平成 28 年5月 13 日 記 者 発 表 資 料 知事への新茶「 初夏の訪れを告げる 」の贈呈 おいしいお茶が今年も採れました。 「足柄茶」は、大正 12 年の関東大震災により大きな被害を受けた産業復興策と して、現在の足柄上郡山北町に導入され、現在では県西部から北部の丹沢・箱根 山麓を中心に約259ha 栽培されています。収穫された茶葉は農家で一次加工さ れた後、株式会社神奈川県農協茶業センターで味や香りを引き立て、形を整える ための仕上げ加工を経て、神奈川県の統一銘柄「足柄茶」となります。 今年は例年に比べ一番茶の生育が早く進み、4月 22 日には茶摘みが始まりまし た。お茶本来の香りとうまみを引き出す「浅蒸し製法」により加工された足柄茶 は、味と香りの優れた新茶となり、5月上旬より茶業センターに併設された直売 所や県内の大型直売センターなどで販売が開始されています。 おいしいお茶が無事できあがった感謝の意を込めるとともに、多くの県民に積 極的に「足柄茶」を飲んでいただきたいとの気持ちを込めて、本年度の新茶を知 事に贈ることになりましたので、お知らせします。 1 日時:平 成28年 5 月19日( 木) 11:35~11:45 2 場所:知 事室 3 内容:知 事への 新 茶 「足柄 茶」の 贈 呈 4 贈呈者 (株)神奈川県農協茶業センター(足柄上郡山北町川西691-7) 代表取締役専務 佐藤 美己 代表取締役次期専務候補 福野 学 生産者代表 細谷 善国 営業課長 守屋 孝治 (問い合わせ先) 神奈川県環境農政局農政部農業振興課 課長 石井 電話 045-210-4420 生産振興グループ 井上 電話 045-210-4427 県内における茶生産 参考資 料 1 本 県 茶 生産の特徴 ・丹沢や箱根山麓一帯の気候・風土がお茶の生産に適し、良質な茶を生産できることから、 県 西 、県 央 地 域 の中 山 間 地 を中 心 に、味 と香 りの「 」として県 民 に親 しまれている。 最 近 では、愛 川 町 、中 井 町 、開 成 町 等 で機 械 化 栽 培 が可 能 な平 坦 地 を中 心 に 、新 たな 産地育成も徐々に進んでいる。 ・「足 柄 茶 」は、平 成 4年 に県 「かながわブランド」に選 定 された他 、平 成 18年 に食 品 産 業 センターの地域食品ブランド制度「本場の本物 ※ 」の認定を受け、平成 19年には県内農産 物で初めて地域団体 商標に登録された。また、かながわの名産 100選にも選ばれている。 ※その土地土地において伝統的に培われた「本場」の製法で、地域特有の食材などの厳選原料を用いて「本物」の 味をつくり続ける、そんな製造者の【原料】と【製法】へのこだわりの証となる。 ・安 全 ・安 心 な茶 の生 産 を図 るため、平 成 23年 度 から足 柄 茶 GAP( Good Agricultural Practice 農業生産工 程管理)の取組みを進めています。 【茶 栽 培 面積 (平成 27年)】 都道府県 静岡 鹿児島 三重 京都 福岡 神奈川 全国 栽 培 面 積順 位 1 2 3 4 5 18 - 栽 培 面 積 (ha) 17,800 8,610 3,040 1,580 1,560 259 44,000 農林水産統計 2 ( 株 ) 神 奈 川県農協茶業センター ・県 内の荒茶 工場 で作 られた荒 茶を一元集 荷 、仕上 げ加 工し、統 一ブランド名 「足 柄茶 」 で販売している。これは全国でも珍しく、生産者の安定経営に寄与している。 ・平成21年度に品質マネジメントシステムであるISO9001を取得し、消費者に安全安心な足柄茶 を供給し、PDCAサイクルの下に業務改善を進める体制を整えた。 ・センターに併設された直売所は「未病いやしの里の駅」に登録され、お茶の抗酸化作用、抗が ん作用、生活習慣病予防などの健康を保つ働きを活かした、未病を治すスポットとしても位置づ けられています。 ・平成27年度から足柄茶を使用したリシール缶の「ほうじ茶」とティーバックの「箱根山麓紅茶」の 販売を開始した。「ほうじ茶」は、深い香りとほんのりした甘みが特徴で、「箱根山麓紅茶」は、苦味 が少なく、うまみがあり、飲みやすいのが特徴。 【茶業センターの年間荒茶取扱量】 年 度 H17 H22 H23 H24 H25 H26 H27 取 扱 量 (t) 182 185 98 148 130 123 115 *H23は荒茶製造数量 左:「ほうじ茶」、右:「箱根山麓紅茶」
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