思うのは「あ の頃は(の方が)良かったなぁ~(お爺風^^;)」ということです。 あれから 15 年以上が経ち、在宅医療だとか、 「小児在宅医療」なんぞという言葉も浸透 しつつ、いわゆる「サービス」基盤だとか資源は増えたのでしょうが、 「豊かさ」(真の、本 当の、という意味での)、特に少数派といわれてしまう方々のそれはどうなんだろうか?とい うことを感じずにはいられません(ね…と、同意を求めてみます^^;)。 さて、しぇあーど(私どもは営利法人である「有限会社しぇあーど」と「特定非営利活動 法人地域生活を考えよーかい」という 2 つの法人で事業及び活動を行っています)では様々 な事業を行っているのですが、当時(2003 年、あるいは 2000 年以前のことを指します)のよ うな「あなたとわたし」の関係性がどんどん薄れてしまい(当たり前だといわれる「利用者」 と「事業者」の関係となってしまった、といいますか目指した訳ですが)、少なくとも私た ちの周辺では様々な生き難さが新たに増えるという状況が見受けられます(もちろん良くな った点もあるのですが…)。 2010 年以降は、やっぱり「もっとおもろく」ということで新たな拠点(こうのいけスペー ス)を作り、日夜宴会に勤しんでいます^^;(一応、研修等もしっかりやっています)。ご機嫌 に過ごすために…、いろんなコトを考えていきたいものです。 とは言うものの移り変わる制度の有り様に振り回されたり、気付かぬうちに彼女・彼等 をそれら(法制度のみ)に嵌め込んでいったりという感が拭えない昨今(どころか 10 数年)、特 に医療ニーズが高いとされる方々や重症児といわれる子どもさんたちとご家族の生き難 さ・暮らしにくさは依然として(変化しつつ、より厳しく)在り続けているようにも感じる中、 そういった(いわれてしまう)方々と共に「ご機嫌に」を目指し続けている(ほとんどいけて ませんが…)ところです。 と、あたりまえに重症児・者といわれる方々のみではなく、様々な生き難さ・暮らし難 さを負わされた方々と (「と」が大切だと思います^^;)のこと、更にそういわれる方々全て が「重症児の」 「重心の」 「障害者の」ではなく、 「その人の(○○さんの)」 「その人にとって の」という視点を欠かさないようにと、支援者といわれる方々のみでなく全ての方々に望 みたいところです。そして全ての方々の「存在の価値」や一人一人の「社会的はたらき」(ま さに私たちが実感してきたモノ)を明確にしていきたいものです。 今回みなさんと考えていきたいことは「決める」ということ、例えば「計画相談」だと か「意思決定支援」だとか。そのことは「解らない」あるいは「解り難い」コトを如何に 捉えていくのか、ということ。先にも記しました存在=「居る(おる)」ことの意味だとか。 そんなコト等をおぼろげにでも感じ合えればと思っています。 2025 年問題等という言葉も関心を集めている中、国としての対策・対応以外(以上)に大 切にしたい(すべき)ことをみなさんと確認したいものです。更に「無益な治療」論等が徐々 に拡が(っていると思われ)る中、繰り返しになりますが、存在=命の価値、 「居る(おる)」こ との意味を考え続けていきたいものです。 そんなんで、5 月 15 日がみなさんにとって、ご機嫌な 1 日になっていることを期待しつ つ(この原稿を書いているのは、なんと 4 月 18 日です、〆切が 4 月 16 日だったので^^;) み なさんとの出会いを大切にしたいと思います。私、山歩きも大好きで(と言いますか、歩い た後のビールが楽しみで^^;)ぜひ書写山や有乳山、播磨アルプス等を歩いてみたいもんです。 ご一緒してくれる方、大募集です^^;。とにかくなにより、ありがとうございます。 地域生活を考えよーかい http://www.kangaeyo-kai.net/ 重度障害支援ネットはりま 第2回研修会 みんながご機嫌に暮らせるために 2016年5月15日(日) 姫路市立書写養護学校 体育館 有限会社しぇあーど NPO法人地域生活を考えよーかい 李 国本 修慈 1990年代の活動から ノーマライゼーションだとか社会福祉基礎構造改革だとかの中で 2000年9月に「地域共生スペースぷりぱ」 1時間1,000円でなんでも、だとか、 あたりまえに24時間、だとか、 365日、だとか、 制度、レスパイト、生活支援、 等の言葉と、その意味、だとか、、、 介護保険、その後の支援費制度、 振り返ると・・・ 2003年4月 支援費制度が始まった年 有限会社しぇあーど NPO法人地域生活を考えよーかい 営利法人と特定非営利活動法人のふたつの法人 しぇあーどで、 居宅介護、訪問看護、移動支援、日中一時、短期入所、相談支援等々・・・ 2015年4月からは「児童発達支援」「放課後等デイ」を・・・ 地域生活を考えよーかいで、 自費サービス、送迎事業、研究、イベント開催、拠点解放等の事業を・・・ 2010年9月に新拠点オープン 敷地面積374㎡ 約113坪 快い、気分が良い、いい気分、快調、好調、心地良い、気持 ちが良い、晴れ晴れ(晴れやか)、・・・ 弾む気持ち、ウキウキ、ルンルン、ランラン、ノリノリ、天にも 昇る、嬉しい、幸せな気分、歓喜の絶頂、天にも昇る気持ち、 夢見心地、舞い上がるような気分、無上の喜び、満悦、 嬉々・喜々、ハッピー、etc・・・ 活き活きと生きるということ ①新鮮で生気があふれているさま。 「 -した目」 「 -(と)描写する」 ②元気で,活気のあるさま。 「 -(と)した表情」 Weblio辞書より 居る(おる)ということ 地域住民の一員として、 その中に居るということ 地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと 障害者権利条約第3条(抜粋) みんながご機嫌に・・・ 誰もが暮らせる地域を 息すること、生きることの意味だとか、 彼等の「力」、「はたらき」だとか そんなんで^^;; ご清聴ありがとうございましたっ!!! http://www.kangaeyo-kai.net/
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